「現時点で、3曲作っているんだが、同時進行だな」

「ああ、花のマーチの改造　成人式用の歌　そして珠姫姉さんの為の新曲　これには左手子はどういう詞をつけてくれるのやら」

「いずれにせよ　11/3の新宮まつりに初披露といきたい　何でも糸島の姫島に因んだ歌にしたい、とか言ってるんでさ」

「野村望東尼か？珠姫さんの生まれ故郷の」

「うん、知っての通り　野村望東尼は、あいつの大学の卒論のテーマで、平尾山荘やら、姫島やらあちこち取材して回ってたらしいから。

ともあれ、まず俺達が、先に曲を仕上げなきゃー話にならん」

「やっぱり、あの下半身だけ、。。。か？」

「ああ、大分長いことほったらかしてたけど、アイツを一人前にしてやろう」

「そうしないと、始まらんもんなあ、よし、やろう」

「頼んだぜ」

「大至急上半身を作って渡してやらんと間に合わんぞ」

「2拍子　短調か？短調って初めてだな」

「ともあれ、頑張ってやろう、できたら持ってきてくれ」

「ああ、じゃーそろそろ帰るか？店長　計算お願い」

「いけねえ、少し足りない」

「ああ、いいよ、いいよ、今度で」

「御免　ごめん　また来ますから、んじゃ」

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