私たちは人生を綴る吟遊詩人だ。


生まれた瞬間からペンを握り、酸いも甘いも書き分ける。


誰に見せる訳でもなく、誰に聴かせる訳でもない。


ただ自分のために書き連ねる文章は、振り返れば遠くまで続いていく轍だ。


だからこそ、簡単に句点は打たないでくれないか。


スーパーではなく自販機で飲み物を買うように、UberEATSで送料を気にせず注文するように。


あなたの人生は「まぁ、いいか。」で終わらせるには、あまりにも轍が長すぎる。


一先ず瞳から零れ落ちた言葉を綴るまで、読点に腰を下ろそうではないか。

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心裏の扉 さいどばーん @Side_burn

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