Chapter3-2「藤森椎奈からシーナへ」
さて、椎奈は今街中のある建物の中で書類を前に座っていた。
何故か彼女はげふっと苦しそうなげっぷをしながら書類に名前を書いていく。
今だよく読めない文字で、彼女は書類、冒険者登録の書類に名前を書く。
藤森椎奈ではなく、シーナ・フリューテッドと。
年齢、性別、名前、配偶者の有無に関する項目を埋めて、彼女は制服姿の女性、受付嬢に書類を手渡す。
書類を確認した女性は笑顔で「はい、シーナ・フリューテッドさんですね。出身地はゴトランド自治区ですか。ここモナークまで大変だったでしょう」と聞く。
予め教えられたように椎奈は答える。「ええ。戦場跡を通過してきたんですが、武器漁りの魔物や難民がいるし、夜は決まって幽霊が戦争を再現してて眠れなくて…」
椎奈が出身地として書いたゴトランド自治区とは、ここ最近王国領に追加された場所だ。
ここ最近ということは、つまりは占領された場所ということにもなる。事実占領されるまで王国と争い、そして数多くの小国のように敗北した場所だ。
勿論、戦場は未だに燻っている箇所もあれば、野ざらしの死体も残っている。
この世界の戦場で起きる現象は大きく分けて三つ。
一つは、魔物化しない幽霊がその時の戦闘を再現する「劇場」。
一つは、暴徒か強盗志望の難民や人型の魔物たちが放棄された武器を漁りに来て、時には通行するものに襲い掛かる「武器漁り」
そして最後が、死者が魔物化して襲い掛かってくる。
周辺諸国との戦争が続いている現在では、三つともが常に発生している。
冒険者への依頼の中には、戦場跡のそうした現象への対処を依頼するものもある。
「それなのに冒険者を志望するんですね。危険なお仕事もありますが…」
「ですが、一番食っていけるのが冒険者しかないと聞いたので。それに私、身体には自信があるんです」笑みを浮かべて椎奈は答える。
それから他愛のない話の後に、受付嬢から冒険者の証であるタグを受け取って、彼女は建物を後にした。
出ると、すぐ前に特徴的なペストマスクの黒ずくめと男とそれに付き添う金髪の少女。
「おっ呆気なく冒険者になれたようだな。いい加減数が多すぎる事に不信感を持ってると思ったんだけど、なあ教授!」
「君いつも変なテンションザンスね。それより藤森ちゃん、無事に冒険者になれたようだね。これでバレるまでは、君はシーナ・フリューテッドというゴトランド自治区出身の冒険者ザマス」
「言われた通り、最近まで戦場だった所にしました」
「大国との戦争で負けた所は酷い有様だからね、戸籍も吹き飛んで誰が誰なのか、生きているのかも分からないと来た!転生者やぼくらが潜むにはもってこいだよ!」
「というか犯罪者もやってるみたいだけどね。まあ顔が割れちゃってるから効果は少ないらしいザンス」
「さ、藤森くん」カーネイジが何故か半笑いなのにこめかみに青筋を立てながら口を開く。
「五人分稼ぐとしようか」「はい…」
「な、なにやってるんだぁ!」
椎奈がシーナとなる数時間前のウェイストランドに、珍しいカーネイジの叫び声が響いた。
「くぉのナメクジいぃっ!!喰いすぎだろうがぁ!何当然な顔して五人分近く食ってやがるんだああ!!」
カーネイジがかなり慌てた様子で怒鳴りながら椎奈に飛びかかっている。
椎奈とカーネイジがいるのは食堂だ。この世界で流通する通貨を支払って料理を注文して食べる。ウェステッドの多くは身分を隠して潜伏生活を送っており、その殆どが人間として仕事をして生活しているので、こうした経済が回る場所も存在する。
獣種の膂力で飛びかかられ座っていた椎奈がテーブルに叩きつけられ、積み重ねられた皿やどんぶりが周りに飛び散る。
「あちゃー、これまた沢山食べたザマスね。それだけ消耗してたってことだわさ」
ミグラントが困惑と怒りの表情を浮かべて椎奈に襲い掛かるカーネイジを笑いながら見て言う。その隣には、ローブを着た骸骨。手には分厚い図鑑のような本を持っている。
骸骨ながら、困惑するような雰囲気を出しながら口を開く。
「だけどすごいですね、あの体に五人分も大盛り定食が入るとは」
「カーネイジが飛び出したのは、五人分も大盛り定食を平らげておいてまだ「すいません、ご飯おかわりできますか?」って聞いた所ザンス」
「それは…襲い掛かるのも仕方ないですね…」
「だ、だってたくさん食べて良い、好きなもの全部頼んでいいって言ったじゃないですか!うぷっ」「加減というものがあるだろうが!どこぞの大食い生物みたいな勢いで食いやがってぇ!ぼくの今月の稼ぎ全部飛んだじゃねえかあ!」
