第97話 偽
「おめでとう」
ファイトマネー受け取りの時に、担当したおじさんからそう声をかけられ、ぎょっとする。辛うじて「あ、ありがとう」と返すことができた。
ここまで勝ち上がってくると、こういうこともあるようだ。
肝心の、受け取った金額は銀貨42枚。いきなり跳ね上がった。
詳細は聞かなかったのだが、額に驚いていたところ「人形遊びが相手だからね」と言われた。どうやら人気があるために賭けが盛り上がり、こうして俺に還元された様子。
ありがたい。
今日は試合はこれだけだ。次はたしか、また中一日の休みを挟む。
明日はピーターの試合があるらしいので、観戦にでも行くか。
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「ファイトマネーは銀貨40枚を超えてた。とりあえず、大会後の軍資金は確保できたかな」
「お~」
サーシャやテエワラたちと合流したのち、恒例のお疲れ会。隠すことでもないので、収入を報告する。
「やっぱりそこそこ儲かるねぇ」
「テエワラさんは何故出場しなかったのですか?」
テエワラとすっかり打ち解け始めたサーシャが質問する。
「あたしの戦い方は知っているだろう? 自分が矢面に立って戦うのは得意じゃないのさ」
「でも、テエワラさんくらいの腕があれば、何とか工夫できそうです」
「できないかと言われたら、できるかもしれないねぇ。でもまぁ、最初に負けたら赤字だから、そう考えるとリスキーだからね」
「テエワラはああ言っているが。シュエッセンはどうなんだ?」
「んん? わしは面倒くさいからじゃ。去年も一昨年も出たし、今年はのんびりしたろと思ったぜ」
「あんまり儲からなかったのか?」
「んんー、そこそこ。でも一撃離脱タイプだかんな、正面から火力タイプの魔法使いとやるとやり辛くてしょうがないぜ」
「自由型で出ようとかは思わなかったのか?」
「あー。思いもしなかったな~。自由型は『魔剣士』みたいな複合タイプとか、人形遊びみたいな変わったジョブのやつが出るもんだと思っとったぜ」
「戦い方を考えると、自由型に合ってそうな気もするんだけどな」
縦横無尽に動き回って遊撃する。自由型に求められるハデさを満たしているように思う。
「来年になったら出るか考えるぜ」とシュエッセンは宣言して、小さな手を器用に動かして食事を摂る。今日の飯代は奢ることにして、次の対戦相手の情報を教えてもらう。
といっても、ここでいったん対戦相手がシャッフルされる。
シャッフルするのは当日の朝らしいので、今できるのは勝ち残っている面子からヤバそうな相手の対策をしておくことだ。
現状でベスト8まで来ているので、あと3回勝てば優勝である。……マジか。
ちょっとだけ色気が出て来たが、さすがにベスト8ともなると強敵ばかり。
うち2人は、抽選会で見かけた逆ハー集団の男らしい。他に『戦芸団』から2人、テーバ戦士団から1人、外の戦士団から2人が勝ち残っているという。
「テーバの魔物狩りとしては残ってるの俺だけ?」
「そういうことになるな。今回は人形遊びの人気が高くてアウェーだったけんど、次からは応援される方が多いんじゃね?」
ありがたい、かな? 戦っている最中は歓声とか全然耳に入って来ないため、あんまり関係ないかもしれない。
気になるのは逆ハー集団。そこそこ有名な集団らしい。思った通り、女が男奴隷を集めて逆ハーを形成しているようだが、なんとあれで傭兵団だという。ただし、主人の女は戦わず、男が戦闘をする。
というか、もともと行商人のようなことをやっていたところ、優秀な戦闘奴隷が集まったので傭兵稼業も兼業するようになったとか。
どこぞの大商会とモメて、それでも乗り越えてきたやり手らしい。
そして傭兵稼業の一環として魔物狩りをはじめ、それが軌道に乗ったところで“本場”のテーバ地方に進出してきたと。
すげぇな。
ハーレム仲間というか、かなりの上手だった。
「一昨年から大会に出てるらしいぜ。わしは大して知らんけど」
「おい」
「仕方ないじゃん……」
シュエッセンはパンをつまみながら、出場する男が毎年変わっているらしいことや、去年の魔法の部で戦ったことなどをぽつりぽつりと語る。たぶん、去年は自由型に誰も出してもいなかったのではないかという。ならば情報がないのも分かる。
「テエワラはどうだ? 何か知らないか?」
