第4話・喰人殲滅部隊"狩人"入隊試験

 詩乃の謎の言葉から、始まった喰人グール殲滅部隊"狩人ロビンフッド"入隊試験、碧達が大通りに出ると

 そこには、先程の数とは桁違いの数の喰人グールいたのだ。

 それを見た。詩乃は鬼と化し、


「ほら、行きな! あんたの実力をその手で示せ!」


 と、碧の尻を蹴り飛ばしたのである。蹴られた碧は、喰人グールのど真ん中に飛び出てしまったのだ。すると、喰人グール達は碧の方へ走り寄って来たのだ。碧は逃げ惑うのみで、それを見た詩乃がある事を思い出したのだ。


「あ、ゴメン。武器を渡してなかったね。」


 そう。碧は手ぶらで喰人グールのど真ん中に蹴り出されていたのだ。


「謝るのは、あとで良いですから、武器貸して下さい。」


 と、汗だくで走り回る碧。それに狙いをさだめて銃を一丁投げる詩乃。


 詩乃の銃を受け取った碧は、人が変わったかのように喰人グール達の頭を撃ち抜き、みるみるうちに、喰人グール達の数が減りものの数秒で全滅させたのだった。


 それを間近で見た詩乃はある事を確信したのだ。それは、


(この子が居れば、この世から喰人グールを殲滅出来るかもしれない。)


 そして、詩乃は碧に喰人グール殲滅部隊"狩人ロビンフッド"入隊試験の結果を発表するのだった。


 結果は、誰しもが文句なしの合格である。


 それを聞いた碧は、喜ぶべきか迷いつつもある程度の達成感があったのだろう、碧の目はウルウルしていたのだった。だが、碧はまだ知らない。この試験の裏に隠された真実と謎の計画を...


 次回、人類の本拠地??

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る