ドロシーとルイーズの探偵初仕事
第39話 俺の話を聞けーーーーーっ。
本当は昨日から調査を開始する予定だったが、今日からにした。
昨日はお休みにして正解だった、
と言っても、僕は浮気をしてない、依頼主のラヴさんが、僕を襲ったのだ。
うん、ほんと、誠にけしからん、うーん二人とは違う。
こうぉー、何と言うか、ほんとっ、誠にけしからん。
しかし、本当に良い罰だなあ~、又、罰してくれないかなあ~。
でも、ちょっと頑張りすぎた、・・・僕の予想を通り越して、二人はお昼過ぎまでとっても可愛い顔で眠っていた。
もそもそ起き出してきたのは14時前だった。
クライアントには、僕が起きた時に、諸事情により調査開始を一日遅らせる
直ぐに携帯にクレームが入り、ぶうぶう言うので、
「ふぁ~ぁ。」
「ふっ、・・・んん。」
「さて、二人共、初仕事だよ。」
「ね~、ルイーズ、
「う~ん、分かんない、でも、へにゃ~ってなってるよりいいと思うの。」
「ルイーズのえっち。」
「違う、違うのおーーー、ドロシーのあほーっ。」
「ルイーズ、騒がないの。」
「だってドロシーが、じゃドロシーは
「そんな事無いもん、何時までも元気で、ぴーんとしてる方が良いもん。」
「ドロシーのえっち。」
「・・・ん、違う、違うからあーーー、ルイーズのばかあーっ」
「ドロシーも騒がないの。」
「だってルイーズが。」
「ドロシーが言うからじゃん。」
「はいはい、二人共お仕事始めるよ、
「「は~~い。」」
二人は本当に初仕事だし、お手本を見せないと。
「二人共、まず1時間ほど僕と一緒に回ろう、お手本見せるからね。」
僕が仕事をしているところを見せて、
僕は主婦らしき人に近付いた。
「あの~、すみません。」
今度は少し年配の男性だ。
「あの~。」「今急いでるから。」「すみません。」
もう10時を過ぎているのに女子高生。
「あの~。」「近寄るな、きっもっ。」
ドロシーがすかさず近付く。
「Hello, Nice to meet you.」
「あっ、可愛い、外人、何々。」
「私、探偵のお手伝いしています、これ名刺。」
「あっ、有難う、本当に探偵なんだ、何かいい感、何でも聞いて。」
差別だあーっ、年配の主婦の人だ、今度こそ、
「すみません。」 睨まれた。
ルイーズがすかさず近付く。
「How do you do?」
「・・・はい、道ですか。」
「あっ、私、今、たんていのお手伝い、これ名刺、です。」
「言葉、話せるんですか、良かった、探偵さん、浮気調査。」
どうしてだよ、ほんと外人に弱いなあ、まあ二人共可愛いからなあー。
僕の嫁ですから、あー、ちょっと苦手なタイプだな、そんな事言ってられない。
「あの、すみません、少しお話を。」
「うっせっ、どっかいけ。」
「Hello, Nice to meet you.」
「おっ、おー、何。」
「私、今、探偵、お手伝い、していまーす、これ名刺。」
「へぇー、探偵、本当にいるんだ、何、殺人事件。」
「お人、探してまーす。」
結局僕の話は、だぁ~~~れも聞いてくれない。
俺の話を聞けーーーーーっ。
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