男口調で怒鳴る彼女に怯えながらも、食べ過ぎでこみ上げてくる苦しさにげっぷが出る椎奈。それを見たカーネイジの怒りにまた油が注がれる。
「腹いっぱい食いすぎるなら二人前で止めなよ!豚みたいにバクバク食べて、無料じゃないんだぞ!」「それはわかってうぇっ、あまり揺らすと、で、出ちゃう」
「出ちゃう、じゃねええええ!!」
「アキチ、カーネイジが途方に暮れてるの見たのこれで二回目」
全額支払って空っぽになった財布を眺めるカーネイジを見て、ミグラントが骸骨に耳打ちする。
「前もあったんですか?」「一回目はまあまあ真面目な理由だったけどね」
「あの…うぷっすいません。うぇっ、ハメを外しちゃって、うぅっ」
しゃっくりのような呻き声を間に挟みながら膨れ上がった腹を押さえて椎奈が謝る。
「まさかあそこまで食べるとは僕も想定してなかったから…いいにしてあげよう!これから君にはたっぷり働いてもらうからね!」
「うぇっ、は、働く…?」「まずはこれを食べて!オラ食え!」
そう言って椎奈の口に何やら小さな果物のようなものを押し込んでいく。
「なんですかこれ、お腹の薬?苦いです…」そう言いながらほどほどに硬い果実を食べて、飲み込む。飲み込んだとき、彼女の頭の中にやけに軽快な曲が聞こえた気がした。
例えるなら、ゲームでレベルアップした時か、何らかのスキルを習得した時に流れる効果音のような。
そしてカーネイジがミグラントに近寄って、隣にいた骸骨を引っ張り椎奈の前に突き出す。
「あの、初めまして。僕はワイトという、元人間の、アンデッドです」
突然のことで驚きながら椎奈に自己紹介する。椎奈も見た目に驚きながらも挨拶を返す。おじぎをしたために揺れるその胸を見て、ワイトは思わずない喉を鳴らすような感覚を覚えた。彼は若くして死んだアンデッドであるため、女性には疎い。
「こちらこそ初めまして。私は藤森椎奈という、どうやらウェステッドという怪物みたいです。見ての通り、背が高いのと胸が大きいのが、取り柄だと、思ってます」
そしてすぐに異変に気付いた。
私、この人(?)が何言ってるのか分かる。
そう、目の前の骸骨ことワイトが何を言っているのか分かるのだ。そして彼もまた、椎奈の言葉が分かるようだった。
「よし、じゃあ次はこれ読んでみろ!」次にカーネイジが取り出したのは一冊の本だ。表紙には何も書いてない、赤色の本だ。渡されたそれを開いて適当にページを捲る。
「なんですかこれ、宇宙人からの通信内容???」
そこに描かれていたのは、星に目を書いたような意味深な模様やピラミッド、美術の時間に見た気がするダヴィンチの人体図のようなものに、文章にしがたいポエムのような文章の濁流であった。
だがここでも椎奈は、この文字が何と書いてあるのか分かった。
というのも、本の文字は街で出会った少女の家で読んだ本に書いてあった文字と一緒だったのだ。
「よし、問題なく共通言語を習得したみたいだね!これで君はこのゴミ箱世界のあらゆる言語が読み書きできるようになったぞ!喜べ!」
椎奈がこの世界の言語を理解できるようになったと分かると、カーネイジが言った。
「
聞きなれない言葉に椎奈が聞くと、ワイトが答えた。
「スキルってなんですか、まるでゲームみたい」「ええ、だってそう呼ぶようになったのは貴方達転生者からですからね」
「転生者…」「貴方達ウェステッドも一応転生者ですよ。こことは違う世界で死に、ここに生まれ変わったものは、皆転生者として扱われてます。動植物に転生した場合は分かりませんが」
「転生者はウェステッドと、それ以外に分かれる、でいいですか?」
「そんな所です。極稀に魔物に転生するケースもあるらしいですが…如何せんウェステッドも転生者も数が多いんです。年に数十人、転生してきた人間が何処からともなく発生。魔物側でも、何処から来たのか分からない高い知能を持った魔物が出てきたり、かと思ったら亜人種にも同じ現象が起きているみたいで…」
正確な分類と総数は分からない。と言った感じに彼は首を振る。顔など骸骨以外にないというのに、椎奈には何故か悲しそうな表情をしているように見えた。
「どうして、悲しそうなんですか?」「悲しそう?いえ、悲しい訳じゃありません。身分を隠して転生者に話を聞くのも楽しいですし、ウェステッドも話が通じるものであれば危険も少ないですし。でも…」
