第118話 長年のお仲間と別れられた

「あらーん、どこかで見た顔ね?」

「お久しぶりです」

「サーシャちゃん、だったかしら。……そちらの怪しい人はもしかして、ヨーヨーちゃん?」


おっと、またマスクを脱ぎ忘れていた。


「……。しばらくぶりだな。相変わらず悪趣味な入り口だ」


ギンギラと光る魔道具を一面に貼り付けた看板が目印の魔道具店『テレの刃店』だ。

オネェの店長が特徴的すぎて、流石の俺もしっかり記憶にあった。そしてここの鍛冶長は、俺の愛剣に色々な機能を追加してくれた職人だ。まだ盗難対策なんかは発動した機会はないが。


「そちらの娘さんは……あら~? そういうこと?」

「どういうことだ。普通に新しいメンバーだ、こう見えても『魔具士』でな」


アカーネも店に連れてきた。店長はアレだが、魔道具店に連れてきたら勉強になるだろうと誘ったら、文字通り尻尾を振る勢いで承諾したのだ。


「はじめまして! アカーネっていいます」

「あら、良く見るとなかなかカワユイ娘ね~、やるわねぇ」

「あのっ、表にあった魔道具はこの店で作っているんですか!?」

「ええ、そうよぉ。アイデアはオーナーや私、で職人衆が形にしてくれるの」

「あのっ、あの魔石4つ嵌める奴は、どういう回路で動作してるんですか?」

「ふぅん……確かに話せるみたいねぇ。少し借りるけどいいかしら?」


オネェがこちらを向いてそう言ってきたので、許可してやる。だが必ず返せよ!


「ちょ~ど行詰まってる企画があってね。第三者の意見を聞きたかったのよね」

「うわぁ、この魔石の磨き方もキレイ……」


2人の世界に入ってしまったので、そっちは放置してサーシャと2人で店員さんを見付けて話し掛けた。

前に来たときにいたエプロンさんは、今日はお休みだそうだ。

……なんでも産休だとか。


「今日はあのイカつい鍛冶長はいないのか? 魔剣の件で折角だから色々相談したいこともあったんだがな」

「あの~、鍛冶長も、嫁さんとお子さんの様子が気になるのかと……」


ん?


