第242話 ちゃん
霧降りの里の隠密、ヒースタが洞窟を訪れた。
洞窟に戻ってきてから、数日経っている。
完全武装なのはいつものことながら、どことなく緊張しているように見える。
「君、何かやったのか」
開口一番、ヒースタは不審げに問いかけてきた。
「さて。何かあったか?」
「つい先日まであれだけ殺気立っていた連中が、急に掌を返したように和平の提案をしてきた。ついでに、その締結の場には君を同席させろときた。……君が関わっていないと考える方が難しい」
まあ、そうなるよな。
何も知らないムーブは流石にできなさそうだ。
「あー。ただ生憎、俺も腑に落ちてはいないんだ。戦っていたら急に、攻撃を中止すると言われてな」
「それで?」
「実力が拮抗してたんで、その場は双方退いた。一応その時、俺の存在が計算外だったから撤退するようなことは言われた。本当かは怪しいけどな」
「……ところで、メックスは?」
「その話をしておきたかった。メックスはその、実力が拮抗していた奴に殺されてな」
キスティに、死に化粧を施した生首を持って来させる。
「メックスだ。すまんが、頭しか持って帰っては来れなかった。里にお返しする」
「……メックス……」
ヒースタはしばらく、呆然とメックスを眺めた後、頭を撫でるようにしながら、生首を検分した。
「間違いなく、メックスだ。その、メックスを殺したというやつは……」
「傭兵団の関係者だが、どうやらその雇い主の……クダル家?の戦士のようだぞ」
「クダル家の首輪か。どんなやつだ」
「……教えても良いが、和平の場で暗殺とかしないだろうな?」
ヒースタを見ると、目が合った。
そのまま10秒ほど、目を逸らさずにいた。
「いいだろう。ヨーヨー君の迷惑になるような下手な事はしない」
いや、もうちょっと安心できる答えを返して貰いたいものだが。
「少なくとも、和平の場で面倒事を起こすな。それが条件だ」
「無論だ。元より私は隠密だぞ。そんな明るい場で事を起こさない」
「まあ、いいだろ。しかしアンタ、メックスとそんなに仲が良かったのか?」
「そうでもない。だが、里の仲間だ」
「ふぅん。まあいいや、俺が戦ったのは、汚い感じの犬頭だ」
「犬頭……。アード族か?」
「いや、分からん」
そもそもアード族が分からん。
この辺じゃメジャーな種族なんだろうか。あの野良犬みたいな感じの人種。
「色は?」
「体毛か? クリーム色と、茶色が混じっている感じだな」
「ふむ。得物は?」
「長剣。ああ、あと防具らしい防具を着けていなかった」
「なるほど。……雲かもしれない」
「雲?」
「あだ名だ。捉えどころがない感じの、アード族の男性。傭兵団のお目付け役としては、上位の方だと考えられてる」
「そうは見えなかったけどな、喋り方軽薄だったし」
あ、でも自分なら傭兵団を止められるっていうくらいだから、偉い人ムーブは出てたか。
「しかし、想定外の戦力があったからといって、こうも簡単に掌を返すものか……?」
「それは俺が聞きたいくらいだ。まあ、あっちも斥候を潰されて、困ってたってことじゃないの」
「結局メックスの言っていたことが、正しかったのかもしれない」
「言っていたこと? あぁ、なんか慎重意見を言ってハブられてたんだっけ」
「メックスが君に話したのか?」
「触りだけな。詳しくは聞いてない」
「……。メックスはどうやって死んだのか、詳しく聞いても良いか」
「別に良いが、先に教えてくれ。和平はいつになるんだ? 俺がやっとくことはあるのか」
「受けるかどうか、まだ定かではない。まずは待ってくれ」
「受けない可能性があるのか」