「転生者が世界を救うために神が遣わした勇者だとするなら、もう救われたはずのこの世界に何十人も現れるのか、意味が分からなくて怖いんですよ」
「怖い?」そう聞くと代わりにカーネイジが口を開く。「さて、ぼくと教授は君に働いてもらうための準備の為に馬車を用意するから、君はそこの骸骨と親睦でも深めながら食べまくったご飯を消化してると良いよ!脳に血が行かないから内容忘れるだろうけど!」
去っていく二人を見送り、そして完全に姿が見えなくなったところで椎奈はワイトの方に振り返る。
「私が悪いとはいえ、どうしてあの人は妙に嫌味…?ぽいのかな」
「カーネイジさんは僕の時もああでしたよ。僕の場合は危うく粉末にされかかったけど。さて、彼女が言う通り、親睦を…いえ、この世界について説明しましょう」
「お願いします。私たち?が何者なのかも、知りたいですし」
「かつて、僕が生きていた百年ほど前より昔、僕のおじいちゃんが国王になる前、この世界は二つに分かれてました。一つが今現在僕らがいるこの世界、人間界。そしてもう一つが、魔物たちが住まう魔界。本来であれば顔を合わす事なんて殆どなかったのですが、ある時魔界から魔物が攻めてきたのです。彼らは魔王と呼ばれる存在を頂点に軍隊、いえ国家を形成して、人間界に攻めてきました。困ったことに、当時は人間同士で戦争してるなんてザラで、亜人種も今より殺伐としていて、殺し合いも頻繁に起きていたと、おじいちゃんは父さんに語ったそうです」
ワイトはもう朽ちてなくなっているであろう脳から記憶を呼び戻すように頭蓋を撫でまわしながら語り始める。椎奈はその様子が、幻肢痛を抱く人間のようにも見えた。
「そんな中に、魔物たちが攻め込んできたら、対処できないんじゃ」
「いえ、魔界は人間界と比べると狭く、また今と比べると数が少なく、当時一番の勢力を誇っていた国だけで対処できたらしいです。でも」
「でも?」「さっき言ったように、人間界は戦争の真っ最中。その国、後の王国もまた魔物だけでなく周辺諸国や大国との戦争にも目を向けなければならなかったのです。対して魔物軍は、人間だけをターゲットにしていたため戦力を一つに国に集中できたのと、種族を越えた連携があったので、数では劣っていても徐々に戦線を拡げていったようです」
本来であれば人間が取るべき連携を、侵略者側が先に果たしていた。
いや、と椎奈の思考の何かは言う。エイリアンと人間との戦いも、初めは主にアメリカだけが挑み、次にロシアが挑んでから各国で手を組んでいたじゃないか。と。
「私たちの世界の物語だと、国家や人種を越えた連携というのは人間からするんだけどなあ」「この話をすると、ウェステッドは大体みんなそう言うんですよ。貴女で13人目です」
私だけじゃなかったか。と椎奈は安心する。
「さて、種族を越えた結束で、人間界侵略の旅を始めた魔物軍は亜人種にも戦いを挑みました。辛うじて国と国、人種と人種で争っていた人間と違って冗談抜きで同じ集落の隣の家と殺し合うくらいの規模で争っていたので次々と打ち倒され、当時は秘匿されていた秘術や技術を手にした魔物軍は自らの戦力を増強。より強力な武具や兵器を作り、人間との戦いを有利に進め始めたそうです」
そこで椎奈が一旦話を遮る。何故、魔物は人間界を攻めることにしたのか。
「でも、どうしてそこまで魔物は人間界に攻めてきたの?憎しみ?魔王の意向?」
「それがどうも違うようです。僕が後に聞いた話によると魔界は元々食料に乏しいみたいで、限界に達した事で侵略に踏み切ったようです。最終的な決断は魔王だったと、言われています。魔王は食料品や技術の奪取を最優先に命じ、積極的に学習し習得することを求めたようです」
やけに知性的な魔王だ。と彼女は思う。そう思ったのは自分が知っている魔王と呼ばれる存在が、基本的に殺戮と破壊、時々略奪くらいしか目的がなかったことに起因している。
「そうして徐々に、徐々に人間たちは追い詰められたとき、現れたのです」
「―――勇者が?」「はい。勇者と呼ばれるようになった、一人の少年と、その仲間たちが」
「勇者の素性は分かってません。少なくとも王国の出身ではなく、何処か辺境の村の子供だったと言われています。彼が世界を救うと、国一番の術者が予言したことで、彼は勇者として魔王討伐を命じられたそうです」
ワイトの説明を座って聞いている椎奈。食べ過ぎで妊婦のように膨らんでいた腹も中身は何処に行ったのか元に戻り、所々にあった小さな傷は全て癒えていた。