「まさか、エプロンさんの旦那ってあの親父か!?」

「えっと、まあ、はい」


なんてこった。

そこはかとない犯罪の匂いが……いや、俺とアカーネほどではないな。しかし、なんてこった。


しかし、すごく今更ではあるが……まだ名前を知らないんだよなぁ、俺。

店員に訊いてみると、オネェ店長が「ハニェト」、鍛冶長が「ゴンゾレス」、エプロンさんが「ピニ」さんというらしい。ゴンゾレスだけ、すげぇしっくりくるわ。


とりあえず魔剣からメンテナンスに出す。

いつも手許に置いている得物がなくなると、違和感が大きい。今襲撃されると、ちょっと困る。一応、代わりの剣を貰って腰に差しておくつもりではあるが。

万が一戦闘になったら、魔銃をメイン武器にして対処するしかあるまい。

鍛冶長が付けてくれた自動修復機能もあるのだが、それ自体が緩んでいたら意味がないのでたまにはメンテナンスに出してやらないとな。テーバで酷使をしてきたのだし。


……金があるうちに、サーシャの武器もそろそろ新調すべきかな。


「なあ、魔剣みたいに、弓で魔道具化したものとかって、あるか?」

「ええ、ございますよ。良くあるものですと、魔力を流すと引く力を補助してくれるものですとか」

「ほお。魔石消費か?」

「いえ、自己魔力型もありますよ。どうしても、少し扱いが難しいのが難点ですけども」

「ふぅん……幾らくらいだ?」

「見ますか? 金貨2枚から3枚ほどしますが」


金貨2枚か……。ううむ、ううむ。

いや、まだ金貨9枚とか10枚とか言っている時点でこれくらい投資しておくか。うむ。


「見せてくれ」

「ご主人様、宜しいのですか?」

「そろそろサーシャの武器もボロくなってきたからな。必要な投資だ」

「有難うございます」

「ああまあ気にするな」


サーシャは丁寧にお辞儀をしてくれた。しかし却って、今からやーめたっとは言えなくなってしまったぞ。ええい、ここは一丁奮発して買おうじゃねえか。

サーシャと共に現物を見て、実際に引いてみながら品物を選ぶ。


機能を追加していくと青天井なのだが、そこはある程度のものに抑えて、あとはサーシャの身長や魔力の流し方にしっくりくるものを選別していった。金貨2枚銀貨12枚の出費。


ぬぅ……まあ、いいか。



しばらく待ってもアカーネが帰ってこないため、こちらから迎えに行く。

サーシャはしばらく新しい弓の試射をしているそうだ。


「そう、そこで腕をこうッッ! 分かる?」

「こう?」

「あら、やっぱりセンスあるじゃないの~?」


アカーネが妙な、ブーメランのようなものを持って投擲の真似事をしている。そのアカーネの後ろからオネェ店長が手取り足取り、何かを教えている。

中身がオネェじゃなかったらブチ切れていい案件ではなかろうか。


「……何してんだ?」

「あれヨーヨーちゃん、お迎えに来たの? ケナゲねぇ」

「ご主人さま、これスゴいですよ! 魔石粉を入れておくと魔力を飛ばせるんです!」

「ふぅん?」


アカーネが見せてくる物体を手に取って眺める。ブーメランだなあ。


「魔投棒ってやつね。ちょっと特殊なモデルだけれど」

「魔撃杖とはどう違うんだ?」

「どうって、設計思想? あくまで投擲具を、魔道具化しようとして出来たのが魔投棒かしらね。魔法に代替しようとしたのが、魔撃杖。何となく分かるかしら」


違う設計思想から魔力要素を突き詰めていったら、似た物が出来たってことかね?


「これ自体はそのまま武器としても使えるし、魔力波はオマケみたいなものと思えば良いわ。投擲技術と魔道具センスがないとまともに使えないの。でも、この子ならなかなか使えそうね」

