第7話 戦闘準備

 ギルドに向かったシェリアが見た物は、建物前に集まったアリオンの滞在している冒険者の集団だった。その姿は様々で、腰に斧を持ち、体のあちこちに傷がある歴戦の勇士のような戦士。頭以外に銀色の鎧を装備した、まるで騎士のような姿をした女性。ロイのように背中に大きな剣を装備した大男。その誰もがギルド前に設置された朝礼台のような物に乗った二人の人物を見ていた。一人はギルド職員であり、もう一人は一枚の紙を両手で上下に持って内容を説明しているアリオンの兵士であった。しかし、説明が終わったのか、シェリアがそこに近づくと兵士は紙をしまい、下に降りた。


「それでは、参加いただける冒険者の方は、ギルドの中で手続きいたします」


 そうギルドの職員が言うと一斉に冒険者達が動き始める。ギルドの中に入っていく者、仲間と相談を始める者、そして利益はないと思い、立ち去っていく者など様々だ。


「やばい、完全に出遅れた。何を説明していたのかは大体想像できるけど」

『それでどうするの? このまま帰る?』

「冗談じゃない。せっかくここまで来たんだから、誰かに聞くさ」


 そうアイリスに言うと彼女は近くにいる職員に声をかけようと動く、その時だ。誰かに肩を捕まれて止められる。振り返るとそこには見知った顔が揃っていた。


「ウィルさん、アリアさん、ロイさん、どうしてここに」

「どうしたもこうしたもねぇよ。俺たちがここにいるのは当たり前だろうが」

「そうだぜ、シェリアちゃん。ここは俺たちの故郷なんだ、危機が迫ったら当然立ち上がるに決まってんだろ?」

「そう言うこと。で、シェリアさんこそ、どうしてここにいるのよ?」

「まぁ、皆さんと同じ理由です。修練で学んだことを役立てればと思って。それで一体どんな説明をしていたんですか?」

「ああ、それはね……」

「それについては私から説明するわ」


 割り込んできた声に、全員がその方向を見るとレミールが彼女たちの方に向かって歩いてきた。


「レミールさん……、良いんですか?」

「構わないわよ、シェリアちゃん。それにギルドとしても貴方達は必ず確保しておきたいからね」

「おうおう、もしかして俺たちはギルド直々の指名って事になるのか?」

「そう思ってくれていいわ。詳しいことは事務室で話しましょう」


 そう言ってレミールはギルド横にある脇道へ向かい、彼女達もその後に続く。脇道に入って建物裏に出るとそこには『従業員専用』と書かれたドアがあった。

 レミールにつられてそこから中に入ると、ギルドの職員が慌ただしく動き回っている。その様子を横目に『応接室』と書かれた部屋に入った。中には以前入ったことがあるギルドマスターの部屋のように中央にテーブル、左右に向かい合って置かれているソファがあった。そして奥には一人用の椅子が置かれていた


「じゃあ、そこのソファに座って」


 レミールにそう言われた四人はそれぞれ別れてソファに座る。入り口から見て左側にシェリアとアリア、反対側にはウィルとロイが座る。そして一人用の椅子にレミールが座った。


「じゃあ説明したいと思うけど、何から説明してほしいかしら?」

「とりあえず8万のゴブリンの軍団が攻めてきたっていうのは本当なんだな?」

「ええ、本当よ」

「なら敵の正確な構成と戦力を教えてくれ。俺たちはそれしか教えられていないからな」

「分かったわ。まず敵の軍団だけど大多数はゴブリンよ。そして見張り台からの報告では、そのどれもが兜や鎧を身につけ、盾と様々な武器で武装しているそうよ。次にゴブリンよりも数は遥かに少ないけど、オークの姿も確認されているわ。オークは頭に兜を被っている以外に大きな武器を手に持っている者、そして攻城兵器を引っ張っている者に分かれている」