「決めるのは里長だ。私達はその判断に従うのみ」
「アンタの見立てじゃ、受ける可能性は高いのか?」
「さあな」
答えてくれる気はなさそうだ。
決裂したら、ここを離れる準備もしておかなきゃな。
不信を招くだろうし、できればやりたくはないが。
その後、メックスの最期について、知る限りを話した。
最期の瞬間は別れていたから、それほど詳しい話が出来たわけではない。
その日は、ヒースタはメックスの生首と一緒に去っていった。
しばらくまた待機と思っていたが、翌日には再度訪問があった。
***************************
「明日、正門前の広間にて、傭兵団と会談する。君にも同席してもらう」
今度は開口一番、話が進んだことを一方的に伝えられた。
「つまり、里は和平の呼びかけに応じると」
「そうとは限らん」
「違うのか?」
「あくまで会談だ。だが、その流れで和平の約定を交わす可能性も高い」
「留保付きで合意しているって感じか? 決裂したら、そのまま戦闘に巻き込まれるんじゃないだろうな」
俺も同席させられるんだ。
あまり危険なことに巻き込まないでほしい。
「安心しろ、話し合いの場を攻撃するのはご法度だ。それに万が一荒事にれば、門の上から援護を受けることができる我々の方が有利だ。敵も、そうそう攻撃には移らないだろう」
むしろ不安なのは、里の連中の暴走だがな。
俺ごと攻撃でもしだしたら、今度は寝返ってやるぞ。
「パーティメンバーは連れてって良いのか?」
「構わない。席に着けるのは2人ほどだろうが」
2人か。
俺ともう1人だ。サーシャか、キスティかなあ。
こういう場の経験がありそうなのはキスティか。
「俺は座ってりゃいいだけか? 何か、お決まりの文句があったりするのか」
「座っていれば良い。流れによっては質問があるかもしれないが、正直に答えてくれて良い」
「質問?」
面接は苦手なんだが。
「証人として同席して貰う形だからね。里との契約内容なんかは訊かれるかもしれない」
「正直に話して良いんだよな」
「ああ。報酬と引き換えに、里の助太刀をしたということで問題ないはずだ。義心から助太刀したとか言い出された方が困る。中立の第三者にならないから」
「ああ、なるほど」
ヒースタは、俺が義心から助太刀したとは思っていないこともよく分かったぞ。
まあ、間違ってないけどな。
あくまで金の関係で雇われただけの存在だから、どっちにも偏っていない第三者として辛うじて認められるってことか。
「居るだけなら、まあ良いが」
このままずっとズルズルと抗争に付き合うより、スパッと和平してくれた方が話が早い。
流れで預かっている、小鬼族の子どもジグも押しつけ……いや、里に渡せるしな。
同じクダル家被害者の会として良い感じに扱ってくれることを願うが、そこまで首を突っ込むことでもない。
ヒースタが帰った後、仲間内で作戦会議をしておく。
全員連れていってもいいが、もしも交渉決裂した場合が非常に面倒くさい。そうなったら、里から寝返る可能性もゼロではないし、どっちが敵になるか分からんというのがややこしい。
そこで、この洞窟に留守番する組と、俺に同行する組に分けることにする。
同行するのはキスティ、そしてアカイトだ。
留守番組はこの辺りに罠を張りまくる。
里が敵に回ると場所が知られているので、いつでも逃げ出せる用意はしておく。
この近辺で合流地点をいくつか決めておいて、少しでも動きがあればそのどこかに逃げておく。
で、合流したか、一定期間が過ぎたら一旦、探査艦の方に戻ることに。
何事もなく終わってくれると良いんだが。