「……で、いくらだ? それ」


今さっきサーシャの弓を新調したばかりで、また出費というのは気が進まないが。


「いいわ、これ、アゲる」

「は?」

「あら、いらないの?」

「いや、貰えるなら貰うが……どういう風の吹き回しだ?」


アカーネを見ると、期待した目でこちらを見ている。まあくれるなら貰うが、ここのオネェに借りを作るのもちょっとだけ怖い。


「面白そうな子だかららねぇ、それ売れ残りだし。その代わり、またこの街に寄ったら来なさい。その子を連れてね」

「それくらいなら、いいが……」

「気が引けるなら、ついでに魔石でも売っていきなさい。最近はいくらあっても足りないのよ」


今はそんなに持っていないが、余剰分はここで売っていくか。

それにしても、魔石不足なのか。ここなんて、テーバ地方に近いのだからいくらでも流れて来そうなものだが。


「最近は妙に値上がりしてるのよ。王軍が買い占めているっていう噂でね……。どこも苦労してるのよ」

「軍が……」


脳裏にチラリと、移動魔導砲台が浮かんでは消えた。

あれも魔石を食うという話だったが、あれだけでもあるまい。

同じような兵器を何個も動かしていたら、それが原因かもしれないが。


「まあ、この国を移動してれば何度も通りそうだからな、ここ。そのときは必ず寄ろう」

「お願いするわ~、ついでにお金持ちになったらもっと魔道具も買ってってねぇ。商売抜きでおすすめできるモノがいっぱいあるわよ!」

「金持ちになったらな」

「あら、もうそこそこ儲けてるンじゃないの? テーバに行く前よりも装備が豪華になってるし、あのエモンド一族に見込まれてるみたいだし、ね?」


このオネェ、ちゃっかり知っているらしい。どこからどう話がいったのやら。


「まだ駆け出しさ」

「意外とケンキョね。粗野な個人傭兵は多少力と金を付けたら調子乗るのが流儀ってものよ?」

「ははは、はた迷惑な流儀があったもんだな。いや、俺は自分がクズだと知っているからな」

「……ふぅん?」


オネェ店長は目を細めてヨーヨーをじっと見たが、それ以上何かそれに言及することはなかった。ふっと力を抜くと、「まぁ頑張んなさい」と笑って肩を軽く叩いた。

魔投棒……魔法ブーメランを宝物のように抱えるアカーネを引き取って、サーシャと合流する。宿に戻りがてら、アカーネにオネェ店長と何を話したかを聞くと、色々と魔法道具談義をしていたらしい。若くて情熱的なアカーネとの語りは、オネェの琴線に触れたらしい。

魔法ブーメランを貰っただけではなく、ポーションの作り方の基礎について軽く教わっていたとか。


ポーションかあ。

ゲームだと定番だよなぁ。要は、消耗品である魔道具化した薬品を指すようだ。

道具に魔導回路を組み込み定着させる魔剣のような魔道具とは異なり、それぞれの材料に魔力を合わせて一定の効果を発生させるという技術らしい。

それぞれ、全く別物と言えるくらい技術体系が分立しているという。アカーネはどちらにも興味がある様子だったが。


「今後アカーネがポーションを作れるようになれば、安心かな?」

「ポーションは消費期限があるものも多いですから、余剰品を売るようにするとお金に余裕が出来るかもしれませんね」

「……人に、う、売れるようなのはまだ全然無理!!」


アカーネが慌てて言っている。ま、今は金があるし、気長に成長してもらおう。



***************************



何といっても、年末だ。

街はちょっとしたお祭り騒ぎ。広場では人気の劇役者が人を集めて深夜公演のようなことをしていた。まあ、あれだな。カウントダウンライブ。どの世界でも人々のノリには似通ったところがある。


よく、海外に行くとカルチャーショックを受けるというが、俺の場合異世界ショックだ。これを超えるショックはそう多くあるまい。

その経験から言わせると、このカルチャーショックってのには2種類ある。

それまでの自分の常識とあまりに違っていて、世界はこんなに広く、多様だったのかという驚きが1つ。

もう1つが、こんなにも同じなのかという驚きだ。

矛盾するようだが、それが混在する。全く違く見える世界で、それでも同じようなことを考え、している人々。そのことへの驚きだ。


……などとカッコつけて考えてみたが、要はアレだ。

どこの世界でもお祭り好きの考えることは一緒だなぁ。

異世界に来て初めての年末、今日くらいは街に繰り出してみようかなどと考えていたが、ベッドでごろんしていたら普通に寝入ってしまった。



***************************



「……ん」


明るさを感じて、目を細めながら明ける。窓のカーテン代わりの木扉が外され、まぶしい日差しが眼を刺す。


「起きられましたか。もうお昼ですよ」

「サーシャ……いま何時だ?」

「お昼前1つです」


つまりは11時。かなり遅いなぁ。


「今日もまだ休みだよな……何するかなぁ」

「たまにはゆっくりするのもいいでしょう」

「まあな……でも宿屋にずっとってのも、な。市場でも見回ってみるか」

「では、そうしますか」


アカーネも散歩に誘ってみるが、昨日貰った魔道具をいじりたいらしい。不用意に扉を開けないよう言いつけて外出する。肌寒いが、今日は天気が良いので多少は寒さがやわらぐ。