「その勇者は、初めから強かったの?」「どうなんでしょう。少なくとも彼は特別な力はなかったと、伝えられています。彼は神に与えられた試練を達成し、ドワーフの王より勇者の剣と呼ばれる剣を貰い、仲間と共に魔物の巣、正確には魔王軍の拠点を襲い、多くの将軍や指揮官を討ち取りました」
「魔王軍の拠点なのに魔物の巣?」「おじいちゃんが言うには、当時魔物が徒党を組んで攻め入ってくるなんてありえないと王国は思っていたけど、それが本当だったことにすぐに気づいた後、混乱を避けるためかそのように国民や周辺の村民には伝えたようです」
最初の勇者のおとぎ話でも、魔王軍ではなく魔物の集団と伝えられています。とワイトは付け加えて、説明を再開する。
「こうして勇者と仲間によって魔王軍は指揮官や有力な魔物が倒され、その士気と勢いを一気に殺されました。人間の、的確なゲリラ攻撃なのかと魔王軍の間では憶測や会議が続く中、勇者は続いて七匹の竜王と出会い、その力を得たそうです。更に亜人種の争いに介入し、仲間として同行していたエルフ、獣人族、ドワーフ、竜人族、小人族の説得により、亜人種の争いをどうにかして終息させたそうです」
「仲間ってみんな人間じゃなかったのね」「当時を考えるととてつもない変わり者ですよ」「説明になってないわ」「その辺はよく知らないんですよ。どの文書を読んでもその仲間たちの記述が突然出てくるんですから。今じゃ、王国が流布した嘘なんじゃないかって言われてます」
軌道を修正するように彼は続けた。
「魔王軍が襲撃の犯人がゲリラなんてものじゃない少数での攻撃で、そのリーダー格が少年だと分かった頃には、勢力図は侵略前にほぼ戻っていました。魔王も慌てて各将軍に勇者と呼ばれる少年の抹殺を命じました。しかし、神の加護に竜の力、そしてドワーフの王が希少な金属で、かつ文字通り命をかけて打った剣を持った勇者に雑多な魔物が敵うわけもなく次々と返り討ち。遂に勇者たちは魔界に辿り着き、激戦に次ぐ激戦、死闘に次ぐ死闘の末、遂に勇者は魔王を討ち、魔王軍を壊滅させたのでした」
ワイトが話を終えたと同時に、遠くの方でカーネイジが馬車を背後に手を振りながら椎奈を呼んだ。
「おうい藤森くん!待たせちゃってごめんね!教授が好みの女の子を見つけてさぁ!」
「さも当然のように嘘つくのやめて!」馬車の中でミグラントが叫ぶ。
「…ふう、疲れたでしょう?すいません。説明が長いのが僕の短所って生きてた頃から言われてて」
ワイトが言うと、椎奈は立ち上がって大きく伸びをする。身体のいろんな場所から骨が鳴る音が聞こえ、そして胸が伸びに合わせて揺れたので、ワイトは慌てて視線を逸らした。
「いえ、とっても面白くて、興味深い話でした」「それは何より。まだまだ話したいことが沢山ありますので、また帰ってきてくださいね」
そして揺られる事数時間、あの街に再び戻った椎奈は冒険者組合の建物にて書類を作成して、シーナ・フリューテッドという冒険者になったのであった。
不思議な事に、街に戻っても自分のことを知っている人間はいないようだった。
あれほどまでの騒ぎを起こしたはずなのに、幸いなことに顔を覚えられなかったのかなと彼女は楽観的に考え、胸に溜まる不安を振り払った。
そして今、椎奈は冒険者となった人間が次に向かう場所である組合指定の武具店にいた。
ここで希望する武器や職業を決めるのだ。周りでも様々な人間が希望する武器を受け取ったり職についている。
(何だかゲームみたいなのに現実臭いなあ)と椎奈は思いながら、自分の前に立つ男性の質問に答える。
「なにか、使ってみたい武器はあるか、とか職業があるか、でしたっけ」
「ああ、見た所背がでかいし格闘家とかあんたには合うんじゃないかなって思うんだけど…」
遠くの方でカーネイジが何やらジェスチャーのようなものをしながら叫んでいる。
恐らくは「無難に剣を選べ」と叫んでいるようにも見えて、聞こえる。
しかし椎奈は、頭に浮かんだものをはっきりと答えた。
「私が振るえる限界のサイズの、大きな剣ってありますか」
「えっ」「私、冒険者になったらでかい剣を振るって魔物を叩き斬るのが、夢だったんです」
そうして男の反対を押し切り、椎奈は初級の冒険者が持てるものでは最大の剣である、バスターソードを背負って店を後にして、二人の元へ戻った。
遠くの方でカーネイジが、今日二回目の怒りを含む叫び声を上げた気がした。
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