第180話 ローブ
ピローペ達が、一斉に動きを止めた。そして、イスタの方に向き直る。
ぶぶぶぶぶ……
羽根を高速で動かしだし、イスタの方に移動する。
そこで今度は、草むらからキスティが飛び出る。
うがああああ!
雄叫びというより、咆哮のような声が響く。
狂化してるのかと思ったが、それにしては慎重な足運びだ。
気合いを入れただけかな。
グリュウ虫らしき魔物が、相変わらず奥の高い位置にいる。
ピローぺは、奥から同数くらい出てきている。
全部で10体か。
草むらを飛び出し、「盗人の正義」発動。
右掌で魔力を練り、背を向けるピローペどもの中心あたりに放り込む。
放物線を描いたラーヴァフローが破裂しながら降り注ぐ。
これ、そろそろなんか名付けたいな。
ラーヴァボンバー? なんかカッコ悪いな。
ラーヴァストライク。これでいいか。
「虫ども、よそ見してんじゃないぞ!」
チラリと魔力を確認。
今のラーヴァストライクで、10くらい減っている。
が、見ているタイミングで、1数値が回復した。
さすがに10体くらい敵がいれば、効果あるな。「盗人の正義」。
キィというラーヴァストライクをかぶった数体の叫び声は聞こえたが、倒れ伏せた個体はいない。
手前にいるピローぺに剣を向ける。
こちらを振り向いたピローペは、ハサミを持ち上げて臨戦態勢をとる。
もう一発、用意していたノーマルラーヴァフローを浴びせると、ギィギィと濁った叫び声を上げながら苦しんだ。
一瞬、『剣士』に付け替え、ピローぺの首を斬る。
少しの抵抗感はあったが、強撃を発動した攻撃はあっさりとピローぺの頭を胴体から分離させた。
さて、次…むっ!!
不快な圧力を感じ、思わず身体が強張る。
動けないほどではないが、なんだろう。
魔物狩りを始めたばかりのときのような緊張感が走る。
気持ちを落ち着かせながら、『愚者』をセットすると、すっと身体の強張りが解けたのが分かった。
「キスティ、イスタ!」
少し先にいるキスティは、問題なくピローぺの頭を貫くところだった。
さらに奥にいるイスタは…座り込んでいる。
だが、槍は手放さずに、ピローぺに向けている。
もう一体のピローぺが接近するが、その胴体に矢が立つ。それだけでは討ち取れなかったようだが、続いて胸のあたりを射られると弾き飛ばされるようにピローぺが倒れた。
「があああ!」
キスティがまた槍を振るが、空中に飛び上がったピローぺには届かない。
そのピローぺに、後ろから炎弾を浴びせる。
ギキイィィ……
「キスティ、付いて来い!」
「ぐがああ!」
まだ左右から迫るピローぺはいるが、無視してグリュウ虫を目指す。
奥で、他のピローぺ3体に護られるようにしてホバリングしている。
身体強化で地を蹴る力を強化し、一気に距離を詰める。
魔力をチラリと確認。多少減っているが、まだ半分以上ある。問題ない。
近付くピローぺの攻撃をすかしながら、炎弾を浴びせて通り過ぎる。
処理はキスティが何とかしてくれるはず。
かなり近付いたところで、足元の気配に違和感。
飛び上がり、エアプレッシャーで二段ジャンプ。
下を見ると、四つ脚にカブトムシみたいな角を生やした小型の魔物が、空振りしていた。
周囲には同じ魔物が数体。
「新手か」
面倒だ、このまま突っ込むか。
エアプレッシャーで強引に引力に逆らい、もう一段ジャンプ。
ピローぺが迎撃に向かってきたところでエアプレッシャーしたので、置き去りにできた。
体勢を崩した俺と、こちらを向く向こうの大将。グリュウ虫が空中で対峙する。
頭はトゲトゲというか、触覚のようなものを無数に生やした形をしていて、眼や口はない。
その代わり、胴体部分のあちこちに虫の複眼のような模様がある。どれかが本物の眼なのか、あるいは全て眼なのだろうか。
近くで見ると、なかなかのキモさ。消毒しよう。
「消毒の時間だーーっ!」
炎弾を浴びせるが、敵の直前で透明な壁にぶつかり、霧散する。
「おらあ!」
魔剣に体重を乗せ、強引に突く。
