第38話 ザーグ

王国東部にある何の変哲もない街、ゴーティは温暖な気候と、主要街道へと通じる道沿いという立地によって商人の行き来も多く、栄えている土地である。

街への入口近くに設けられた駐車施設には多くの馬車が停まっていた。

同じく入り口近くにある宿屋には、その主たる商人たちが宿の広間に集まって深刻そうに話し合っている姿が見える。


「……では太守様は動かないと」

「であるな、少なくとも1週間は見ないと」

「1週間の足止めか……」

「少なくとも、だぞ? 正直どれだけ待たされるか」


話題はもっぱら、主要街道へと通じる道を騒がせる魔物の存在に関してである。


さる6月上旬、魔物の群れが出たとして、当地の領主、アイゾンレグ家は戦士団を西方に派遣した。

時を同じくして、主要街道へと通じる道付近で中型の魔物、ザーグが目撃されるようになる。

中型とはいえ魔物の1匹、戦士団を討伐のために派遣することはなかった。というか、主力の戦士団が数日前に西に向かったばかりである。

そのためにこの目撃情報は放置された。不幸なことに、この魔物は些か普通ではなかった。

まるで狙っているかのように、馬車に乗る商人を狙い撃ちしたのである。


もしかしたら、この辺りの商人を襲ったときに、何か美味しい思いでもしたのかもしれない。そして、それ以外は襲撃をしなかった。

そのために、巡回する戦士団などはスルーされ、商人の被害が広がった。


たまったものではないのが商人である。ザーグは油断ならない魔物である。安全のために出発を控え、討伐を待つ商人がゴーティの街に留まった。

そして、領主の動向を注視していた矢先に飛び込んできたのが先ほどの報せである。


「こうなったら、我々がまとめて出てみますか?」

「戦力をまとめて迎え撃つということか? うーむ」

「危険過ぎないか?」


商人たちは悩んでいる。

ザーグは空を飛ぶし、魔法も使う。手強い魔物だが、今この街に留まっている商人たちの護衛をまとめれば、十分太刀打ちできると思われる。

それでも二の足を踏むのは、それで被害が出れば割に合わないと考えるからだ。大人数で討伐すれば、魔石や素材を得ても儲けにはならない。それに対して商売における大事なパートナーでもある専属護衛や、荷や馬に被害が出れば赤字である。

ただ、いつになるか分からない領主の討伐隊をアテにしていても、下手をすれば時間だけが過ぎて赤字が膨らむだけである。だから、乗り気でもないが捨て置くこともできない、そんな空気になっていた。


「……俺はやるぞ」


若い商人が立ちあがって宣言する。彼は行商ついでにいくつかの商会と仕入れの契約を結んでおり、あまりのんびりとしていると違約金で破綻しかねない事情があった。

同じように、待っているとリスクが大きい商人と、任せてしまうのは忍びないという義理堅い商人が数人ほど賛同の声を挙げる。

対して、少し余裕がある商人たちは様子見を決め込んだ。成功すれば便乗し、失敗すれば領主の討伐を待てばいい、という判断である。


どっちに転んでも損をしない、玉虫色の判断をした商人たちに憎々し気な目を向ける若い商人。


「……うちはどうするんです?」


デントルの専属護衛、トルスが彼の雇い主に問うた。


「ふむ。ここは様子見を決め込んでもいいが、あまり行商仲間の怒りを買うのも得策ではないな……」


若い商人と、彼を支持した義理堅い何人かの商人の方を見ながらデントルは顎を撫でた。


「ここは一応協力の姿勢を見せておくとしよう」



************************************



その日の夕方、ヨーヨーはデントルの部屋へと呼ばれた。


「……銀貨20枚?」

「そうだ」


魔物退治に参加するだけで、破格の報酬である。活躍すればさらにアップも見込めるという。


「危険な魔物なのですか?」


そうでなければこのような話が出るはずもない。


「それなりに。ザーグという中型の魔物だ」

「一匹ですか?」

「おそらくは。ただ、空を飛ぶし魔法を使う。力も強いという。手強いですぞ」

「……」


ヨーヨーは考え込む。それを拒絶と受け取ったのか、デントルが慌てたように言葉を繋ぐ。


「とは言っても、参加する者の数は20を超える。もっと増えるかもしれない。倒せないということはないはず」

「……そうですか」

「我々としても、協力の姿勢を見せなければいけないのでね。参加しないというなら、別の護衛に話を持っていくが……」

「分かりました、受けましょう」


ちょっと不安はあるが、儲け話である。いざとなったら逃亡するとしよう、と決意して話を受ける。


「そうかそうか、いやはや有難い」


デントルは、やや嬉しそうな顔をして丁寧に礼を述べた。


「その代わり、ザーグについて詳しく教えて貰えますか」

「もちろん」


デントルの話を聞くに、ザーグというのは飛行する4足の魔物で、体長は縦に2メートル程度、羽を広げると横に3メートルはあるという。

ただ個体差が大きく、子供であればもっと小さいこともあるとか。戦闘能力についても同様で、成熟した個体は、空中からの攻撃と風の魔法を駆使して獲物を蹂躙するが、どれくらい魔法を使えるかの個体差も大きく、割とアッサリと討ち取られる場合も少なくないのだとか。

