知人が撮った写真に注意
変わった知り合いが昔にました。三人兄弟で、三人共日本でのコンクール等に応募すれば章を取るくらいの器用な家の兄妹でした。
その内のちょうなんであるひおきちゃんは、すこし変わっており私の事を名前で呼ばず姉様と同じ年のはずがそんな風に呼ぶような知合いでした。
二十代で、知合いと友達を呼んで茶会をしたり、絵を描いたりと色んな事をするタイプでそれはそれで楽しい時間を過ごして遊んでいた事がありました。
そんなひおきちゃんの
そして、妹さんも変わっており、ご飯になると大きなボールの様な入れ物を持ってきて食事を待っている所を見た時に、ひおきちゃんに何するのか聞くと?
家の妹味覚がおかしくてさ、出た物は、全部あの中にいれてかき混ぜて食べるのが好きらしくそれ以外でご飯を食べる事はないだよねといつも道理微笑みながらいってくるひおきちゃんだった。確かに、見ていると着た食器を一つずつ受け取ってそのボールに入れていくのが見える。その後グルグルとかき混ぜ始めた辺りで、目をそらしてその場から離れると、後ろから姉様は、他にも妹の好きな事言ってなかったねと口元が微笑んでいながら話が続く、飲み物は、カルピスの原液を飲むのと蜂蜜の瓶ごと舐めるのが好きな甘党なんだよねと言われるが、それは、甘党のレベルこしてないとつっこみを入れてみるが、普通だよと返される。
ひおきちゃんは、気になった事は必ず実行するタイプで、パソコンの保証は、どこまで効くのだろうと二階からソニーのパソコンを落して実験をしたりして、壊れた理由をきちんとした内容で書いて送ったらちゃんと新品が届くと言う事も実際にあったりする。そんなある日に、この間雨が強い日があって、なんかそう言った場所に行けば綺麗な写真が撮れるかと出かけたんだよねと、撮った写真を何枚か出し始める。その間に、行った時の話が始まる。
――その場所に行ったのが、雨が止んだ後なんだけどね、普通の出かけるかっこでいったんだど結構雨が酷かったみたいで、まわりの木とかが倒れてたりしててさ凄かったんだよねと話始める。聴いている時に凄く違和感を感じる。山で強い雨が降ってというキーワードを最近聴いたような気がしたからだった。
ひおきちゃんが、その日やまにいくと黄色いテープで、立ち入り禁止と書かれていたらしいが、何の事だろうと気にしないで入って行ったらしく歩く状態は、凄い事になってたんだよねと話が続く、そして大きな洞窟らしき所に岩があって、文字があったんだよねといきなり笑いながら話し出す。
「あっ!」これ、やばい事を見てきた感じの時のひおきちゃんの顔だと思いながら、話を聴いていると、やっぱり駄目な方の話が続く、どうやら遭難かなにかして気が狂った人がその場にいた後が残っていたみたいで、岩に『赤い血』で、誰でも良いので助けて下さい。もう足がまがってしまい体も冷えて来て気分が凄くすぐれません……誰でもいいからたすけてとてと書かれた所が下に伸びる様に書かれているのが解る。何を取ってきているのと突っ込みを入れるが、珍しくないこんなリアルな物滅多にとれないよと言うひおきちゃん……
それから近くの川が氾濫したみたいで凄い場所があって、そこも写真に収めてきたんだよと笑顔で答える。ま、当時知合いに紹介されてから変わった子だなと思っていたが、ここまで壊れているとは思ってなかったが、引き続き写真を何枚か渡してくるので確認してみると、やっぱりこれは、最近ニュースで見た山での遭難と川が氾濫のと聴いた時にみた川だと気づいた……
◇ ◇ ◇ ◇
――そして、やっぱり見た写真には、白い物と顔を歪めたような物までもが見える。これは、本人に伝えないとイケナイレベルの話だと思い伝えると、何か心辺りがあるような顔をしている。聞いてみると最近木を斬ろうと斧を使って切っていたら、斧の先端が折れて親指に刺さって骨まで見えて危なく指が取れる所だったんだよねと笑いながら話すひおきちゃんに、私は……一言……言葉を伝える。
神社に行ってお祓いしてもらってと伝えるとなんでと言うが、私の死相的な予測が言うとそろそろやばいよと伝えると、そんなにと聞いて来たので頷くとやっと納得してくれた様子で、二日後の日に行って、写真もろとも焼いてもらいお祓いも全て行ってもらうとひおきちゃんから死相が消えたのが解る。神社の神主さんが言うには、危なかったらしいと言われたらしいが、本当に危なかったのだろうと内心思ってしまう。
それから、数年後ひおきちゃんの謎の勘違いにより、お姉様の裏切り者と言われてから友達を辞める事になる。
その後、彼とはあっていないがどうなったのだろうか……。
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