「……ん? ごめん、こっちで話してたもんだから」
テエワラは従者組、というかアカーネと話し込んでいたようだ。アカーネが魔石を取り出して机に乗せている。アドバイスをもらっていたのだろうか。
「いや、あの……なんていったっけ?」
「オリス商会か?」
「そうそう、オリス商会の連中について情報ないか? ベスト8に2人残ってるらしいんだが」
「オリス? どこだっけ」
期待できなさそうだ。「あの、男奴隷を囲ってるとこ」と説明すると、「あの妙ちきりんな連中ね」という反応。肝心の情報は、あまり持っていなかった。
残っている男のうち1人が『魔剣士』らしいことだけ分かった。
「で、アカーネにアドバイスしてくれていたのか?」
「ああ、アドバイスってほどじゃないけどね。これでも色々魔道具は見てきたから」
「そうか、邪魔したな。アカーネ、話して良いぞ」
「うん」
テエワラを放流し、他の参加者の話に移す。
食事を終えて女衆の方に飛び立とうとするシュエッセンを押し留めつつ改めて話を聞いていく。
ここまで勝ち残っている者は流石に強そうで、勝ち目があるのか心配になってくる。特に『戦芸団』で残っている2人は優勝候補で、ちょっと太刀打ちできそうにない。
うち1人はジョブが判明している。『狩人』だ。まさかの非戦闘ジョブである。いや、戦闘に有用なスキルもあるので「準」戦闘ジョブとされているのだったろうか。
大会ではトリッキーな戦い方をするわけではなく、あくまで基本的な攻撃方法で、しかし上位に残ってくるのだという。すごい。弓での攻撃が正確で、近寄っても白兵戦が一流で、付け入る隙が無い。正統派な強さだ。
そういえば、弓使い系のジョブとは当たらなかったが、彼ともう1人、弓をメインに戦う者が勝ち残っている。『人形遊び』も弓を使っていたが、あれは完全にサブウェポン的な使い方だった。
物理的な性質の遠距離攻撃ということになるから、サンドウォールを練習しておくべきか。
テーバ戦士団からは『魔法使い』が1人。まさかと思うが、あのつんつん頭じゃないよな?
他所の戦士団からの出場者は1人が先ほども挙げた弓使いで、もう1人が素手で戦う格闘家っぽい戦い方のやつらしい。
ほんとに色々居すぎて、どこに焦点を絞って対策したら良いのかが分からん。
午後はシュエッセンは相棒の元に向かい、テエワラは何やら仕事が入っているらしい。
また街をぶらぶらしながら、次戦の対策でも考えることとする。
少し金が入ったので魔道具屋でも覗こうとして街を歩いていると、声を掛けられた。
「おおおい! ヨーヨーじゃねえか!?」
「ん?」
大会中はタラレスキンドに人が集まるのだから、偶然の遭遇をするのも不思議ではない。ただ、遭遇するような知り合いがいただろうか?と疑問を持ちながら振り返る。
水色のつんつん頭が眼に入る。ああ。噂をすれば何とやら。噂というか、心のなかで思い浮かべただけなんだが。
「フィーロ、それにトラーブトスも。どうしてここに?」
クロスポイントで一緒に任務に参加した在地戦士団員、魔法使いのフィーロと格闘家のトラーブトスである。
ずいぶん前のことのように思えるが、まだそんなに時は経っていないはずだ。
「どうしても何も、任務でちょっとな! 一応今日は休みだけどな~!」
「久しぶりだな、ヨーヨー。まだ生きてたようで何よりだ」
「まあ、死ぬかと思ったことは何度もあるが、あの任務でフェレーゲンと戦ったとき程やばいことはなかったかもなぁ」
「ああ、あれは酷かった」
トラーブトスはしかめ面をして頷く。
「それはそうとよっ? 何か、女の子増えてねぇ?」
「ん? ああ、ちょっとあってな。サーシャは覚えてるか? こっちの小さいのはアカーネだ。美人だろう」
2人を示すようにして紹介する。
「こんにちは」
「こ、こんにちは」
サーシャはすまし顔、アカーネは緊張している。いつも通りだ。
「こんちわ、こんちわ。あーあ、なんか空しいぜー。俺らこれから、良い店に行くつもりだったんだけどよ」
「良い店? ああ、そういう」
「そこに来てヨーヨーが美人を引き連れてるなんてよぉ。いいけどさぁ」
「ははは」
何とも言えないので笑っておく。こんなときはあれだ、秘技、話題そらし。
「たしかクロスポイント基地に所属しているんだったよな? なんでここに?」
「詳しいことは言えん。と言いたい所だがな、俺たちも知らんのだ」
トラーブトスがそう言う。どういうことだろう?