「アカーネの分も、昼飯を買って帰るか」

「それが良いでしょう。あの子、放って置くと食事も抜いて魔道具をいじろうとしますから……」

「見た目美少女なのに、完全に行動がオタクだよな」

「オタ?」

「あー、趣味に埋没する人。劇役者とかに入れあげて散在するヤツとかいなかったか?」

「それはどこにでもいるでしょうね」

「そうか。まあ、そんな感じで、端から見ると不合理だったり不毛なんだが、本人は気にしていないみたいな……ん? オタクの説明とは何か違うな」


ま、どうでもいいか。

アカーネにはどんどんオタク化して、いや専門化してウチの金の生る美少女になってもらいたい。まだ自分で使ったことはあまりないのだが、ポーション需要はどこにでも一定数あって金になるようだからな。


「まあ、食事の前に何か市場でも見に行くか。サーシャ、何か行きたい所ある?」

「いえ。これと言って、は」


サーシャがやや不自然に言葉を切る。


「……なんだ?」

「いえ。……いえ。ご主人様、先日オリス商会の会頭と面談したときの話を仰っていましたよね」

「ああ。それがどうかしたか?」

「そこで、情報があったと思うのですが。商隊が近くまで来ているのであれば、新年の祝いに合わせてこの辺りで、何らかの催し物をしていてもおかしくありません」

「何? なにか聞いた……ああっ!」

「……」


サーシャのすまし顔を見ながら思い出しいていると、思い至った。

戦争奴隷を扱う一団が南方からこの付近まで北上してきているという情報。


「……なるほど、奴隷市か」

「見に行きますか?」

「……そうだな」


そうは言っても、戦争奴隷は割高だと言う。

買うとは限らないが、見てみるのは悪くない。



***************************



サーシャと2人で調べてみると、奴隷市はあった。というか、戦争奴隷をウリにした臨時オークションのようなものが2日後あたりにあって、それに向けた前市のようなものがまさに開催中である。

そちらでは、オークションで出す予定の奴隷を見せびらかしたり、裏ではオークションでは出さない奴隷につき普通に取引したりしているらしい。オークションというのも面白そうだが、この交易都市に集まっている商人達に、資金力で勝てるとは思えない。

それに、3日というと普通に護衛仕事なんだよなぁ。


なので、今日このまま前市で掘り出し物を探すことにした。


あまり期待せずに見に行こう。



奴隷市は、案外閑散としていた。

そこそこ客がいるにはいるのだが、露店のように並んでいるわけではなく、しっかりとした店舗を借りてお客が中に入っていくスタイルなのであまり、盛況という雰囲気は感じない。

商人達には劣るだろうとは言っても、何と言っても俺も金貨7枚以上の資産を保有する小金持ちである。堂々と商館に出入りして説明を受ける。

が、オークションまでは売買をしないというところもあり、不発。

次の店舗は、屈強な高レベル戦士を取りそろえた優良店……と自己紹介していたが、屈強な男とアマゾネスの集まりだったのでやんわりと辞退し退出した。


3点目は、やや儲かっていなさそうなテント張りの店舗に入店してみた。


「お客様、お探しの奴隷はどのようなもので?」


もみ手をする勢いで主人が対応する。

前の商館でもそうだったが、入室時に金貨1枚を預ける。もし不貞を働いたら没収され、何もなければ帰りに返されるというシステムだ。

つまり一時とはいえ、入るだけで金貨1枚をポンと渡せる人物でないと商談に移れない。商人の腰も低くなろうというものだ。


「戦闘のできる女奴隷を探している。出来れば条件等がないと嬉しいが」

「ご予算はいかほどでしょう?」

「……あまり余裕がなくてな。金貨3,4枚を考えているが」


そう答えると主人は露骨に顔色を変える。


「左様で御座いますか。失礼ですがお客様、女戦士で制限がない者となりますとお高くなるのがこの商売の常識。金貨3,4枚となりますと、街の商館をご利用された方が現実的では?」

「うむ……そうか。一応、商品を見ることは出来ないか?」

「……良いでしょう。おい、こちらのお客様が見学希望だ、案内しろ!」


後ろで待機する武装した筋肉質の男に引き継がれ、テントの裏に連れられる。

完全に商売相手として見られていない気がするぞ。


「……こちらです」


男に案内され、別のテントに通される。中は広々としていて、何人かの男女がこちらを一斉に見た。見れば、足首に重りのようなものが付けられている。逃亡防止か?