万が一拗れて撤退するとなったら、里に預ける気満々だったジグをどうするか、という問題が生じるが。
そうなったらそれで、考えるとしよう。
ちなみに同じく返却予定だったアカイトは、なんか付いてくる気満々なのでどうするか。
あ、そういえば保護したラキット族の女性もいたな。
どうしよう。どうしよう。面倒ごとが一杯だ。
……どうか、和平が無事に済みますように。
***************************
空には白い雲が浮かぶが、雲間から覗く太陽は照りつけるようだ。
比較的涼しいこの辺の気温にしては珍しく、日本の夏のような湿気を伴った、懐かしいうだるような暑さ。
その日差しが木々の屋根から漏れる広間の一角に、時代劇で見た日本の陣幕のように布で仕切られた場所があった。
陣幕と違うのは、背が低く周りから見渡せるようになっていることだ。
仕切りの意味がないが、これは物理的な仕切りではなく、ここの中が「会談会場」であることを示す、暗黙の仕切りなのだろう。
俺がヒースタに連れられて到着した頃には、既に準備は住み、その周囲を傭兵団の団員らしき武装した人間が遠巻きにしていた。
まだ、陣幕の中には人が数人しかいない。
場所は正門からそう離れておらず、門の上には里の人間らしき影も見える。
なるほど、傭兵団が里の参加者を攻撃したら、門の上から狙撃されるわけだ。
そういう配置にして、双方の抑止力にしてるのだろう。
というか、この設営は傭兵団がしたのだろうか、里の方が用意したのだろうか。
まだ戦が続いている状況の中で、幕を張る作業をしている想像をすると、シュールである。
「貴方が、ヨーヨーさんかしら?」
陣幕の中で、既に着席していた人物。
日に照らされた肌は緑色で、黒目のみの目。
緑肌族の女性から声を掛けられた。
「いかにも。貴女は?」
「霧降りの里の長を務めている、パピーです。この度は色々、お世話になったそうですね」
名前は可愛いが、しわの刻まれた緑色の肌が、柔和な微笑をたたえる女性の苦労を感じさせる。
馬鹿に丁寧だな、というのが最初の印象だった。
「力及ばず、味方に犠牲が出てしまったことを謝罪する」
「メックスですね」
「失礼だが、関係は?」
どっちも緑肌族。
そして辺境の里の狭い世界だ。
血縁関係がある可能性は高い。
「里の仲間という関係に尽きます。しかし私の親族であっても、気になさらないで下さい。戦とはそういうものです。メックスは、気高く散ったと聞いています」
「ああ。最期まで里のことを真剣に考えていた」
まあ、最期のシーンは見てないのだが。色々彼なりに考えていたようだから、そういうことにしておこう。
「彼は里の誇りです。決して忘れることはないでしょう」
頷いて返す。
にしても、里長のイメージ、ちょっと想像と違うな。
侵略者に対して敢然と立ち向かっている、武張ったイメージだったが。
「本日は、立会人まで引き受けていただき、感謝します」
「……里から請け負った任務の一環だと思っている」
だから報酬ありきなんだぜ、と暗に主張してみる。
なるべく恩を売っておいて、ジグとかの件も宜しく引き受けて欲しい。
「ところで、ヨーヨー殿はその、ヘルメットは被ったまま?」
あ、そういえば。
身元が怪しく、顔も見えない証人はアウトかな?
「いえ、失礼を言いました。そのままが良ければ、そのままで」
え、良いの?
と思ったが、何か良さそうなので鷹揚に頷いておく。
「ところでヨーヨーさんは、主信している神様などはおありなのかしら?」
「……」
主に信仰している神、ということだろうか?
