第3話 命名に参上
兎に名前をつけていない事を思いだして兎を見つめていた
角があってぇ黒く艶やかな毛並みでぇ耳はピンとしていてかなりの長さをしてるなぁ
そんな風に見つめていると兎は俺の顔を覗き込んできて「きゅー?」と鳴いてきた
それを見てというか聴いてコレダと閃いた
「お前の名前は <キュー> ドウダ気にいったか?」
と聞くと「きゅっきゅきゅー」と嬉しそうに飛びついてきた
うわっと危ねー
おっ角フニャフニャだな
一瞬ヒヤッとしたが安心してワサワサした
ワサワサし終わり少し経った
そういや俺の名前教えてなかったな
「キュー
俺の名前は山上(サンジョウ)零(レイ)」
キューをワサワサしながら
「キューこれからよろしくな」
「きゅっきゅきゅー」と嬉しそうにキューは返してきた
それからしばらくして辺りは暗くなっていた
キューは寝ちゃったかぁ
丸まっててカワイイな
キューが寝てしまい一人寝れずに起きていた
日本での事を思い親や友の事を考えていた
これからどうスッかな
帰れるかもわからねぇんだよな・・
知らぬまに涙がこぼれ頬を流れて口にショッパサが伝わった
頭をグルングルンし涙をぬぐった
アレコレ考えてもしょうがないなこれからどうするかだな
今できる事とか何かねーかな
そだなこういう時ステータスとか見れたり鑑定とかでイロイロなモノが分かったりすんだろうけどな
やり方とかどうすればいいのかな
俺はステータス出ろとか鑑定とか頭の中で思ったりしてやってみたがテンデ駄目だった
キューが起きないように小声でやってみたがこれまた全然テンデ全くもって駄目だった
そうこうしてる内に疲れていたのかアッチュウ間に眠っていた
幹の隙間から朝陽の光が入り込んできた
眠い目をこすり体中痛くなっていたので背伸びをして目を開けると目の前にはこちらを見ているカラスがいた
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