第85話


 空色の髪が角の向こうに消えて行くのを、カイリはむざむざと見送ってしまった。がたっとベンチを蹴る様に立ち上がり、睨む様に凝視する。

 男性が眉を跳ね上げたのを目にし、失礼だったとカイリは頭を下げた。



「す、すみません。でも、俺、急用を思い出しました」

「え?」

「……、……そうか」

「本当にごめんなさい。失礼しますっ」



 居ても立ってもいられなくなって、カイリは目的の角を目掛けて走る。

 後ろから、「待ってよ、カイリ!」とケントが素早く追ってきたが、振り向いている余裕も無かった。

 男性が、ちらりと角の方角を厳しく見咎みとがめたのにも気付かぬまま、カイリは全力で駆ける。

 そうして、必死に角を曲がり。



「……っ、……エリッ……!」



 名前を呼ぼうとして、中途半端に固まる。開いた口も、虚しく凍り付いた。

 角を曲がったその先。



 その奥には、誰もいなかった。



 目の前に広がる光景は、高い壁に囲まれ、ただ閑散とした裏道がさみしげに続くだけだ。人っ子一人いない。生き物の気配さえ嗅ぎ取れなかった。

 まるで、幻だったのだと。嘲笑うかの様に、カイリを静寂が迎え入れる。


「――っ、……は……っ」

「カイリ! どうしたのさ、急に! 何かあったの?」


 ケントが息も切らさず、溌剌はつらつと声をかけてくる。

 だが、その声には案じる様な響きが含まれていた。心配をかけてしまったと、カイリは反省する。

 しかし。



〝ほうほう。では、エリックからこの村のことを?〟



「――っ」



 村が滅びた原因。



〝お前が歌を歌えると知った時から、村はお前を守るという選択をした。村長たちとは何度も話し合って決めたことだ。お前に拒否権は無い〟



 みんなが、死んでしまった理由。



〝愛しているわ、カイリ。だから、――幸せにね〟


〝……愛している、カイリ。父さんの心は、いつでもお前と母さんと共にあるからな〟


〝……、か、い、……――――――〟


〝……、無事、か? ……カ、イリ……、……〟



 大切なものを、根こそぎ奪われてしまった元凶。

 その手掛かりがすぐそこにあるかもしれないのに、手をこまねくなど、ありえない。――ありえない。



〝何で? 何を言ってるんだい、あんたが殺したんだろう?〟



「――っ!」



 ――逃してたまるかっ!!



「……ケント! ごめんっ!」

「え? ちょっと、カイリ!?」



 我慢など出来ず、カイリは再び突っ走る。

 まだ近くにいるかもしれない。そう思うと、どうしても黙って突っ立っていることが出来なかった。

 彼に、会いたい。確かめたい。そもそも、今カイリが見たのは本当に彼だったのか。

 がむしゃらに走って、分かれ道に食らいつき、カイリはひたすら駆けた。何処をどう走ったのかすらもう思い出せない。

 けれど、構わない。迷子になっても、最悪同じ首都なのだ。どうとでもなる。

 そんな捨て身で、カイリは走り続けた。進むたびにどんどんと薄暗くなっていく路地を懸命に駆ける。

 そして、もはや日の差さない路地の先。



 ――空色の髪の人物が、更なる奥の曲がり角に走り抜けるところだった。



「――っ! エリックさん……っ!」

「――」



 一瞬、遠くの人物の影が震えた様に見えた。

 すぐに向こう側へと姿を消してしまったが、その反応にカイリは益々ますます気が急く。捕まえたい、と足がもつれるのを叱咤しったしながら、くだんの角に一気に走り寄る。

 そして、ようやく角に手をかけ、カイリが無理矢理手で体を引き寄せて曲がろうとした直後。



「――カイリっ!!」

「――、……っ!?」



 ぶんっと、目の前に迫った黒い影がカイリの体を貫こうとするのと、後ろに力の限り引っ張られるのは同時だった。

 すぐに、目の前でがんっと大きく弾かれる様な音が跳ね上がる。カイリ自身は抱き込まれる様に引っ張られ、何が起こったのか理解出来なかった。

 ただ、カイリは今、一歩間違えていたら大怪我をしていたかもしれない。それだけは鈍った頭で理解した。ぐっと、更に片腕だけで引き寄せながら、ケントが焦った様に怒鳴りつけてくる。


「馬鹿カイリ! こんな危ないところ、一人で突っ走らないでよ!」

「っ、……ご、ごめ」

「はい、こっち向いてっ」

「え? わっ」


 がっしりと両肩を掴まれ、強引にケントの方を振り向かせられる。

 背後に何があるのだろうと疑問が湧いたが、頑なにケントはカイリを振り向かせない様に固定してきた。


「け、ケント? 一体、この先」

「歓楽街」

「……、え?」

「カイリには一生似合わない、縁の無い場所だよ」

「――」


 底なし沼の更に奥を連想させるほど、低い声を落とされる。ケントの真っ直ぐに貫いてくる双眸そうぼうからも光が一瞬抜け落ちた。

 強いどころか、有無を言わせぬ圧力に押され、カイリはこくっと喉を鳴らした。



〝とにかく、今もあそこって一部を除いて無法地帯ですし。歓楽街の奥の貧民街も治安が酷いし。新人は絶対踏み入っちゃ駄目っすよ〟



 歓楽街とは、前にエディが一度だけ注意喚起をしてきた場所だ。

 その場所が、この先に広がっているのか。ケントまで見せたくないと言い張るその地区に後ろ髪を引かれたが、カイリは戸惑いながらも従った。

 カイリが大人しくなるのを見届けて、ケントは溜息と共に手を緩める。


「――掴まってて。振り落とされない様にね」

「え?」


 言うが早いが、ケントがカイリを左手でしっかり抱き寄せた。

 そのまま、とんっと軽い音を立ててカイリごとケントは宙に舞った。物凄い浮遊感を感じる暇もなく、ケントは壁を軽やかに蹴って、あっという間に建物の頂上を越えて空高く舞い上がる。

 今、カイリは空にいる。建物が大き目の模型の様な形に見えるなど、どんな冗談だろうか。

 地上が遥か下にあるこの状態に、カイリは驚きのあまりケントにしがみ付くという情けなさを発揮した。目まぐるしく状況が変わり過ぎて、息つく暇もない。


「う、わっ、え、俺、は? 何で、空」

「――いた。カイリ、嫌なら目を閉じてて」

「は?」

「僕、結構容赦が無いから」


 言われた意味を理解する前に、ケントが何事かを唱え、空を蹴り飛ばす様に地上へと急降下する。弾丸の様な豪速に、風で肌が斬られそうなほどの痛みを感じた。

 けれど。



 ――目は、閉じたらいけない気がする。



 ケントの忠告を、カイリは敢えて無視をする。

 これは、カイリの身勝手さで始まった行動だ。己の事情に、ケントを巻き込んでしまったのだ。

 ならば、見届ける義務がある。



 何より、ケントからも、『彼』からも、もう目を逸らしたくなかった。



 気合を入れて目を見開き、風の切れる様な抵抗に必死に歯を食いしばっていると、建物の屋根に黒い塊が見えた。

 何やらうごめく様に揺れていたが、もう遅い。

 ケントは、その黒い塊を目掛けて一気にかかとを振り下ろした。

 鈍い音、なんていう生易しいものではない。骨ごと砕く様な嫌な音に、カイリは思わず身をすくめた。


「――ぐ、ああああああっ!」

「はいはい。――逃げないでね」


 低いささやきと共に、ケントがもう一度相手の足に踵を振り下ろした。大きな破砕音が響き渡り、相手のくぐもった絶叫もほとばしる。

 カイリが恐怖からケントにしがみ付く腕に力を込めると、一瞬だけ彼が揺れた。

 それでもケントは表情を変えずにカイリを抱え直し、もう一度今度は別の建物へと一息で飛ぶ。

 瞬く間に迫った黒い塊は、あっという間に人の形となり、ケントの飛来に驚愕で目を見開いていた。

 すぐさま刃を引き抜いて応戦の意を示したが、ケントはそれすらも嘲笑う様に、いつの間にか抜いていた右手のレイピアを軽く振り抜く。

 途端。



 ぱきいっと、ひび割れる音と共に、相手の武器が砕け散った。



 たった一振り交えただけで、簡単に壊れるものなのか。カイリは驚きで目を剥いた。

 相手も同じ気持ちだったのだろうが、それでも懐に手を入れて別の得物を取り出そうとする。

 だが、それすらケントには、欠伸あくびをするほど遅い。そう言いたげな表情だった。



「――貴様が一体誰を狙ったのか。【絶望しながら】、果てろ」



 暗い宣告が、相手の脳裏を貫く。

 瞬間、相手の体にも一直線に刃が閃いた。勢い良く血飛沫を上げて、ゆっくりと倒れ伏していく。

 どっと転がる重々しい音に、カイリはひくっと喉が鳴る。知らず全身に震えが走り、歯を食いしばって懸命に止めようとする。あまりに恐がっていたら、ケントの行動そのものに恐怖していると傷付けかねない。

 ケントは何も言わずに、カイリの背中を撫でた。無言であるというその対応こそが、カイリが彼を傷付けているという証拠だ。結局隠しきれずに情けないと、苦しくなる。

 だが、ケントがカイリを撫でながらも倒した相手に向き直ろうとした。

 直後。



 ――びくんっ!



「……っ、ひっ⁉」



 いきなり大きく跳ね上がった存在に、カイリは思わず悲鳴を上げてしまった。

 そのまま、びくびくんっと何度も魚が地上に打ち上げられた様に痙攣けいれんし、やがて動かなくなる。

 一部始終を見下ろし、カイリは呆然と転がった存在を凝視してしまった。ケントの方は、「あちゃー」とレイピアを仕舞った右手で額を押さえる。


「あーあ。一応致命傷は避けたのに、自害しちゃったなあ」

「……っ、じ、……。……ケント。あの、もう一人の方は」

「……聖歌語を使って自害止めるの忘れてたよ。多分、もう事切れてるね」


 あー、僕としたことが、とケントが嘆く様に天を仰ぐ。

 だがそれは、カイリが怯えたからだ。カイリが恐怖でしがみ付いた時、ケントは一瞬固まっていた。それで判断が鈍ったのだろう。

 結局ケントの足を引っ張ってしまった。最初から目を閉じていれば、もっと速やかに終わっていたのかもしれないと思うと、後悔しか出てこない。


 けれど、それは結局逃げだ。


 カイリが騎士として教会に身を置く以上、いつまでも人の死からは逃れられない。恐くても、向かい合わなければならない現実だ。


「……ごめんな。ありがとう」

「……どうしてカイリが謝るのさ」

「だって、助けてくれただろ? それなのに、俺は一人で突っ走って危険に陥った挙句、戦闘の邪魔をしてしまった。だから……」

「カイリが謝ることじゃないよ。これは、僕の判断ミス」

「でもっ」

「それに、戦闘に慣れていないんだったら仕方がないよ。……僕のこと、恐かったでしょ」

「――っ」


 へらっと笑うケントの顔に、一瞬涙の様な悲しみが過ぎった。

 それを目の当たりにし、思わずカイリは彼の両頬を軽く叩く。ぱんっと、軽快な音が辺りに散った。

 思ってもみなかった行動だったのか、ケントが目を丸くしてカイリを見つめてくる。

 その表情に、今さっきの様な悲しみは見当たらない。――嫌なことを言わせてしまったと、また悔やんだ。


「そういうこと、言わないでくれ。俺は、お前が助けてくれたこと、本当に感謝してるんだっ」

「……」

「だから、そういう風に笑って誤魔化さないでくれ。……確かに俺は人の死に慣れていないし、殺したり殺されたりは恐いけどっ。今のも恐かったけどっ。それでも! 俺は、お前を恐いと思っても、お前を恐いとは思わない!」


 彼は、命の奪い合いの中を生きてきたのだ。カイリがのほほんと村で、そんな争いとは無縁の世界にいた間にも、彼は多くの血を見てきたはずだ。

 戦というものを経験している。カイリにとっては物語や歴史の中でしかなかった出来事は、この世界ではとても身近なものなのだ。

 そして、命を奪わなければケントは生きて来れなかっただろう。それに、今は第一位の団長でもある。時には冷酷な判断も、穢い手も使わなければならなかったはずだ。

 慣れることは難しくても、理解はしていきたい。

 彼のしてきたことを、これからすることを受け入れたい。そして、彼の隣にいて、もしやり過ぎていると思ったならば、引っ張ってでも制止したい。



〝ケントはとても優しい子だ。けれど、人として欠けてしまったものがある。それは本人も分かっているし、私達が指摘しても直らなかった〟



 彼の父であるクリスにも託された。

 そして、カイリ自身の願いでもある。例え血塗られた道を歩くことになろうとも、カイリは彼と共に歩いていきたい。

 ぎゅうっとカイリがケントの肩を握り締めると、少しは伝わったのだろうか。ケントがようやく柔らかく表情を崩した。


「……カイリ、何それ。……矛盾してるよ」

「矛盾? 何が?」

「僕のこと、恐いけど恐くないって」

「ああ。……だって、仕方がないだろ。お前が命を奪う瞬間とか、恐い顔してたしな。声も恐ろしかったし」

「じゃあ、恐いんじゃない」

「でも、恐くない。……お前は、恐くない」

「……、そっか」


 上手く表現出来なくてもどかしくなったが、ケントは理解してくれた様だ。ありがとう、とすがる様に抱き付いてきた。その手が微かに震えている様に思えて、カイリはぽんぽんとあやす様に背中を撫でる。


