第4話


「はいはい、よしよしどーしたのかなー?」


背中をトントン叩きながら私をあやしてくれる由紀さんことお母さん。


「由紀が……お母さんになってる?!」


後ろでワナワナ震えている大地さ…お父さん。


そんなにお母さんが頼りないって言うのか…私は多分第一児だろうから出来るか心配だったのかな?


でも、私からしたら立派でいいお母さんなんだけどな。


あ……お母さんが抱っこしてくれてるの気持ちいい…


ん……眠くなってきた。私、今は赤ちゃんだから寝ても…いいよね……


そうして私の意識は夢の中へと吸い込まれて行った。

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