第18話 ビルボードソング 

無事和白干潟でのミニライブも済んだんで、その後の打ち上げは、肥後ばっこすでした。

バッコス乾杯 これより俺達はアポロからバッコスに仕えることとなる。

「暮れも押し詰まってきたし、まずは3つの曲の整理と行きたい、1号曲 花のマーチの詞の改造 2号曲 成人式の歌の作詞 そして3号曲の作曲 これらを並行して行う」

最初は生ビール つまみがからしれんこん+馬刺し ここの定番コースだ。

珠姫姉さんはいつもの和服ではなく、フォーク調のジーパンスタイルだ、早く新曲の用意をしてあげたい。

双子の片割れの阿古屋姉さんは芸者のお座敷があったりするので、なかなか合流は難しい。

「左手子の詞の進捗は?」

兄貴の右ちゃんが尋ねる。

「まあ、ぼちぼちね、新曲も曲が完成すれば、同時に開始はするけど」

「それは2人で徹夜してでもやる、生きた壁、頼んだぞ、新魔曲 ビルボードソング3号の誕生のために!」

「何だ?そりゃ?」

「大袈裟かもしれないが、カッコいいと思わんか」

「何か恥ずかしい、というか」

「うーん」


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