第10話

プシュードドンとドアが開いた。その瞬間外の冷たい空気が車内に入り込んできた。どうやらこの駅では一般先行公開が行われてたらしく、行く人の撮り鉄がカメラを構えて私が乗っている列車を撮っていた。5分ぐらい経っただろうか。するとまたタランタランタランブシューとドアが閉まるとフューーといって列車がまた走り始めた。ダダンダダンダダンと言って走り始めた。途中沿線で撮影している人が線路内に立ち入って緊急停止した。私はなんだこいつと思ったが、逆から意味を取ると線路内に入って撮影したいぐらい沿線住民の興味関心があるといってもいいだろう。1時間ぐらい経っただろうか。終点の受川駅に到着した。1時間ぐらい休憩するらしいからホーム上にある売店で駅弁の試食会が開かれていたので、それを買って車内で食べた。ものすごく美味しかった。これは儲かりそうだと察した。

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