硬いものに当たった手応え。もう一度エアプレッシャーをかまして、背後に回りながらもう一閃。
これにも手応えがあるも、砕けた感触がして、少しだけ剣が虫の頭をなぞった。
「チッ、硬い!!」
落下するこちらと対照的に、グリュウ虫は高度を上げる。護衛のピローぺたちが向かってきている。
落としきれなかったか。
追撃として、ラーヴァフローを準備する。
と、そこでグリュウ虫の頭部に、ストンッという音とともに矢が立った。
受け身を取りながら、落下の衝撃を逃す。
上を見ると、グリュウ虫が体勢を崩して、落ちてきている。そこで先程のカブトムシっぽい角を持った四つ脚が近寄ってきたので、炎弾で蹴散らす。
「おっ」
もう一度見上げた頃には、グリュウ虫の胴体には何本もの矢が生えていた。
落ちてくるグリュウ虫に、念のためラーヴァフローを準備する。
ドサッと地に堕ち、動かないことを確認して、魔力を切った。
護衛のピローぺは、どこかに飛び去ってしまった。虫望がないな、おまえ。
「死んでる、な。一応切っとくか」
身体強化しながら、グリュウ虫の頭部と胴体を切って分離させる。
ピローぺよりは格段に硬かったが、動かぬ的だったので苦労なく切れた。異形の頭部から切り離された胴体部分の断面からは、どす黒い液がこぽこぽと流れ出してきた。うーん、キモい。
他の仲間を確認すると、いずれも戦闘終了していた。
そこらじゅうにピローぺの死骸が転がり、それを槍で突いたりしている。
「キスティ。無事か?」
「ぐううう……」
まだ狂化しているようだが、状況把握はできているらしい。
ピローぺの死骸を突き刺しながら、一箇所にまとめようとしているように見える。
イスタは少し離れているが、周りの死骸が本当に動かないことが分かると、へたり込んだ。
「イスタ、まだ休むなよ。死骸をまとめて、魔石を取れ」
「あ、うん」
そうこうしているうちに、サーシャたちが合流してきた。
「サーシャ。援護、助かったぞ」
「ピローぺはそれほど脅威になりませんでしたから。問題ありません」
「グリュウ虫は流石に硬かったな……」
空中で、エアプレッシャー自己使用をして飛び上がるのは、慣れてきたが問題もある。
魔力消費がバカにならないのだ。
体感だが、空中で連続ジャンプをかますたびに、より多くの魔力が必要な気がする。
今回は「盗人の正義」もあって魔力消費を節約できたので、多段活用できた。
数の多い群れを狩るときには、かなり有用なスキルになりそうだ。
「今回は何もせんかったな」
ミヅカが斧を担いで呟く。
「ご主人様。結果的には圧倒できましたが、やはり寡兵で戦うのは怖いですね。イスタさんとミヅカさんがいなければ、手が回らなかったかもしれません」
サーシャは深刻そうな表情をしている。
自分たちだけだったら、どうなっていたかを冷静に振り返っているようだ。まじめだ。
「そうだな…。キスティを護りに残したとしたら、攻め手は俺だけだ。なかなか群れ相手は難しいな。せめて、前衛がもう1人は欲しい」
またどこかの護衛隊にでも潜り込むか、このまま気ままに進むならメンバーを増やしたいところだ。
しばらくはイスタを使えそうだが、仲間にする気はないし、イスタも独立が目的なのだから、どっかでは別れるだろう。
金もあるし、砂の都で戦闘奴隷でも探すかね。
俺がそんなことを考えているうちに、ミヅカ仕切りで魔物の解体が進んでいた。
ピローぺは魔石があったりなかったりするらしく、しかも場所も不定だという。頭や胴体を探ってみて、なかったら捨てておく。
あとははさみを切り取る。
その用途はなんと、食用だ。
はさみ部分はそれなりに美味で、砂漠のカニとして王侯貴族も食うという伝統的食材らしい。
まじか。
たしかに、ハサミ部分だけを見れば虫要素もなく、美味そうかもしれない。知らないって幸せだな。
「ご主人様、さっそく今晩はカニ料理ですね」
「……そう、だな」
この世界の女子は、虫料理に忌避感はないのか?
