第4話サバイバル生活中止

サバイバル生活二日目、俺は先生がいる小屋まで歩いて行く。滝川先生は笑いながら腕を組んで海を見ていた。

「滝川先生、今すぐサバイバル生活を辞めましょう。」

俺はこのサバイバル生活は何か裏があると感じていた。滝川先生は俺の方を向いて笑う。

「今すぐサバイバル生活を辞めろだと?」

俺は頷いて滝川先生の方を見る。せっかく高校に通っているなら授業やテストが多いい方が良いと俺は思う。本当の事を言うべきか俺が迷っていると前田春香が俺の方に歩いて来る。タイミングの悪い事…。人が話しているのを察してみんなのところに行ってくれないだろうか。多分、俺でも同じような事をしただろうか。

俺は前田春香と同じクラスのみんなを起こしに行く。みんなぐっすり寝ていて俺は誰を最初に起こせば良いか迷っていると前田春香が俺の方に歩いて来る。

「皆さん起きてください。」

前田春香は同じクラスのみんなを起こしてから朝ごはんを作っていた。俺はこっそり滝川先生のところに行く。

「滝川先生、さっきの話しですがせっかく高校に通っているのなら授業やテストが多い方がいい。」

「それが小山健次の出した答えか?」

俺は頷いて滝川先生を見ると笑っていた。

「分かった。校長先生に伝えて置く。」

俺は滝川先生に一礼をして一先ずみんなのところに行く。俺としては先生がオッケーをしてくれて少し助かったがもしも学校生活になったとしてみんながちゃんとしてくれるだろうか。不安はあるがちゃんとしてくれる事を祈るしかない。

「小山健次からの意見でサバイバル生活を辞めろと言われました。どうなさりますか?」

滝川先生は校長先生に俺が言った事を話すと校長先生は納得してサバイバル生活を辞める事を放送する。

「サバイバル生活を辞める事にする。荷物をまとめて昼にはこの島を出る。」

サバイバル生活を辞める事が放送されてから俺達は荷物をまとめる。

「急にサバイバル生活を辞めるってどういう事だろうね。」

前田春香は首を傾げながら俺に言うが俺が辞めるように言った事は黙っておこう。それより俺の目的を達成しなければならない。俺は地面に青いビー玉のような物を複数の場所に埋める。俺達は船で島から出てサバイバル生活は終了した。

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