生命!?

 ゆらゆらと原始の海に揺られ、幾億年。


 ふと周りの様子が変わったことに気が付いた。


『なんか雰囲気が変わった…』


 どうやら微生物程度の大きさを持つ原始生物に取り込まれたようだ。


 そのまま体内に吸収され、血管らしき場所を巡る。


『しっかしここ狭いなー』


 水分子とは言え、狭いところには長居したくないものだ。


 数ヶ月ほど体内を巡回してから排出された。


 再び海を放浪する生活になる。


 その時には、周りは大量の藻と微生物で埋め尽くされていた。


 これらが、この惑星の生態系を形作っていくのだろう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る