ないのか。
そうか。
途中で出てきた、カブトムシっぽい角がある魔物は、3体ほど狩っていた。
こいつは魔石を持ち、角が素材になるらしいので剥ぎ取る。
そして、大将格のグリュウ虫だ。
なんと、頭部はまるまる素材として売れるらしい。
頭部の中には黒い魔石もあり、これは闇属性の魔石だというから売らずに取っておく。
闇って地味に珍しいからな。
胴体も、眼の部分が素材になるらしいが、あまり高くはないようだ。
安い割に保存が大変らしいので、今回はスルーすることにした。
「カニのハサミは置いといて、今回の収穫は闇の魔石がメインか」
「なかなかの大きさだ。売れば、銀貨10枚以上はするのではないか? そのように大きくて真球の闇玉は貴重だし、金貨物かも」
ミヅカが魔石を見ながら感心したように言う。
ぬぬ、その手には乗らんぞ。
金にするのも良いが、そろそろアカーネの古木の魔石が残り少ない。次の切り札を作らねばならん。
「それより、分配はどうする? この闇魔石はもらうが」
「異論ない。今回は私は何もしていないからな。イストに、ピローぺの魔石を何個かやってくれ」
それなら遠慮なく。
結果、ピローぺの死体8体から出てきた、6個の魔石のうち2つを分け与えた。
ヨーヨーパーティは、ピローぺ魔石4つ。カブトムシの角の魔物の角部と魔石3つ。そしてグリュウ虫の魔石と頭部を獲得した。
ピローぺのハサミ(8体分、16個)はサーシャに預けられ、料理の素材となる模様。わーい……。
カブトムシの角の魔物は、ビェシェという魔物だとミヅカが解説してくれた。
これは南部に広く生息するらしく、キスティも知っている様子だった。
地下に潜み、獲物が通り掛かったところを角で挟み込んだり、突き刺して狩るのだという。
見た目はちょっと弱そうだが、不意を突かれたり数が多かったりすると結構厄介らしい。
見た目よりも力が強く、こいつにやられて負傷する戦士は後を立たないという。
結局、ビェシェがグリュウ虫とたまたま居合わせたのか、支配されていたのかはナゾだ。
場所的に、おそらく軍団に組み込まれていた気はする。
ひととおり素材を剥いだので、残りを埋めて再び直進する。
途中、小さな魔物と遭遇することはあったが、その後は大きな戦闘はなくミザ・シトリに帰還したのであった。
***************************
ミザ・シトリの宿で、リッカと再会する。
すっかり無口になったしまった行商人妻を受け渡して事情を説明すると、絶句していた。
「…」
「どうした。こいつは使えそうか?」
「はっ、いえ。あ、いやいや。はい、使えると思います。それにしても、フリィ夫妻が旅人狩りの協力者とは……」
「付き合いがあったのか?」
「いえ、特には。ただ、情報収集した範囲では怪しい部分がなかったものですから。ヨーヨーさんたちにも、危ない思いをさせてしまったようですね」
「いや、依頼は俺が受けると決めたことだからな。気にするな」
「はい、すみません。たしかに、この件は使えそうですね。ただ、本家に連絡だけ入れて、我々は早めに発った方が良いかもしれません。どう波及するか、読み切れません」
「ん? こいつの身柄はどうする」
「太守に引き渡します。まあ、太守までグルの場合が少し厄介ですが…その場合は太守への警告と考えましょうか」
「なるほど。えー、あと、リッカたちも一緒に行くのか? この件もあって、イスタに付き合っている場合じゃないんじゃ?」
「どちらにせよ、この先の街でも同じことをしますからね。問題ありませんよ。なんといっても、後続が来ますしね」
「あれ、よくそんな余裕があるな?」
ただでさえ少数精鋭の戦士家なのだ。
こんな国境地帯のゴタゴタに手を取られていては、手が回らなくなるんじゃないか。
そんなことを思っていることを察してなのか、リッカが続けた。
「村を確保した後、ブラグ家ゆかりの一門が集まってきまして。増員のお願いをしたところだったんです」
「ほー」
勝ち馬に乗るやつが出てきたってことかね。
「波及ってことは、俺らを狙ってくることも考えられるか」
「ええ、なくはありません。可能性は高くありませんが」
「分かった。案内人はどこに行ったか分かるか」
「ええ。馴染みの同じ酒場に顔を出しますから、捕まえるのは簡単ですよ」
「よし、なら明日にも出よう。ただ、素材類を換金したいな」
「今後お付き合いをする予定の、素性の明るい商会を紹介しましょう。一応、グラニスは避けますか……」
「ん?」
「グラニス連合商会という大手の商会というか、行商人の組合のようなものですが。フリィ夫妻とも取引があったようなので。まさかグルとは思いませんが」
「何故グルではないと?」
「大手の商会が、このような中途半端な犯罪に手を貸しても仕方ありませんから。特にグラニスは、キュレス王国にも所属員がいる組織ですからね。国際問題になりかねませんよ」
「組織の人間が、バレないように関与している可能性もあるが、まあ言い出したらキリがないか」
「そうですね」
どっちにしろ、そのグラニスって商会とは関係ないところを紹介してもらえるようだし。
「まあ、明日紹介を頼む。そいつの引き渡しに俺はいた方がいいか?」
行商人妻を目線で見やる。相変わらず、生気を失ったような無表情で座っている。
「いえ、不要です。明日にも引き渡しに行きますよ。あと、案内人への連絡もやっておきましょう」
「お、助かる」
今日はとりあえず、ゆっくりできそうだ。
今回は1泊だけの遠征だったが、急展開もあって気疲れした。
寝不足でもあるし、明日に備えて早めに寝るとする。
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次の日、目を覚ますともう昼であった。
昼過ぎにはリッカと合流して、素材の売却先を紹介してもらうことになっている。
その足で街を発つので、装備もフルで着けなくちゃならん。
「お目覚めですか」
「サーシャ。アカーネとキスティはどうした?」
ベッドのうえでぼーっとしていると、鎧を身につけたサーシャが服を手にして入ってきた。
「アカーネは隣の部屋で寝てますよ。キスティは、下で素振りです」
「そうか」
貴重なオフの時間くらい、しっかり休めば良いのに。
キスティは真面目だなあ。
「アカーネは寝坊だな」
「いえ。一度起きて、3人で買い出しに行きましたから」
「…そうか」
どうやらひと仕事した後らしい。
一番寝たのは間違いなく俺だ。
「危ないことはなかったか?」
「治安の悪くない市場を聞いておりましたから、大丈夫だと判断しました。ドンちゃんを置いていったので、ご主人様も安全だと考えたのですが」
「む、まあ俺は大丈夫だろう」
寝込みを襲われても、逃げるくらいはできそう。
気づくことすらできない手練れなら、サーシャたちがいても防げると思わないし。
「状況が微妙ですから、街から出るまでは少し警戒度を上げましょう」
「出たら出たで、旅人狩りやら魔物やらがいるしな。まったく、気が抜けん」
ぐっすり昼まで寝過ごしといて、言うセリフじゃないか。
まあ、いい。
「リッカさんからは、ご主人様が起きたら、門の前に来るように言われました」
「お、なんだ。叩き起こしてくれて良かったのに…」
サーシャに手伝ってもらいながら、武装していく。
鎧下に厚紙の入った旅人の服を着て、胸当てをつける。肩や手甲のパーツを繋げ、草摺の部分を結び直す。脚の防具は最後だ。
硬い靴というのも慣れなかったが、流石に違和感なく歩けるようになってきた。
とはいっても、関節部以外が全て金属になっているような、ガチのグリーブはまだ歩きにくい。鉄板が入った、旅をする傭兵用のブーツを愛用している。
「これをどうぞ」
サーシャが、何やら大きな布みたいなものを差し出してきた。
広げてみる。
いくつか穴が空いていて、被れそうだ。
「……マント、いやローブか」
「はい」
「前にも一度、安物のマントを買ってみたことはあったよな」
「ええ。あまり使い勝手の良い物ではありませんでした。しかし今回は、サイズと効果も鑑みて良いものを買えました」
「金はどうした?」
「食費をお渡しになったでしょう」
「ああ、食費で買えたのか。安いなあ。後で払うから、値段を数えておけ」
「かしこまりました。どうぞ、着てみてください」
ローブに腕を通す。
体の前の部分は開いている形状で、紐で閉じるタイプ。
かなりゆったりとしていて、膝のあたりまで隠してくれる。
「ちょうどいいな」
「はい」
色は濃い緑色で、魔法使いみたいなローブだ。
この怪しいローブの外見に、一皮剥くとおどろおどろしいマスク。
また一歩、不審者への道を邁進してしまっている。
「効果と言っていたが?」
「素材が、魔力をよく通すそうです。後は、若干の保温機能」
「保温か」
「熱を逃さないという意味の保温ではなく、本当に一定の温度に保つそうです。魔力を流せば、ですが」
「そりゃすごい」
「魔力が必要なのと、調整機能も少しなので、気持ち適温に近付けてくれるだけですが」
「ほお」
「なかなかの掘り出し物のようでしたので。ご指示を仰ぐべきでしたが、申し訳ありません」
「いや、ある程度有用だと思ったものは自由に買っても良いぞ。食材のようにな」
「……畏まりました」
どうやら、朝市に出かけたサーシャたちが、露天で掘り出し物を発見して購入したようだ。
あー、一応魔導品みたいだから、アカーネが興味を持ったのかな? あり得る。
値段を聞くと、全員分で銀貨1枚だったらしい。
かなり値切ったようだが。
どこかの戦士団の横流し品というのがキスティの見立てらしいが、魔力が必要なこともあって、売れ残っていたとか。
「しかし、魔力か。俺、サーシャ、アカーネは大丈夫だろうが」
「キスティにも、訓練を兼ねて使ってもらいましょう。今後、彼女が魔道具を使う可能性もあるわけですから」
「まあ、そうだな。サーシャ、教えられるか?」
「はい。アカーネと相談します」
サーシャも自分のローブを被った。
なるほど、サイズもぴったりのものを選んだらしい。
フードもサイズに余裕があり、影になって表情が分からなくなっている。
俺だけじゃなく、パーティごと怪しさが抑え切れなくなってきたな……?
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