お兄ちゃんの妹である私は、家事ロボットですか?
風十
第1話 2/14『バレンタインデーは誰の手に?』
あの日私は誓った、私はもうお兄ちゃんを無視すると何もしないし何も考えないと誓った。私はお兄ちゃんの事は好きですが、「ありがとう」という言葉を発言してくれたら考え直す事もあったけどもう無理だと諦めた。あのチョコだって一生懸命にお兄ちゃんの為と思って考えて作ったのに無駄だった。今日からはお兄ちゃんの事が好きだが、もう考えずに真面目に生きて行こうと決めた。
「お母さんとお父さんそれと林さんと豊さん、おはようございます。今日も清々しい朝ですね。」
「おはよう。」
「あ、お兄様。おはようございます、昨夜はよく眠れましたか?壁が薄かったので聞こえづらかったのですけど…」
「あっ嗚呼、イっちゃう。と言ってましたけどすっきりしましたか?」
「お母さん、私も学校に行ってきます。学校にはジム施設があるので朝食で摂食した分のエネルギーを消費したいので行ってきます。(じゃあね、声上げお兄ちゃん。)」
私は赤くなったお兄様を置いて先に家を出て学校へ歩いた。その途中で陸上部の男子部員の皆さんに遭遇した。
「おはようございます、富田先輩と夜桜先輩。元気100%ですね。頑張って、応援してますね。」
『おはよう、繭月さん。』
「私も一緒に走らせて貰ってもいいですか?皆さんのペースで構いません。駄目ですか?」
「いいよ、じゃあ俺達は繭月さんと行く。お前ら1年は先に行け、学校の校門で集合な。」
「後輩君達、頑張ってね。応援してるからね。」
「はい、頑張ります。」
と言って一年生は走って行った。兄様のクラスメートである、富田と夜桜は兄の親友に近い存在だ。ここを潰せば、後は楽だ。と思った私はある行動に出た。
「富田先輩と夜桜先輩はコーヒーはお好きですか?」
どうしたんだ、急に…もうすぐ2/14。
バレンタインチョコかって明日だよな、兄である友晴にはあげないのか?
『まぁ、俺達は義理でいいけど兄には贈答しないのか?』
「義理?本命は駄目なのですか?」
本命‥‥俺達は本命なのか。もしかして、この子は俺達が好きなのか。でも友晴に渡していたチョコを俺達に恵んでくれると言うのかありがたい、でも本当に良いのか?
「本当に良いのか、貰ってもいいのか?」
「兄がいるのに、本当に義理でも良いんだぞ。」
「兄?あの食べても無いチョコに対して『美味しかった』とかない人で丹精愛情を込めて作ったチョコを箱ごとゴミ箱に捨てる人なんて兄とは呼ばないわ。そして本当に義理で良かったら自分で駄菓子屋に行って格安チョコ棒とか買えばいいじゃない。もう先輩達なんて知らないから!無能で品が無い人達なんてしらないわ。」
俺達が、嫌われたなんてもう終わった。あの繭月家のご令嬢である繭月有紗に嫌われた事が皆に伝わってしまったのならもう俺達の居場所がなくなってしまうが、まだ希望がある。俺達には親友と呼ぶあの御子息である友晴がいるから大丈夫。
とまぁこんな感じでいつも通りの学校が終わり、私は皆と別れてチョコの原料となる材料を買いに行ったが違った。行先は路地裏にある通りに入ったところにある路地個室部屋の一部屋を私専用として一千万円で買い取った。鍵はカードだ。
その部屋に入り荷物を置いてまたその部屋にあるドアを開けるとそこは異世界で私は食材を探し、部屋で調理してターゲットである友晴お兄ちゃんにいつも渡していた。だけど今日はレベルアップと食材の調達です。
私のステータスはこんな感じです。
「名前」
メイ・クロス
「称号」
異世界次元竜巻によって巻き込まれた可憐な少女
「レベル」
30
「固有魔法」
爆裂砲 Lv10
雷爆砲 Lv10
殴り飛ばす Lv10
「スキル」
女の威圧
アイテムボックス『容量∞/時空時間』
「魔法」
雷系統魔法 Lv10
水系統魔法 Lv10
月系統魔法 Lv10
闇系統魔法 Lv10
「所持」
ギルドカード ミネルヴァランクAS
商人カード ミネルヴァランクAS
討伐カード ミネルヴァランクAS+9
価格制 金貨1枚=一万円
銀貨1枚= 千円
銅貨1枚= 百円
所持金 金貨100枚=百万円
銀貨100枚=十万円
銅貨100枚=一万円
合計 日本円にすれば百十一万円
換金 金貨1枚=百万円
銀貨1枚=十万円
銅貨1枚=一万円
なので最初はめんどくさかった。なので食材費は一切かからないが門限時間が無いのはいい事だが、心配はかかるのでまた文句言われる。兄である友晴に。
お兄ちゃんの妹である私は、家事ロボットですか? 風十 @syadou5023
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