 きっと彼は、盲信的に尊敬されていると同時に、恐怖の様な畏敬の眼差しも多く向けられてきたのだろう。


 だからこそ、恐がられることに慣れ過ぎて、諦めてしまっているのだろうか。

 彼のその側面は、きっと生きていくために必要だからこそ備わったものだ。それを否定するということは、ケントの今まで歩いてきた生き方そのものを否定することに繋がる。

 そんなことはカイリには出来ないし、したくもない。

 ケントは、今彼自身が感じている恐さも、苦しみも、悲しみも、幸せも、何もかも全て引っ括めてケントなのだ。

 そう。

 だから。






『ああ! カイリさん、やっぱり知らなかったんですね』


『【―――】は、おれの』






 ――それを嘲笑う人間を、俺は決して許しはしない。



「カイリ?」



 ケントが不思議そうに頭上から声をかけてくる。カイリははっと、我に返った。遠くに聞こえた声も、認識する前に霧散する。

 よく分からないが、カイリは今、頭の芯が熱せられた様に燃え上がっていた。恐らく目は、据わる様に細められていただろう。今の彼にこんな恐い顔を見せるのは、少し気が引けた。

 俯いていて良かったと安堵しながら、一度軽く目を閉じる。何度か瞬きを繰り返してから顔を上げた。


「ああ、ごめん。……でもさ、俺のこと抱えて戦いにくくなかったか? 置いていっても良かったんだぞ?」

「……、バカイリ」

「ば、か、……つなげるなよ!」

「繋げるよ、バカイリ。君が狙われたんだよ? 君一人残して、その間に襲われたらどうするのさ」


 本気で怒っているのか、ケントの目が剣呑に細められる。

 その奥にはひどく心配そうな光が宿っていて、カイリは項垂れてしまった。確かに咄嗟な攻撃に反応出来ないカイリでは、不意打ちをされれば危険だ。ケントの判断は正しい。

 それに、片手だけだったというのに、身のこなしが鮮やかで洗練されていた。彼が名実ともに最強の一角であるということは、見事に証明されていた。しみじみ凄いと尊敬する。


「……ごめん。ありがとう」

「どういたしまして。……はあ、無事で良かったよ」

「……なあ、この人達ってやっぱり」

「狂信者だね。ちょっと飛ぶよ」


 宣言と同時に、ケントはカイリを抱えてまたも飛んだ。素早く最初に切り結んだ人物の元へと到達し、ケントは嘆く様に溜息を吐いた。



「やっぱり。死んでる。……あーあ。色々聞きそびれちゃったな」



 ケントが嘆く横で、カイリは倒れている人物の顔を確認する。

 それは、先程見かけた青年とは似ても似つかない顔つきだった。男性ではあるが、年齢も随分と高い。

 彼で無かったと、安堵するべきか。

 それとも。



 ――終わらないと、絶望するべきか。



「――……っ」



 一瞬浮かんだ考えに、カイリは緩く首を振った。

 今、何て酷いことを思ってしまったのだろうか。やはり、あの悪夢のせいで情緒不安定になっていると失望する。


「ごめん、ケント」

「だから、カイリが謝ることじゃ」

「……俺。原因、知っていると思う」


 吐き出す様にささやけば、ケントの顔つきが変わった。

 だが、驚いた様子は無い。当然だ。カイリが突然駆け出した時点で、関与していると見ていただろう。


「……、……それって、カイリがいきなり駆け出したのと関係している?」

「……、えっと」


 どう話せば良いだろうか。

 あの空色の髪の人物が、村出身の行商人であるエリックだという確証はない。カイリも、本当にちらっと見えただけだ。

 それに、彼が狂信者と完全に繋がっているという判断も出来ない。

 だが。


〝エリックさんとは旅をしている途中に知り合ったんです〟


 彼が、あの村を滅ぼした狂信者に色々漏らしていた。

 もし彼が生きていて、ここにいたとしたのならば。カイリの前にわざと姿を見せたのだとしたら。



 ――今度の任務には、ケントの父親が関わっている。



 何も言わない、ということは得策ではない。悲劇に繋がる可能性が大だ。


「……ケント、ごめん」

「え? 何が?」

「俺の……、……村を襲った元凶が、この首都にいるかも」

「――」


 ケントの顔から表情が消えた。

 代わりに覗いた騎士としての顔は、まさしく彼が上に立っているという確固たる証である。


「それって、話せる?」

「俺の判断だけじゃ、ちょっと何も。フランツさん達に相談しないと」

「分かった。じゃあ、僕の家に行こう。父さんも交えて、良いよね?」

「……、ああ」


 少し話しただけで、ケントは全てをんでくれる。

 その気遣いがありがたく、同時にどうしようもなく心苦しかった。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る