こんな分かりやすく奴隷な扱いを受けている奴隷を見るのは久しぶりかもな。


女も何人かいるが、総じてまぁアマゾネ……ちょっと待て。


「そこの後ろ向いてる長髪の女性。こちらを向いてくれるか」

「お客様」


男が何かを言いかけるが、女性は呼びかけに応じてこちらを向いた。


「……超絶美人だな」

「お客様。彼女は確かに人気が高いですが、問題があります」


こちらを振り向いた人物の容姿を表すとしたら、分かりやすいブロンド美女。

いや、いかにも日本人に人気が出そうな、可愛さをどこかに残した金髪美女、だろうか。

くせのある髪は腰まで伸びて、ちょうど頭のすぐ後ろのところで雑に括っている。服は簡素なロングスカートにTシャツだし、オシャレ要素はないのだが、それでも美人なのが隠し切れていない。いいな。


「問題?」

「いや、それが、その」


男がしどろもどろなので、主人を呼んできてもらう。


「お客様、この者が何か粗相を致しましたかな?」


主人は丁寧に様子を伺うが、その態度にはどこか下に見たような慇懃無礼さが垣間見える。

トラブルはゴメンだという心情が透けて見える。


「いや、そうではないが。彼女が気になるのだが、値段を教えてもらっても良いか?」

「ああ……お客様。あれは無理ですよ」

「無理? 売り物ではないということ?」

「いえ、そうではないのですが。彼女の値段は、今金貨9枚となります」

「おう……」


金貨9枚か。

あれ? サーシャに魔導弓を買う前だったら、買えてた?


「ご主人様」


サーシャが微妙な顔でこちらを見る。

まさか心の中を読んだわけではないだろう。逆に、散在しそうな主人をたしなめる感情なのかもしれない。


「流石に9枚は厳しいな。彼女は見目の美しさだけではなく、実力があると踏んだのだが」

「そうでございますか。実力者をお求めならば、あちらの男などどうでしょう? 今回の戦争では5人ほど敵を討ち取ったという、大変評判の男でございますよ」


見ると、ごつい男がギロリとこちらを睨み付ける。


「うーん、どうかな」


男に手を差し出す。「握れ」と言うと、男は不審そうにそれを握る。身体強化魔法を発動させて握り込む。


「……ッッ!!」


男が悶絶して倒れる。


「お客様、無体はいけませんな……」

「いや、すまん。実力を試していたんだが、パワー系ならば俺に勝てるくらいでないと」


主人が俺を見る目が少しだけ緩和した。


「お客様、その後様子ですと相当な高レベルでいらっしゃいますな? なぜ戦闘奴隷をお探しなのです? ……長年の、お仲間と別れられたのですかな?」


長年のお仲間と別れられた。

持って回った言い方からして、おそらく何かの暗喩か?

……この場合、文脈を考えれば仲間が死んだのか、と聞かれているのだろうか。


「まあ、そんなところだ。だが俺の求めるレベルの奴隷は高いかもしれんな。育てて使うとすると、丁度良い奴隷はいないか?」

「……戦闘能力の高い奴隷はもちろん居りますが、いささか値が」

「いいか、そこの御仁」


主人の話に割って入るハスキーな声。

出所は、先ほど見た金髪美人だ。


「……ヨーヨーだ」

「そうか、ヨーヨー殿。私は主人を殺そうとしたという過去がある」

「なっ!」


驚愕の声を上げたのは、商館の主人だった。


「商談中だぞ、黙れ!」

「しかし主人よ、このことを黙っておくのは奴隷法違反ではないか?」

「ぬけぬけと!」


主人と金髪美人が言い争いをはじめてしまった。

どういう状況だ?




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る