応援コメント

天に昇ったかがりの炎、むかしに消えた、お星のお歌のこと」への応援コメント


  • 編集済

    鉱石性と童話・童歌性、それらを実験皿の上で自在に融合させ、プラスアルファの輝きをすら与えてみせる手腕にいつも舌を巻いています。
    この一作は「~危ないんだったら」の辺りに宮沢賢治「オツベルと象」の語り手を幻視したり、鉱物たちのかち合う火花に「インドラの網」を感じたり、何より私の大好きな「楢ノ木大学士の野宿」を思い出すようで、楽しんで読みました。
    勿論、それらの親和性を感ずるより先に、まず御作ならではのリズムと表現が在って、無二無垢の唄になっているのが、何よりも素晴らしく感じる事です。

    (上記、長いことハートをのみ投じて、書き留めていたコメントを投稿し忘れていたようです)

    作者からの返信

     安良巻祐介さん
    仰るとおり、この話(うた)は宮沢賢治のさまざまな作品から着想を得ています。
    足がかりは『春と修羅』の『東岩手火山』だったのですが、たしかに『楢ノ木大学士の野宿』の気もありますね(この話はわたしも大好きです。)
    童話と詩の流れを持った、みじかい話(うた)をつくろうと試みたのですが、まだまだ磨き足りないところも多く…。ですが楽しんでいただけたなら甲斐があり、また励みになりました。