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「うーうー!」
「おっと撫ですぎたか、マナ?」
「あらら、流石にそろそろ止めてほしいですか~、わかりました」
撫で始めて1時間、始めは心地よかったが、流石の長さにうっとうしさとお腹のモヤモヤを感じたマナはそれを振り払う、そして。
「ご飯、ご飯!」
と食事の要求をし、続けて。
「急ぐ、急ぐ! 起こす、起こす!」
と手をバタつかせて二人にアピールする。
それを聞いた二人は。
「マナはお腹がすいたみたいだな、とりあえずこの3人をどうにかするか?」
「そうですね。 では、コトネをお願いします、私はアズサとリーンをどうにかするので」
「分かった」
そしてローグはコトネをどうにかする為、近づくと。
「おい、行くぞ……おい……」
小さくそう呟きながら頬を優しく叩くが反応が無い、なので。
「全く……、妹にこんな事をするとは思わなかったよ。 マナ、行くぞ」
そう口にしながら、お姫様抱っこし、マナと一緒に泊まるコテージへ向かったのであった。
そしてシノも、二人をどうにかする為、近づくと。
パーン、パパーン!
「「ぎゃあ、頬がいたい!」」
アズサに一発、リーンに二発ピンタをすると。
「おはようございますお二人とも、モーニングコールです。 ほら、さっさと行きますよ。 行かないなら何度でも私が
「痛い、痛いっスから! 分かったっスから!」
「何で、何でビンタするのよ! 分かった、分かったから!」
そう言いつつ、ついでに《じゃれ合い》と言う名のビンタを一発追加し、頬がヒリヒリする二人は、逃げるようにローグの後を追うのであった。
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