姿形について詳しく聞くと、頭は猛禽系の鳥の恰好をしていて、前足も鳥っぽい固い爪が付いている。ただ、胴体と後ろ脚、そして尻尾はまるで獅子のような見た目で……。


(って、それグリフォンやないかーい!)


説明を聞きながら、思わず心の中でツッコむヨーヨーであった。



************************************



翌日、門のすぐ外の集団に合流して南へと出発した。

総勢30人強の集団で、若い商人が馬車の御者をしてそれを護衛する態勢である。むろん、この馬車が囮役となる。


デントルたち一行からは、俺ともう1人の護衛が参加していた。専属護衛ではなく、臨時雇われ組である。被害が出ても痛くないように、ということだろう。

弓で武装した者が多く、空中から襲ってくるザーグをいかに地上に叩き落すかが鍵となるようだ。

中には、杖とローブ姿でいかにもな魔法使いまで混じっていた。


「じいさん、あんたは魔法使いなのか?」

「『水魔法使い』じゃよ」


いかにもな魔法使いじいさんは『水魔法使い』らしい。たしか、水の魔法を強化する魔法使い系の派生職だったはずだ。


「ほーぅ、属性魔法使いってのは普通の魔法使いと何が違うんだ?」


ただ、聞いた話よりも本人から情報収集しようと思って訊いてみる。


「ま、そう違いはないの。水魔法以外がまともに使えなくなるのが短所で、水魔法の制御が容易になるのが長所じゃ」

「ほーぅ」


だいたい聞いていた通りだ。


「お主は魔法使いに興味があるんかの?」

「ああ、これでも俺は『魔剣士』だからな。まあ一応親戚みたいなもんだろ」


そう言うと、ちょっと驚いたような顔をしていた。


「チンケな個人傭兵だと思っとったが、『魔剣士』とはの。ただの捨て石ではなかったか」

「さてな、レベルは低いから当てにならないがな」

「さようか」


ちょっと思い立って、「今日はよろしく」と握手を申し込む。

怪訝な顔をしながらも応じてくれたので、その隙にステータス閲覧を試してみる。


************人物データ***********

クリス(人間族)

ジョブ 水魔法使い(61)

MP ?/?

・補正

攻撃 E?

防御 F?

俊敏 ?

持久 ?

魔法 ?

魔防 ?

・スキル

・補足情報

なし

***************************


おっ、レベルが見えた。レベル61っすか。……すごくね?


「むっ? 何か妙なことをしたかの?」

「ん? いや、思っていたより力も強そうだな。じいさん、相当レベルが高いんじゃないのか?」


秘技、話を逸らすを発動する。


「そうでもないわい」


怪しげに笑ったじいさんを直視できない。とんだ化物がまぎれこんでたもんだ。


「魔法を嗜む者ならば、1つ助言をやろう」

「なに?」

「知っておるやもしれんが、ザーグは魔法抵抗が強い。『魔剣士』ならば剣技を中心に叩け」

「じゃあじいさんはどうするんだ?」

「これでも経験は豊富でな、魔法抵抗の強い相手でもどうにかする術の1つや2つはある」

「そうかい」


なんかもう、このじいさんに任せれば済むんじゃないのかね?

派生職でレベル60超えだぞ。


今回は人数も多いし、あまり目立つ気はない。デントル達に知られたとはいえ、魔銃もあまり多くの人の前で使いたくはない。高級なものとして目を付けられたら面倒だし、何かの拍子に、デントル達に魔石が要らない魔道具だと伝わったら齟齬も出る。