「待って下さい、ゴブリンが武装しているって……。しかもオークが攻城兵器を引っ張っているって一体どういうことですか?」

「シェリアさん、あり得ないことじゃないわ。ゴブリンの知能は子ども並み。でも、知能を持っているには違いないわ」

「あっ……」


 アリアの指摘にシェリスは思い至る。ゴブリンの知能は子ども並み。と言うことは難しいことは考えられないかも知れないが、何かを教えてそれを使えるようにすることは出来るだろう。


「使い方を教えれば使えるようになるかも知れない。問題はそれを教えたのが”誰か”と言うことだけど……」


 アリアがチラリとレミールの方を見るが、彼女は首を横に振る。


「分からないわ。でも実際にそれは確認されている。そうそう、攻城兵器の種類だけど、確認されているのは投石機が20台だけね。大砲や破城槌の類いは確認されなかったわ」

「それを考えるとよ、奴らはこの都市を落とすつもりはないと言うことにならねーか?破城槌がなくてどうやって城門を破るんだよ。そもそもの問題として、そんな古い兵器なんか持ってきてどうするんだ」


 そうロイが全員の顔を見渡しながら言うと、レミールがそれに答える。


「確かにロイくんの言う通りね。けどアリオンの行政府はそうは考えていないみたい。そうでなければ第二防壁外にある商業地区からの避難命令が出るはずもないわ」

「行政府は、城門が破られる事を想定しているって言うことか」

「過去の歴史を見るかぎりアリオンの城門が破られたことは一度も無いわ。けど、今は大砲があるし、そして銃もある。それを考えると、例え相手がゴブリンでも何が起こってもおかしくはないと考えたのね」


 ウィルの言葉にレミールはそう答えた。その内容から重たかった場の空気が更に重たくなるのをシェリスは感じていた。城門が破られる事を想定している、と言うことは行政府は今回の戦いについて”かなり苦戦するだろう”と言う想定をしているのだ。つまり迫っているゴブリンの軍団がかなり強いと考えていることに他ならない。


「でもレミールさん、いくら攻城兵器を持っているとしても、それは考えすぎじゃない?さすがに城門が破られるようなことはないと思うわよ?だって相手のほとんどは筋力が弱いゴブリンばかりよ。数が多くてもどうにかなるんじゃ……」

「いえ、アリアさん。もしかして行政府が問題視しているのはその数では?例え一体一体が弱くても、圧倒的な数で攻撃されたら苦戦は免れませんよ?」


 シェリアの頭の中では雑学でみた第二次大戦のある上陸作戦が流れていた。

 ノルマンディー上陸作戦。

 フランス・ノルマンディーにて行われた連合国とドイツの戦いである。このときドイツ軍は海岸に強力な防御陣地を敷き、連合国軍を迎え撃った。戦闘に置いてドイツ軍がその強固な防御陣地によって当初は戦闘を優位に進めることが出来たが、次から次へと上陸してくる連合国軍の圧倒的な物量によって戦力を磨り潰され、結果敗北を喫してしまった。

 それと同じ事が起こったらどうなるだろうか。大量のゴブリンが壁の上に登り、圧倒的な戦力差で磨り潰されていく兵士達。最後には壁が占領され、それを皮切りに防壁の内側に雪崩れ込んでくる軍団。それを考えてシェリスの背筋が寒くなる。


『思うんだけど、こちらの戦力って一体どのくらいなのかしら?』

「レミールさん、一つ聞きたいのですが、こちらの戦力はどのぐらいなのですか?」


 聞こえてきたアイリスの言葉を代弁するようにシェリアがレミールに問いかける。

 その質問はこの場にいる全員が気になっているものだろう。基本的にはどんな戦闘でも防御側が有利である。そのため、ある程度こちらの戦力が存在しているならば耐えることが出来るのではないかと思った。


