6.盗賊団の「真の団長」

「おっ、やってるやってる。」


と、魎鬼が言うと漓流が、導狐を見つけ、こう

質問する。


「決勝戦の状況はどうですか?」


「んー、今は龍成が優勢かな?」


と、状況を簡単に説明する。

そして、導狐はボソッと


「これは妖狐が勝つな……。」


と言うと漓流はそれを聞いて、


「何故です?」


と、聞いた。


「ありゃ、聞いていたか。

まぁ、見れば分かる。」


その直後だ、観客が『ウォォー!』と歓声を上げていた。


「悪いね、龍成。私のエースは、もう一ついるの、今から見せてあげる……。

私はコスト3の『団長FOX』と『F-ファイター』の二体を素材に『オーバー・エクシード』!

来て、オーバー・レジェンド・モンスター!」


映像ヴィジョンに現れるのは、大きな狐である。

そして、その狐は鎧を纏い口に刀を咥えている。


「『ネオ・団長リーダー 一刀斎バスター・NINE』!!

さて、『バスターN(ナイン)』の能力を発動!このカード以外のカードを破壊する!」


「おい、妖狐。それはお前も、俺もかッ!」


「もちろん、よ。放て、『バスター・インパクト』!!」


映像から放たれる狐の叫び。

その叫びによって、妖狐と龍成のカードは「バスターN」を除く全て、墓地セメタリーに置かれる……。


「全て無くなったけど、このカードの能力はまだある。けど、今回はこれだけね。

そして、龍成に直接攻撃ダイレクト

『Re BUSTER-ブレード』!」


龍成LP3→0


WIN 妖狐


「さて、どうだった、漓流?

今回の大会は?」


「お兄ちゃん……。楽しかったよ。でも、アリスお姐ちゃんに勝ちたかった……。」


「じゃあ、家に帰って特訓だな!」


漓流は「うん」と元気に返事をし、時間一杯

バトルをした。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

激突符MM(マスター・モンスターズ) Darsan @DARSAN

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