応援コメント

第16話 ヴェルテ神殿の奇跡」への応援コメント


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     初めまして、転ぺんと言います。
     企画への参加、ありがとうございます。

     まだ完結していないということで、まずは感想をこちらの応援コメントに書かせていただきます。

     では、まず感想なのですが、世界観の練り方がとても素敵だと思いました。正直、最初はSFか。と、苦手分野であるため身構えてしまったのですが、読み進めていく内、ファンタジーの色が濃く出てきて、尚苦手だと思っていたSF要素もすっと頭の中に馴染むような丁寧な説明、わかりやすく、それでいて苦にならない言葉選びと文体、地の文での世界描写、状況描写がハル様はとても上手なのだとわかる作品です。

     ただ、幾つか気になった点を挙げさせてもらうのなら、まずその地の文に勢いが足りないことです。
     繋ぐことが出来る文章に句点が入っており、勢いが止まっているように思いました。例えば、勢いがそれなりに大事な戦闘描写なのですが、15話・刺客(2)で、『力でリョウを~』の部分で、これを『力でリョウをねじ伏せようとしており、まともに受け止めたのなら剣ごと吹き飛ばされてしまいそうだ。』のように、地の文に勢いを持たせるともっと読みやすい文章になるのではないでしょうか?

     それともう一点、これは私自身、人に言えることではないのですが、叫び声や感嘆詞にセリフが取られてしまっていることです。
    「きゃあああ」などのセリフを地の文で描写する。これが結構難しいんですよね。私も勉強中です。

     と、気になった箇所を挙げましたが、やはり地の文の世界観の描写や説明の簡潔さ、すっと頭に入り込んでくる言葉選びは本当に素晴らしい。の一言です。
     きっとそれらがハル様が小説を書く上での武器なのではないでしょうか。と、感じました。

     大変長ったらしくなってしまいましたが、16話までの感想とさせていただきます。この作品が完成したら、また感想を上げたいと思います。

     このハル様の『10044年の時間跳躍(タイムリープ)』という作品、とても続きが楽しみで仕方がありません。
     完成を楽しみにしています。

     では、以上で私の感想は終わりです。

    作者からの返信

    転ぺん様

    貴重なご感想とご意見をありがとうございます。
    大変参考になりました。

    地の文については、以前の作品で長すぎるとか、詳しすぎるという感想をもらったことがあり、今作のテーマでもありました。いかに書かずに済ませるかを念頭に書いてきたのですが、それなりに出来てきたのかなと安堵する思いです。

    それと同時に、地の文に勢いをつけるというのは、やはり、まだこの辺りに課題があるということで、今後さらに精進しつつ、またこれまでのエピソードもその視点で見直してみようと思います。

    あと、セリフの叫び声ですが、なかなか悩ましいものがありますね。
    セリフにしてはいけないわけではないけれど、乱発すると陳腐になるというところでしょうか。すこしバランスを考えてみたいと思います。


    このように的確なご指摘をいただけたのは、さぞかし丁寧にお読みいただいたのだろうと思います。ありがとうございました。
    今後も継続してお読みいただけるように頑張りたいと思います。

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