「こちらの戦力は駐屯している騎士団5000名、衛兵4000名、後は現在アリオンに滞在している冒険者、800名ね。冒険者の方はどのくらい集まるか分からないから、数に入れないとして現在の戦力は9000名ね」

「ざっと見てもおおよそ9倍程度の以上の戦力差か、笑っちまうな。と言うことは打って出ることはせず、徹底的に立てこもって戦う腹づもりか」

「その通りよ。だから貴方たちには第1防壁の上で登ってくるゴブリン達を騎士団と協力して撃退してほしいの」

「貴方たちって、ちょっと待ってレミールさん。もしかしてシェリアさんも前線に出す気?さすがに、それは無理があるんじゃないの?だってシェリアさんって今までそんな事をしてこなかっただろうし……」

「いやアリア、そうでもない。シェリアは森の中でオークを倒したことがあるし、俺の婆さんの話だと、ゴーレムをたやすく破壊したって聞いているぜ。それを考えるとコイツは外すことが出来ねぇよ」

「私もギルドマスターから貴女のことは聞いているわ。本音を言えば半信半疑だけど、もしそれが本当なら貴女の力は今回の戦いにとってとても有用なもの。だからこそお願いしたいの」


 レミールの真っ直ぐな視線がシェリアを射貫く。それだけ彼女の力に期待しているのだ。それに対する彼女の答えは決まっていた。


「もちろんです。微力ながらお手伝いいたします」

「ありがとう。そう言ってくれて嬉しいわ。それで他に聞きたいことはあるかしら?」


 そう言ってレミールは全員の顔を見渡す。シェリア達は互いに顔を見合わせながら、頷く。その様子を見てレミールは満足げに表情を緩ませると椅子から立ち上がった。


「無いみたいね。それじゃこれからクエストを受けるための手続きをするからここで待っていてね。ああ、そうそう、ここで聞いた内容は行政府からの正式な発表があるまで他言無用でお願いね。と言っても明日には発表されるはずだけどね」


 そう言いながらレミールはドアに向かってそれを開くと部屋を出て行った。それを見ていた彼女達は一斉に緊張を解いてソファに身を沈める。


「それにしても平和なここでこんなことが起こるなんてな。ここに越してきたときは思いもしなかったぜ」

「ウィルよう、それは俺たちも同じ台詞だぜ。しかし、なんでゴブリン共がここに攻めてくるんだ? はっ、もしかしてゴブリンもここのうまい飯と風呂に惹かれたんじゃ……」

「ないわよ絶対。それにしても本当にシェリアさんは引き受けちゃって大丈夫なの? 無理だったら無理って言って良いのに」

「いえいえ、心配しないで下さい。それに、改良が終わった私の魔法を、実戦で試すチャンスですから」

「もしかして、婆さんのところで見たヤツよりも強力なのか?」

「端的に言えばそうですね。全体的に見直したんで全くの別物になっていますけど」

「……強力なのは良いけどよ、暴走したりはしないんだろうな?」


 不安げに彼女の事を見ているウィル。するとその体からアイリスが出てくると、彼女の後ろに立つ。


『大丈夫よ、ウィル。私も近くで見ていたけど不安定な様子ではなかったわ。最も、一番強力なアレを放つときは、集中していないと不安定になるかも知れないけどね』

「分かった。アンタがそう言うなら心配はいらないな」

「何で私の時と態度が違うんですか。贔屓ですよ、贔屓」

「そりゃそうだろ。保護者と、保護されている側の違いだ」


 顔を膨らませ、ウィルを睨むシェリアであったが、彼は何処吹く風である。そんな時、ふと彼女の視界にロイの姿が映る。彼は口を開けてアイリスを眺めたまま固まっていた。それを不思議に思ったシェリアは隣に座っているアリアの方を見てみる。すると彼女もまったく同じ方向を見ながら同じように固まっていた。