魔法もあまり効かないらしいし、防御中心で考えよう。


リスクを負う気がないので、サーシャも宿に置いて来た。あれは戦いに慣れてきたといってもまだまだ低レベルの弓使いだ。こんなところで失う危険を冒す理由がない。

表立って非難されない程度に行動しながらも、死なない程度に逃げ回って基本報酬(銀貨20枚)を貰う。それが今回の方針だ。


デントルが依頼してきた狙いとしては、盗賊戦などで意外な活躍を見せたヨーヨーならある程度活躍が見込めるということがあっただろう。

ある程度ヨーヨーが活躍してくれれば、専属ではない契約護衛を少数送り込んだだけであっても、面目が立つという考えである。

ただ、彼は分かっていない。ここまで曲がりなりにもヨーヨーが活躍したのは、異空間や魔法を使って相手の意表を突き、そのまま押し切ったという戦法で、である。

まともに相手をしたものではなかったし、もし意表を突く作戦が失敗すれば、ヨーヨーは迷いなく逃げに回って生き残りを図っていただろう。

この旅で、たまたまそうなることがなかったというだけの話なのである。


「じいさんはザーグとも経験があるのかい?」

「む、ザーグはあまりないのう」

「あることはあるんだな」

「若い頃に、の。あれは本来、もっと内陸に行かんと会わぬような魔物じゃて」

「そうなのか。じゃあ、はぐれの魔物なのかな?」

「1匹という話じゃ、まずはぐれで間違いあるまい」


1匹でこんな大騒ぎになるような魔物がゴロゴロいる内陸部って大丈夫なんかね? 今、俺が目指している魔物狩りの聖地とか、かなり危ないのかもしれない。


「ザーグの風魔法は、個体にもよるがかなり強力だったりする。くれぐれも気は抜かんよう」


じいさんのアドバイスを受けながら、やっぱり今回は逃げ回ろうと思うヨーヨである。


たまに小型の魔物を一蹴しながら、一行は主要街道まで半分ほどの地点まで移動していた。少し遅めのお昼を取って、今後の方針を決めかねていた。

なかなか目標のザーグが発見できないことに、若い商人はじれったさを覚え、囮の馬車を1台しか連れてこなかったことを後悔していた。

あるいは、討伐隊員の数が多すぎて忌避されているのかもしれない。

そんな思いが過っていたころに、頭上から、低い、叫ぶような声が聞こえてきた。

一瞬、一帯を静寂が支配した。誰もが周囲を窺い、上空を頻りに気にする。


“闇夜の狩人”ハルアプドンのときもそうだったが、上空からの襲撃はそれだけで厄介であるし、恐怖を呼び起こすのである。


「ケェーーーーーーーーーギョ!」


太陽に背にした巨体が一行の間に影を作り、その存在を知らしめると同時に、上空に水の膜が広がる。


「ブレスじゃ!気を付けい!」


ハッとしてヨーヨーが上空の存在を注視すると、たしかに何かを吐くようにして、身体全体がわずかに赤く輝いている。


(風魔法を使う、んじゃなかったのかよッ!?)


巨鳥が吐いた赤いエネルギーが水の膜とぶつかり、ゴオォォと激しくぶつかる音がする。どうやらじいさんの魔法らしい。


(ブレスなら、ウォータ・ウォールが有効か……)


剣に水魔法の魔力を通す。

周囲からは、次々と矢が上空に射られる。上空に撃って、フレンドリー・ファイアは大丈夫なんだよな?

自分も攻撃に参加しなければと思い立って、上空に水の魔力を放つ。

剣先から飛び出した水の塊はしばらく上昇を続け、だんだんと速度を落とすと、重力に耐えきれずに弓なりの軌道で落下していった。


「……」

「おい、あれ」


どうやら珍しい魔法攻撃は注目されていたようで、呆れたような目線が集まる。ええい、仕方ないじゃないか。

攻撃魔法は火魔法のファイア・ボール、次いで風魔法のエア・プレッシャーくらいしか練習してないんだから。水魔法で狙撃を試したことなどないのだ。


「じ、自分は防御魔法に専念する」

「……」

「……」

「そうしてくれ」


半泣きになりながらウォータ・ウォールを用意する。

数多く撃たれた弓矢の大半は、途中で勢いを失くしてあらぬ方向へと落下していった。あの落ち方は見覚えがあるな……たぶんウィンド・ウォール系の防御魔法を使ったんだろう。残りの矢も力強く羽ばたくと、軽く躱されてしまった。

これは手強いな。


「は、早いぞ」

「ザーグってあんなに大きいのか?」


口々に不安を口にする討伐隊。映画で真っ先にやられるモブみたいだが、人間、未知の脅威に晒されるとそうなってしまうものだな。また1つ真理を知った。

空中にいくつもの半透明の筒が出来上がり、次々にロケットのように離陸していく。直線に飛ぶのではなく、飛び回るザーグを確かに追尾している。


「ウォータ・ミサイルか!? すっげぇ」


誰かが口にして悟る。あのじいさんが使った魔法か。

ザーグがじいさんのミサイルと格闘し、飛び回っているうちが態勢を整える時だ。翼を狙え、とにかく落とせと矢継ぎ早に指示が飛ぶ。落とせるんですかねぇ、アレ。

とにかく、防御魔法を即座に使えるように集中して準備をしながら、上空のザーグを目で追う。


ミサイルのいくつかが胴体を貫く……ように見えたが、とくに怪我もなくピンピンしている。


「魔法抵抗、か……」


鬱陶し気に翼を一振りしたザーグは、再び地上に目線を向けて首を引く。


(ブレス……!)