「突然招集がかかってな。本来、休暇措置で連休の予定だったんだが、それもパァだ。せめて今日は豪遊してやろうと意気込んでたんだよ」
「そうか、そうか。大会に参加してんのかと思った」
「前参加したことはあるな。戦士団からの出場枠は決まってるから、毎年奪い合いだ」
「へぇ」
「戦士団としてはそこそこ活躍してくれないと面目が潰れる。だから、実力者でないと認められない。出ようと思ったら大変だぞ」
フィーロはどうなんだろ。魔法の部とかは、常に参加者が足りないとか言われていなかったか。そう目線を向けると、フィーロが言う。
「俺っちは、魔法系だからいつでも出ようと思えば出られるけどね~。面倒くさい割に、休暇扱いになるから余計に働かされんだぜ? なんで皆出たいのかわかんねーよ」
「ファイトマネーはどうなるんだ?」
「ファイトマネー? ああ、出場のために金がかかんない代わりに、ファイトマネーも貰えねぇよ。成績が良いと戦士団から多少のご褒美があるけどな」
「そういう感じなんだな。確かに、俺だったら出ないかも」
「だろだろぉ?」
意気投合?していると、トラーブトスが呆れたような顔をした。
「……お前らは向上心ってもんがねぇな。それに大会上位になれば、出世できるぜ?」
「出世ねぇ……」
フィーロはあまり出世欲がないようだ。貴重な魔法使いということで、現状でも待遇が良いからかもしれない。
しばらく近況を交換してから、彼らは少し早い夜の街へと向かっていった。
別れ際、フィーロが真剣な表情で「気を付けろよ」と警告してきた。
テーバ戦士団だけを見ても、タラレスキンドに過剰な人員が集結しているらしい。
明らかに何かが起こっている。昨日の闇ギルドといい、きな臭い情報ばかりだ。ため息を吐きたくなる。
夜、イヌミミマスターの店で食事を摂る。
宿に近いし、適度に空いていて気楽なのだ。もちろん、食事が美味しいというのも要因だ。サーシャが喜ぶ。
今日は赤牛のグラタンがメインメニュー。アツアツのグラタンを口に頬ばる。
ここでハズレを踏んだことがない。侮れないイヌミミである。茶を飲みほっとする。
しばらくのんびりしたい気分だ。必要な物についてぽつぽつと話していると、街中での服装、要するに普段着についてサーシャとアカーネが雑談し始めたので、それを何と無しに聞きながら過ごす。もうちょっと防寒着を増やしたいなどと話し合っている。
ふと財布用の布袋を異空間から引き出して、中身をぶちまけてみる。
数えると……うーん、金貨には届かないか。
ざっと銀貨にして80枚くらい。
アカーネの装備など、金のかかる準備は終えているから少し余裕はあるか。
それにしても、このところサザ山で狩りをして大きく儲けたり、大会で勝ち残ったりと収入も多かったはずだが、この程度である。
儲けたは儲けたが、すぐにアカーネを買ったり、装備を揃えたりと出費も多かったからなぁ。鎧の壊れた部分を補修したりと、細々とした出費もあった。
本当は補修ではなく、そろそろ胴体防具もランクアップさせたいものだが。
鎧を一新しようとすると、ほんっとーに高いんだ。
気付くと二人がこちらの手許に注目していた。
「ん? なんだ?」
「ご主人様、何かまた大きな買い物をされるおつもりですか?」
「いや、残金の確認をしていただけだよ。……こんなところでやることじゃなかったかもな、すぐに仕舞おう」
アカーネはというと、「こんな大金見たことない」とか呟いていた。
大金といえば大金か。銀貨=1万円程度という俺の中での相場が正しければ、万札をばらまいてるようなもの。成金の所業だわ。
「ご主人様、アカーネの道具のことですが……」
「ああ、うん。どした?」
「お金が厳しいのであれば、すぐに買わなくても良いかと思います。魔道具というのは上手に利用すれば役に立つのは分かっていますが、緊急性が高いとは言えませんので」
「ああ、まあ、そうだな……」
アカーネも小さく頷いている。少し残念そうな表情を見せつつ、であるが。
「即効性があるものでもない。あくまで投資と割り切って考える。そろそろ、金貨1枚程度は常に余剰資金を作っておきたいな」
「それがよろしいかと」
サーシャもどこかほっとした様子で同意した。
主人の金遣いの荒さを、どこかで諫めないといけないと覚悟していたのかもしれない。
もう1回勝てれば、所持金が金貨を超える。そこからまた狩りに出て稼いで、それから魔道具とか、装備の刷新とかを考えるか。
「よぉ、おめぇさんら、よくここにいるな」
不意に声を掛けてきたのは、ずんぐりした大男、『不倒』のラムザである。
「ん、飯が美味いからな」
「かぁーっ、ここで酒も飲まずにいるのはおめぇさんらくらいだぜ。おい、マスター。酒。いつもの」
「……」
イヌミミマスターが皿を磨きながら、静かに頷く。
「えーと、ヨーヨー。おめぇまだ勝ち残ってるんだっけ?」
「ああ、今日も戦って勝ったぞ」
「そいつはすげぇ。相手は?」
「『人形遊び』だ。これでベスト8らしいぜ」
「おお、おお。自由型とは言っても、ベスト8はすげぇな。おめっとさん!」
「ああ」
そこで運ばれてきた酒を一気に煽るラムザ。巨体のせいか、酒が注がれている木の容器が小さく見える。
「ぷはぁーっ、生き返るぜ!」
「ラムザさんは、大会中はどうしているのですか?」
若干気の緩んだ感じのサーシャが、珍しく話題を振る。
「んー、この時期はこの時期にしかねぇ仕事もあるからな。色々やってるな」
「そうなのですか」
「どっかの商会の若旦那が別行動したいから、護衛しろとかなぁ。ま、俺もちっとは名が売れてるんでな」
「技術を教える仕事などは、しばらくしないのですか?」
「んにゃ? 仕事は色々あるが、どれも不定期で金払いも渋いからな。長期の仕事があるんなら、そっちを優先したりもするぜ」
「なるほど。ご主人様」
サーシャがこちらに目配せをしてくる。なるほどな……全く分からん。
「サーシャ、説明してくれ」
「あ、はい。アカーネのことですが、ラムザさんにお願いしてみるというのは如何でしょう?」
「何? ラムザに? ……アリかもしれん」
「次の狩りにラムザさんと一緒に出掛けて、そのついでにアカーネに基本的なことを教えてもらう。報酬は狩りの成果から支払う。そうすれば、お金も余裕があるかと」
「ふむ」
「なんだか知らねーがぁ、お仕事か? 今度は何を教えろって?」
「ラムザ、短剣の扱いもそこそこ出来たよな? 後は、俺らに教えたようなことでいい。可能か?」
「ふぅん、いいけどよ。いつだ?」
「そうだな、大会が終わった後が良いんだが……どこまで勝ち残るのか分からんからなぁ」
「ベスト8だろぉ? まさかまだ勝つ気でいるたぁなぁ。ぶわっはは!」
ラムザが爆笑している。つばを飛ばさないで欲しい。
「まあ、負けちまっても最後まで観戦してけよ! 大会が閉まった後でいいだろ」
「それもそうか。負けたら、ピーターの応援に回ってもいいしな」
「おお、白肌のダンナか。オメェら、思った以上に親しくなったのかよ」
「おかげさまで、だな。白肌のというよりは、『暴れ鳥』の方とばっかりつるんでいる気がするが」
「あー、『暴れ鳥』かぁ。ありゃおもしれーよなぁ」
またあのコンビと組めれば、大物を狙える。最近は「魔法使いギルド」の面子にも知り合いが増えているし、そこで勧誘すればかなりの戦力になるんじゃないか。
「じゃあ、技術料は安めにしてやっから、大物でも狙うか? 報酬は頭数で良いからよ」
「同じようなことを考えていた。ちょっとピーター達にも話してみるか」
「おう。こまっけぇ護衛仕事ばっかやってると、たまに大暴れしたくなっからよぉ」
ギルドの受付を介して、この件についてやり取りしようと決めた。まあ、またこの店でひょっこり会う可能性が高いけれど。
ラムザは出て来たツマミを詰め込みながら酒を流し込んでいたが、ふと何かを思い付いたように面白そうな表情になってどこか含みのある笑顔を浮かべた。
「そう言えば、知ってるか? ヨーヨー。お前の二つ名が付いたかもしれんぞ」
「……え? マジ」
「おう。この前別の酒場で話題に上っててな」
「へぇ」
「お前の二つ名候補がなぁ……何だと思う?」
「勿体ぶるな。一体なんだ?」
ちょっとワクワクする。『白肌』とか『暴れ鳥』とか付けた連中だと思うと、あまり期待すべきではないのかもしれないが。
「くくく……」
「おい」
「いや、すまん、すまん。『偽剣(ぎけん)』だとよ!」
「……はぁ? どういう名付けだ?」
「お前、でっかい剣を持ってるだろ? だが、やるこたぁ魔法を連射したり、足元崩してズルして勝ったり、まぁセコいからな。剣が強いと見せてそうじゃない『偽物の剣士』みたいなノリらしいぞ」
「……」
頭が痛い。
そうか、偽剣ね。響きはちょっとカッコイイ気もするが、由来が残念すぎる。
「二つ名って拒否できたりする?」
「くくくっ! できるわけないだろ。周りが勝手に呼んでるだけなんだからよ?」
「……だよね~」
もうヤダ、帰って寝る。
おやすみなさい。
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