「あのアリアさん。そんな顔をしてどうしたんです?」

「えっ、いや、ちょっと待って。誰この人? どこから出てきたの?」

「俺、その人がさ、シェリアちゃんの体から出てきたように見えたんだけどよ、気のせいだよな?」

「いえ、気のせいじゃありませんけど……?ていうか、もしかしてまだ紹介していませんでしたっけ?」

「……そういやまだコイツらには顔見せしていなかったな。俺も完全に忘れてた」


 その後、アイリスの事を説明するのに二人が必死に口裏を合わせたことは言うまでもない。



 次の日、アリオンの第2防壁に近い大通りで行政府の役人から正式な発表が成された。

 現在8万のゴブリン、多数のオークがこの町に向かってきていること。時間にしておおよそ2日後には到達すること、投石機などの攻城兵器を所持していること、ゴブリンが武装していること。そしてそれに伴い第1防壁からの避難命令を出したこと。そして、まだ避難していない住人は直ちに第二防壁内に避難すること等だ。

 それをシェリスは人々が集まっている場所から、少し離れた位置より聞いていた。その様子から戦の時は近いと言うことをシェリスは肌で感じていた。


「戦争か。この世界に来てから初めてじゃないかな、こんな大規模な戦いは……」

『そうね、貴女にとっては初めての事かしらね。けど、今の貴女はこの世界に来た時とは違うでしょ?』

「それは確かに、ね。それよりもちょっと武器屋に行くよ」

『武器屋?何を買うつもりなの? もしかして剣とか? 貴方には必要ないでしょ?』

「うん、そうなんだけどね。何となく心配だからさ、お守り代わりにほしいんだ」


 そう言ってシェリアはいつものように屋根伝いに進み、目的の場所に着く。武器屋は店の正面にある盾と2本のクロスさせた剣が書かれている看板が目印である。


(着いた着いた。いつも宅配で行くぐらいだから、物を買いに来るのは初めてかな)


 そんなことを思いながらドアを開ける。同時に店内は来客を告げるベルが鳴る。


「親父さんー、シェリアですー、いますかー?」


 そう大きな声で言うと、店の奥から一人の男が出てきた。日に焼けたような小麦色の肌色に広い肩幅と鍛冶で鍛えられた筋肉に覆われた人物だ。


「姫ちゃんじゃねーか、どうしたんだ? もしかしてこんな時にも配達の仕事をしてんのか」

「いえいえ違います。今日は別の用事で、短剣を一本買いたいと思っているんです」

「姫ちゃんが剣を? まさか戦いに行くのか?姫ちゃんが?」

「はい、これでも魔法使いなので。それで護身用として買いたいんですけど、良いのはありますか?」

「そりゃここはアリオン一の武器屋だからな、もちろんあるさ。でもよ姫ちゃん、本当に大丈夫なのか?いや、姫ちゃんを信頼していないって訳じゃねーけどよ……」


 腕を組んでは不安そうに彼女を見る武器屋の主人である。しかし、彼女がそれを不快に思うことはない。何せ今まで雑用のクエストしかしておらず、戦闘なんて片手で数えられる程度である。それ故にシェリアの事が心配なのだろう。


 ――いろいろな人に見守られているな、と彼女は思い、苦笑する。


「大丈夫です。こんなことがあっても良いように訓練をしてきましたから。ですから必ず元気な姿をお見せすることを誓いますよ」

「そうか、そう言ってくれるなら俺もこれ以上は何も言わねーよ。で、短剣だったか?それなら良いのがあるぞ」


 そう言って主人は店の奥へと引っ込む。しばらくして鞘に収まった短剣を一本持ってくると、シェリアに手渡してきた。


「オリハルコン製の短剣だ。装飾こそ付けられていないが、この短剣なら姫ちゃんを守ってくれるはずだ。値段は……そうだな、通常はかなりの金額がするんだが、今回は金貨20枚でいい」