この世界の宗教は「主神はステータスを創った神」という点で共通しているものの、戦士は戦の神ズルを大事にしていたりとか、そういった偏りは存在する。
それを尋ねられているのだろうか。
いや、無宗教ですと言いかけて、口を噤む。
この世界では不自然すぎるかもしれない。
何と答えれば良いのか。
「……白き神を」
「白き、神?」
「ああ、まあ、気にしないでくれ。主に信仰していると言うほどのことはない」
白ガキのことが浮かんだので口に出してしまったが、却って怪しいか。
うーん。ミスった。
流れの傭兵なら、戦の神とでも言っとけば良かったか。
「そう、ですか。南方ではそのような神が信仰されているのですね」
「南? そうではないと思うが」
「失礼を。白き神は寡聞にして聞かないのですが、ご出身地はどちらなのですか?」
「……遠き地だ」
この世界の出身地はキュレス王国北部ということになりそうだが、それを言うと余計に不審だ。
ミステリアスなキャラで通すしかあるまいて。
「まあ。ご無礼を」
「いや、構わない」
しかし、なんで南方出身だと思われたのだろうな。
そんなやり取りを終えた頃に、俺から見て右に着席していた里長の対面に、別の集団が現れた。
巨躯を屈めながら入り口の幕を通る、おそらくエート族の中年男性。そしてこの前見たばかりの汚れた犬顔の男に、フードを深く被った人物。
そして、明らかに1人だけ挙動不審で、陣幕に蹴つまづいて転びそうになっている人間族の男。
「待たせたな」
エート族の男が、里長に向かって低い声を掛けた。
「いいえ。このような場を用意いただき、感謝しかございませんわ」
「……ああ。儂がポロード団の長、ポロードだ」
団長さん、自分の名前が団名だったのか。
まあ、そう珍しいことでもないか。
「私が霧降りの里の長、パピーです。横にいらっしゃる方はどなたかしら?」
「アード族のヒュレオ殿と、霧族のマッチ殿だ。いずれも、団のお客人である。たまたま、クダル家とも懇意にしているそうでな。証人というわけではないが、丁度良いと思ってな」
「なるほど、たまたまですか。それは嬉しいご配慮です」
ニコニコと温かい笑顔で言うパピー里長。
これは俺でも分かる、嫌味だ。
「此度は、両者の間で不毛な争いを止め、手を取り合うために参った。里長のご賛同に感謝する」
「ご賛同できるかどうかは、お話次第ですが、是非手を取り合う未来を見たいものですわ」
「……こちらの提示した約定案は、検討して貰えたか?」
「ええ、もちろん。急ぐことはございませんわ。この場は命のやり取りをするわけではないのですもの。腰を落ち着けて参りましょう」
「ああ」
お互いに不信感のようなものは漂わせながら、しかし表面上穏やかに、話し合いが始まった。
儀礼的なやり取りがひと段落すると、最初に踏み込んだのは里長の方だった。
「以前、和平の提案をした際はけんもほろろでしたわね。今回は、何故風向きが変わりましたの?」
「事情が変わったのだ」
「詳しく伺っても? もちろん良き変化は歓迎したいのですが、心が分からねば安心できぬものなのです」
団長は、隣の犬顔、アード族のヒュレオをチラリと見やってから、もごもごと話し始める。
「誤解もあった。儂らはキュンバーの里には良くして貰ってきた。その襲撃に、そなたらが関わっていたという話があったのだ」
「まあ。そのようなこと。ですが、今までそのように尋ねられたことはありませんでしたよ?」
「儂らは当事者ではないからな。しかし、思い込みでつい、強く当たってしまったことを謝罪する」
「思い込みで、私どもの仲間を殺したと仰るの?」
「いや! あくまで、和平の提案をすぐに受けなかった理由だ。今回の紛争と直接関係のあることではない」
「そうでしたの。そもそも、キュンバーの件はモク家とクダル家のすれ違いと聞き及んでいますわ。私どもにその矛先を向けられても、困ってしまいますわ」
「誤解のせいで和平の場に着くのが遅れたことは、謝罪しよう」
「謝罪を受け入れましょう。今日の場は、過去の諍いを水に流して、未来を見るための場ですもの。いじわるに聞こえてしまっていたら、ごめんなさいね」
