どうしても。



なんか長い時間経ったような、あっという間だったような。


君がそんなに前から苦しかったなんて、ぜんぜん知らなかった。



私に言ったからって楽になる訳でもないかもしれないけど、



それでも何かの役に立ちたいな。






やっと回ってきたチャンス、なんて不謹慎で月並みだけど。


一番私が君のこと支えられるよ、って自信もって自分に言ってあげられるようになったんだ。





君に言うのはまだ恥ずかしくてむりだけどね。






別に普通のお付き合いとかいらないよ。

私が君の彼女になったとして、その関係性が君に負担をかけるのはとてもつらいからさ。



大丈夫。君のために何か出来る今が一番嬉しいんだ。







あ、でも思わせぶり過ぎるのはやめてね。

たまに勘違いしちゃうから。









ちゃんとお礼が言える、君の優しさにまた惹かれてしまうような気もする。


こんなの綺麗事なのかもしれない。



でも、一緒に悩みを分け合ってくれるだけで本当に嬉しい。




これからも頼ってね。




私も強くなるから。







  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

あーあ。 柴田みつき @linaria_

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