「えっ、良いんですか? でもそれだとお店に利益が出ないんじゃ……」

「なあに、そいつは仕入れたはいいが、付けた値段が高すぎて今まで売れ残ってしまっていたんだ。今回それで処分できるなら別に構わねーよ。その代わり、終わったら必ず俺の所に元気な顔を見せに来てくれよ」

「はい、必ず」



 短剣の代金を支払い、シェリアは武器屋を後にする。


『良かったわね、目的の物が買えて』

「うん、これで万が一の備えは出来た」


 シェリアは立ち止まり、短剣を手に持つと鞘を外す。刃渡り30センチの諸刃の剣で、武器屋の主人が言っていたように装飾は一際されていない。色は真鍮に近く、そして輝きを放っている。


『それは間違いなくオリハルコンね。ちなみに貴女が使っている杖にもオリハルコンが使われているんだけど、気づいてたかしら?』

「それホント?もしかして中央の棒がそうなの?」

『そうよ、アレはオリハルコンにミスリルを巻き付けたものらしいわ。まったくアレを作った人の顔を見てみたいわ』

「そっか」


 そう答えながらシェリアは剣を鞘の中に戻す。そして周りを見渡してみれば、あちこちの店の前に荷馬車が置かれ、その中に商売道具を次々に入れていく店員の姿があった。どこの店も被害を最小限に抑えようと必死だ。そしてそれを誘導する衛兵の姿があちこちに見える。


「皆、逃げるのに必死だね。でもそれが無駄な事になるように頑張らないと」

『そうね。ところで貴女がその短剣を買った理由を考えてみたけど、貴女は行政府が考えた最悪の状況から想定して準備しているのね』


 シェリアが考える最悪の状況、それは城壁の上にゴブリンが大量に侵入し、乱戦状態になる事である。そしてそれは彼女が抱える問題を表面化させるものであった。


「うん、だから買ったんだよ。私の魔法は確かに強いけど、射線上に味方がいたら撃てないからね。接近戦になったら必然とその可能性が高まる。だからそうなってもいいように準備をしておきたかったんだ」


 これがシェリアが今の攻撃方法を編み出してからずっと続いている問題だ。確かに彼女の攻撃は唯一無二の破壊力をもたらす。それ故に味方を巻き込んだ時の被害も無視できない物になってしまう。射線上に味方がいる状態で放てば、敵もろとも此の世から蒸発させてしまうだろう。と言うことは乱戦などの敵味方が入り混じって戦う状況になってしまえば、彼女はそれを撃つことが出来ず、無力化されてしまう。そうなれば彼女はただのかかしだ。戦場で戦闘力を失うのは死と同義である。それを考えて取り回しの効く短剣を買ったのだ。


「とは言っても剣とか握ったことがないからさ、本当に護身用にしか使えないだろうけどね」

『それが使わずに済むことを願うわ』

「うん。後は街の兵士さん達がどの位強いと言うことだけど……、あの銃はマスケット銃のような感じだったんだよね。果たしてどこまで威力があるか……」


 彼女がアリオンで見た銃は先込め式、つまり銃口から火薬と銃弾を込め、銃本体についた火打ち石によって点火、発射する機構になっている。端的に言えばマスケット銃であった。

 火薬は紙で包まれた紙薬莢であり、銃口にはライフリングが施されている。また専用の銃弾もあるため、通常のマスケット銃に比べて発射速度や威力、射程は段違いだろう。しかし所詮は先込め式のため連射は出来ず、大多数のゴブリンが押し寄せる状況に対応できるのかはわからないだろう。


『私は初めて見る物だから、それがどんな物が分からないけど、あの兵士達を信じるしか無いと思うわ。それに、訓練もしてきていると思うわ』

「そうだね。さてそろそろ私達も準備をしようか。まだ宿に服とか置きっぱなしだしね」

『そうね、そうしましょう』


 そう言ってシェリアは自身が泊まっている宿に向かうのであった。

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