第2話 依頼
俺は…正直言って恋してる。
アイツに…。
あの時…アイツを死なせた時ホント後悔が残った。
ブルーストーンさえなきゃ、俺は何も出来なかったはずだ。
本当に俺は…無力な魔導士だ…。
そう情けなく思えてきたとき、アイツは言った。
「進。貴方は馬鹿なの?大馬鹿者なの?」
俺はあの説教のおかげで今の稼業が出来ている。
ブルーストーンは悪魔の石というが、
俺はあの石にとても感謝をしている。
悪夢も…あの石の所為だが…。
「まあそんなことで我々の力じゃ無理なんだ」
内容はこうだった。
まず、化け物がいて仕事を邪魔する。
そこで防衛部隊を配置したんだが倒してもきりがない。
そうなるともうアジトを潰したいが、見つからない。
奴らは強いので、並の人間では見つけても倒されてしまう。
だから俺に相談した…ということだ。
「承諾してくれるかい?」
「はい!」
俺は勢いよく言った。
「なるほどね…。それで、承諾したの?」
「ああ」
紅は夕飯を作りながら俺の依頼についてを聞いた。
霊界移動屋敷~アカルイミライヘ~ 花見和ノ如く @aokingyorin
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