「……感謝する」
団長は軽く頭を下げた。
どこか、我慢しているように見えるが。
優勢に攻撃していた側がこれだけ下手に出るのも、クダル家のお目付役の顔を立てているからだろうか。
犬顔こと、アード族のヒュレオを思わず見ると、その視線に気づいたヒュレオが笑顔で手を振った。
スルーしておく。
「それで、最初に私どもの里に属する狩人がそちらの団員を襲ったなどという話は、誤解が解けましたの?」
「……その点は未だに不明なことが多い。少なくとも、双方が殺し合ったことは明白だろう。だが、どちらが原因にしろ、十分に血を流した。これ以上の争いは無用と思うが、どうかね」
「ええ。主張に隔たりはあれど、矛を収めるという点に相違はありませんわ」
「そうか」
とりあえず和平の線で話を進めることは確認されたようだ。
だが、本番はここからか。
話は具体的な条件に移っていく。
細かい条件はあれども、肝になる約定は絞られる。
まず、双方賠償などはなし。ポロード団は今後10年間、霧降りの里に対する故意の攻撃を含む依頼を受けない。対して霧降りの里は今後10年間、モク家とクダル家の間の紛争に関わらない。
つまり、実質的にクダル家が突きつけた条件は「恭順まではしなくても、少なくとも敵対はするな」なのだろう。
細かい条件でやり合いがありつつ、話は進んでいった。
ちょっと眠くなってきた俺に話が飛んできたのは、突然だった。
たまに口を挟む程度の参加者であった、ポロード団の客人、霧族のマッチが、条件交渉の最後に急に発言を求めたのだ。
「追加の約定を提案したい」
「マッチ殿?」
動揺した声を発したのは、ポロード団長の方だった。
「立会人の、ヨーヨーと言ったか。そちらの御仁との専属契約があるなら解除し、その有無にかかわらず、今後専属の契約を結ばないという条件だ」
「……俺?」
間抜けな俺の声が静寂に広がる。
「マッチさん。それはどういう意味かしら?」
「言った通りである。そちらは専属契約を結んでいるのか?」
「……契約状況は開示するものではありませんが、良いでしょう。仮に専属契約があれば解除し、今後専属では契約しません」
「ならば良い」
……まあ専属契約してないしな。
俺の意思は?と思うが、あくまで契約してはいけないという義務は里に課されるものだから、俺の意思は関係ないのか。
「あー、いーかい? そっちのヨーヨーちゃんの関係で言うと、ラキット族なんだけど」
軽い調子で割り込んできたのは、アード族のヒュレオ。
「ええ、聞いていますわ」
「うん。ラキット族のことは、色々と不運が重なったけど、コソコソ悪事してた団員はコイツ」
ヒュレオが指で指したのは、ずっと居心地悪そうに座っていた人間族の男。
「コイツは団から解雇したし、今後クダル家に関わらないようにするから。それで、ヨーヨーちゃんもパピーちゃんも許してね」
「……責任は、その男に全てあると?」
呆気に取られた様子ながら、絞り出す里長。
パピーちゃんて。
「そーとは言わないけどさあ。オレらはラキット族とそっちの里との協力関係も知らなかったし、これを機に気を付けるってんで許してよ。ってーハナシ」
「……ラキット族のことは、ラキット族に聞きませんと」
「じゃ、ラキット族がオッケーって言えばパピーちゃんは許してくれるってことね! オッケーオッケー」
ヒュレオはぐるんと、こっちに顔を向けた。
「ヨーヨーちゃんはどうよ?」
「別に、俺はラキット族への悪事をやめてくれれば、過去の責任とかはどうでも良いが」
「オッケオッケ。この男は、どうしてくれてもいーからさ。ヨーヨーちゃんからも、クダル家が謝ってたって伝えといてよ」
一応、他の人はお目付役の2人が表向きはクデン家の人間ではないように取り繕っていたと思うのだが、このヒュレオという男だけは意に介した様子はない。大人物なのか、馬鹿なのか。両方か。
「……一応知り合いのラキット族には言っておく」
「ありがとねー」
主犯の男は好きにしていいらしいから、一応アカイトに意見は聞いてみるとしよう。
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