第17話 見えてきたゴール
ロードバイクを勢いでバラ完で注文して、現状自転車屋さんから連絡待っている状態なんですが、週末にはサイクリングに行くわけで。
去年の十月より苦楽を共にした愛車グラさんでサイクリングに行くのもあと数えるほどしかないのかも知れないなあとか思いながらペダルをキコキコ回すのです。
この日は多摩湖から狭山湖に抜けて入間のあたりから荒川まで行き榎本牧場へ行こうと思って走り出し、多摩湖はすっかりおなじみのコース。
狭山湖から以北はまだ未踏の地であったので慎重に行こうと思いながらいきなり始まる下り坂に勢いよく走り、その先に待ち構えていた上り坂に軽く絶望感を感じながらも「これはダンシングする場面では?」と腰を上げる。
どうにもダンシングは苦手意識があり、あまり進まない割にはえらい疲れるといった塩梅で勢いシッティングメインで走りまわっていたのです。
ここでネットで見た、体重を乗せて休むダンシングを試そうと、平地からギアを変えずにペダルに体重を乗せる事だけを意識してやるとスルスル登っていくではないですか。
あーなるほど。
一回感覚が分かれば後はそれを繰り返すのみ。
その後の登り坂はつらい道から練習場に姿を変わり、意気揚々と坂道をダンシングで突破していったのです。
結局時間が厳しかったので入間川の途中で家へと引き返したのですが、帰路の間に思ったのはクロスバイクの区切り。
クロスバイクに乗り始めて早半年近く、わりとあちこち行ってはいるのですが、心残りがございます。
時坂峠。
クロスバイクに乗り始めてわずか一か月で向かった初峠。
初心者でも行ける書かれた電文にまんまと踊らされて向かったはいいが、そもそも坂の上り方を何も分かっていない初心者に登れるものでもなく。
速攻足を着いて坂を見上げて押して歩いて足に何かの棘が刺さってグローブを片方なくしてダウンヒルの寒さで翌日風邪をひいた時坂峠。
ダンシングも何となく出来るようになったし、檜原村には何度も向かっているし、少し平均斜度の緩い城山湖は登れたし、獲得高度1600mを超えるライドも体験している。
そろそろリベンジしてもいいのではないだろうか?
そしてそれが一つの区切りになるのではなかろうか?
とゆーわけで、時坂峠リベンジ。近日実行。
予定。
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