咄嗟にウォータ・ウォールを張るが、俺と周囲数人分くらいの大きさにしかならない。その分魔力は多めに練り込んでおく。


「うわああ!」

「逃げろ! 避けろ!」


阿鼻叫喚となるなか、ウォールの端にブレスが触れる。ジュウウと焼ける音がして弾けるが、なんとか中までは焼かれなかったようだ。

ふう。


「あ、危なかった」

「助かったぜ、坊主」


周囲のおっさんたちに礼を言われる。本当に危なかった、今のだけでMPを10は使ったぞ。


「攻撃後が好機じゃ! 畳み込め!」


じいさんの声が響いて周囲の隊員が矢を放つ。じいさんの魔法と、何本かの矢が刺さるが、目立ったダメージはなさそうだ。


「チィ、タフだな」

「矢は通るぞ! とにかく撃ち続けろ」


たしかに、じいさんの魔法は嫌がらせにしかなっていないが、矢は当たれば通っている。

俺はウォールの用意だけをして、戦況を見守る。あれだけ魔法抵抗が強いと、虎の子の魔銃を使っても意味がなさそうだしなぁ……。頑張れみんな。

その後ブレスが吐かれるたびに防御魔法を張るが、いずれも徒労に終わる。まあ当たらなくて良かったと考えるべきなのだろうけども。

ザーグの翼にはいくもの矢が突き刺さり、次第に動きが荒くなってきた。それを見たじいさんはただミサイルをぶつけるのを止めて、水の塊を浮かべてザーグの頭の近くに誘導している。

何をしているのかと思ったが……もしや、呼吸を邪魔してんのか?


じいさんをチラリと見ると、邪悪そうな、あるいはいたずらをする小僧のような笑みを浮かべている。性格悪いな!

順調かと思っていると、ザーグの姿が消えて悲鳴が聞こえた。

埒が明かないと感じたのか、地上に降下しての攻撃を始めたらしい。


「なんで逃げないんだろう」


そう零すと、「魔物だからだろ」と投げやりな答えが返ってきた。


「気を付けろ! こいつ、力も強いぞ!」


急降下突進を受けた重装備の戦士が吹っ飛んでいる。無事のようだが、フルアーマー装備ごと弾き飛ばす膂力はハンパじゃあない。


「! 来るぞッ!」


近くの誰かが叫んだ瞬間、低空を猛スピードで突っ込んでくる影を見た。

太刀で迎撃してやろうかと構える。いくつもの矢も飛ぶが、ザーグは空中で突っ込みながらキュキュッと方向を修正するという荒業を見せてこちらの攻撃を空振りさせる。


「ぐっ!!」


急転換をした末に狙われたのは、俺だ。間に合わない!!

咄嗟に発動したのは風魔法の攻撃魔法、エア・プレッシャー。空気を押し出すようにして圧力を加える地味な下級魔法だ。

ただし、発動したのは敵に対してではない。

この旅の間に、水や土などといった用意のいらない風属性魔法は何度も練習した。そのうちに、教本にはないエア・プレッシャーの使い方を試していた。

自分自身へと圧力を加えることに使うのだ。


(ぐっ、ううう! クッソ痛ぇ! チクショウッ、力加減を間違えた)


身体の左から強烈な圧力が加わり、当然身体は右へと弾けるように押し出される。加減は失敗したけど……緊急回避、成功!


「ケェー!」


瞬間、脇を抜ける巨体に反射的に太刀を当てていた。弾け飛ぶ鮮血、傷は浅いが……斬った、斬れたぞ!


「うおぉっ!!」

「なんだ、今の技は!?」


(素直に防御魔法を試した方が良かったか? まあ、無事だったんだから結果オーライか……)


予想外の反撃を喰らったザーグは、大きな隙を晒して次々に矢を射掛けられた。

仕方なく一度着地して周囲を威嚇すると、突然その周囲から水が噴き出した。現れた水はそのまま鞭のようにぐねぐねとまとまってうねると、ザーグの身体にまとわりついて縛り上げるようにして、その動きを封じていく。


「ウォータ・バインドじゃ。勉強になったかな?」


隣に来ていたじいさんがザーグを見たまま笑っていた。

かっこいいな~こん畜生。魔法抵抗が強くてダメージが通らなくても、動きを封じることはできるのか。

殺到した戦士たちに斬られ、突かれ、殴られたザーグは、ついに地に倒れ伏した。討伐は成功した。

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