第4話 カラス参上

ボケーっと目を開けるとそこにはカラスがいた


なんでカラスがいんだ

ここカラスの巣なのか


でもこの窪みには何もなかったからなぁ

適当にそこら辺にある草を敷き詰めたんだよなぁ


「ここカラスの巣だったのか?」

ってなんで聞いてんだ俺はキューが言葉分かるっぽいとしても

なんで聞いてんだー

ナ ン デー


「なんだ!

お主 転移者か

それより早くそこから降りたほうがいいぞ」


「ふぇっ・・

カラスがシャベットルヨ・・

エッ ドユコト」


なんて変なしゃべり方になってる間にカラスはキューを起こしてなんか話していた


カラスはホッとしてから

「アーワリーワリーダイジョウブノヨーダ」


さっきまでの流暢な喋りっぷりはドコヘいったなんだソノ棒読みな謝罪は

どーした


俺は今だに何がおきているのか分からないでいた

カラスに聞いてみた


なぜ降りたほうがいいと言ったかというと乗って寝ていた木が化物で今は寝ているから大丈夫だが起きたら大変だと思い降りろと言ったらしいのだが乗る前の昨日の内にキューが頼んでおいてくれたということだった


「キューありがとう」

ワサワサしながら喜んだ



「それにしても何でカラスが喋れんだ」


「ソチラの言葉が喋れるわけじゃなくソチラの言語を覚えてるから自分の声に意思というかなんていうか伝わるように魔力を込めて喋ってる感じかな」


「スゲーな」


カラスは照れてるっぽく

「アリガト」と返してきた


カワイイはこのカラス

頭や喉とか腹をワサワサなでていた

するとキューもきたのでまとめてワサワサした



ちょっと経ってから木を降りた

木に乗せていたチャリも降ろして窪みをキレイにした


「寝床をありがとう」

木に感謝を告げた


森から草原に向かってチャリを押して歩いていった

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