風雨!?
海を放浪していると、水温が高い場所にやってきた。
そのまま何日もいると、フッと身体が軽くなった感じがした。
どうやら蒸発して空気中に取り込まれたようだ。
風に乗せられ、あちらにふらり、こちらにふらり。
そんな調子でだんだん高度が上がっていくと、周りの水と凝縮を始める。
俺は雲の一部になった。
その後すぐに強い低気圧に確保され、そのまま急成長を遂げた。
おめでとう、俺は台風に進化(?)した。
暴風雨は行く先々で雨を降らせ、俺もその一つとして地表に降りる。
降った場所は植物のようなもので地表一面を覆っていた。
その地面に浸透した俺は、植物が張った根に吸収される。
植物の中で、光合成によって化学反応が起きる。
俺は水からグルコースに変化した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます