第6話

そして次の日の夜が来た。私は布団について寝た。するとまたあの喫茶店でしまゆうと一緒に話をしていた。私が彼に

「どのようにして路線を作るの。」

と聞くと彼はいきなり変人モードに入って喋り出した。

「まずは、社長の路線を一緒に作ることになった。まあもともとアドバイザーだから最初の仕事が手伝いなのは、納得した。まずは唐木原から受川まで通す。唐木田からは小田野急行電鉄にも乗り入れる。それで受川付近から新宿までの通勤輸送で儲ける。土地は高架や川の河川敷に建てるからほとんど土地買収はしなくていい。それでも莫大な金額はかかるけど。車両はもちろん新車を入れる。そうすれば受川付近が便利になって不動産でも設けられるかもしれない。」そんな風に言っていた。

「確かに。」

私は私自身の本音を言葉にしてしまった。まあ事実を言った事に対しては何も問題が無いと思うのだが、これで彼が自信をつけてあらぬ方向に手を出して経営を悪化させなければいいのだが。

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