連鎖!?
グルコースになったはいいものの、結局は植物の体内を巡るだけである。
『何もないよりはマシか』
いつものように流れに身を任せて過ごしていると、若干周囲の様子が変わった。
『何かに取り込まれたかな?』
どうやら草食動物に食べられたようだ。
とは言っても今の役割はあまり変わりないのだが。
なんて思っていたら、また周囲の様子が変わる。
今度は肉食動物に捕食されたらしい。
おそらく食物連鎖の一端をたどっているのだろう。
その予想通り、また周囲の雰囲気が変わった。
それと同時に何かに熱せられる感じがする。
『もしかして、肉を焼いている?』
実際に推察は当たっていて、焼き肉と化した俺は何かに食べられたようだった。
『肉を焼くなんて知的生命体ぐらいじゃないか?』
人間に似た生物に取り込まれたようだ。
この後数十年したときに土に埋められたようで、俺も一緒に土へ還った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます