024−B――未来戦隊タイムレンジャー 第6〜10話(特撮)
Case File 6「偽りの招待客」
今回の主役は主人公であるタツヤ。圧縮冷凍から解放された未来の宝石強盗が狙うダイヤを守ります。浅見の名にまとわりつく名声や権力とそこからくるタツヤ自身の反発心のせめぎ合いが非常によかったですね。シンケンジャーでもそうですが小林さん脚本は親や権力といった形式的なものに縛られ、そこから脱しようとするキャラが必ずいるような気がします。
あと個人的には終盤でのタイムロボαに乗り込んだタイムレンジャーと巨大化したルージェの一悶着はいつものお約束な展開とは一風変わっていて非常に面白かったです。
ストーリーライン
フェーズ1
・リラによって圧縮冷凍から解凍されたルージェが店の店長に化けて宝石強盗を働く
・ニュースを見ていたタックがルージェの犯行だと断定する
第1プロットポイント
・ルージェが狙うであろう宝石のお披露目パーティーにてタツヤのコネで出席することになる
フェーズ2
・ユウリたちがタツヤの親元の実力を知る
・ユウリたちがルージェを探し、船内を見回る
・ルージェが客の一人に化けてパーティーに潜入する
・タツヤの両親がパーティーにやってくる
・タツヤがユウリたちと合流するが、タツヤの両親がやってくる
・ユウリたちがルージェらしき人物の確認に行く
・ユウリたちが首のアザを確認し、ルージェの化けた女を確保するが逃げられる
・ユウリたちがルージェを追い詰め、タイムレンジャーとなる
・タツヤが父親から浅見の名の重みを教えられるが、だからこそ自分の意思でそれを変えると告げる
第2プロットポイント
・タツヤが自身が浅見の人間ではないと告げ、船を降りて仲間の元に向かう
フェーズ3
・タイムレッドがタイムピンクたちに合流する
・タイムイエローの攻撃によってルージェが巨大化する
・タックが緊急システム発動を依頼し、タイムジェットが現代にやってくる
・タイムジェットがタイムロボαになり、ルージェが圧縮冷凍される
Case File 7「ドモン入院中」
今回はドモンが主役の回。序盤から意味深に3000年にいた頃のエピソードを語るドモンでしたが、普段は強く男を気取っているドモンがホームシックとデータ酔いという症状で錯乱し、トラブルメーカーとなっている様は普段見せない弱みが露見していたのでかなりギャップがあって非常に印象に残りました。
ストーリーライン
フェーズ1
・ドモンがタツヤとのチラシ配りの帰り道で自分の過去を懐かしく話す
・出て行ったドモンをタツヤが連れ戻そうするが突然ドモンが倒れる
・データ酔いでドモンが過去の記憶と混同しているのでないかとタックが説明する
・ドモンの入院している病院を悪徳殺人医ドクが乗っ取る
・眠ったドモンのグラップファイター時代の回想
・ドモンが目覚める
第1プロットポイント
・ドモンが検査で連れていかれるが、タツヤが治療費の高額さから病院の異変に気づく
フェーズ2
・タツヤが病院の異変をユウリたちに報告し、悪徳殺人医ドクの仕業だとタックが特定する
・ドモンが悪徳殺人医ドクに眠らされ、手術の準備をさせられる
・タツヤたちが悪徳殺人医ドクの前に現れ、ドモンの手術を阻止する
・悪徳殺人医ドクが逃亡し、ユウリたちが追いかける
・錯乱したドモンがタツヤが襲いかかり、タツヤがユウリたちを先に行かせる
・ユウリたちが悪徳殺人医ドクを追い詰め、タイムレンジャーに変身する
・正気に戻ったドモンが2000年が自分たちの未来に繋がっているということに気づき、泣く
・タツヤとドモンが仲間の元に駆けつけ、タイムレンジャーに変身する
第2プロットポイント
・ボルテックバズーカで圧縮冷凍しようとするが、悪徳殺人医ドクが巨大化する
フェーズ3
・タックが緊急システムの発動依頼をし、タイムジェットがやってくる
・タイムジェットγ、タイムロボαを経て、悪徳殺人医ドクを圧縮冷凍する
・タツヤがドモンのデータ酔いの原因がホームシックであることを明かす
Case File 8「芸術に爆発を」
今回はタツヤたちがロンダースに狙われる未来の天才芸術家を守る話。
悩める芸術家、鳥羽賢治をタツヤたちが守ることになりますが、「囚人を捕まえたい」という欲求のために鳥羽賢治の思いを踏みにじってしまうという優秀だが、鈍感というユウリの新たな一面が表現されていましたし、終盤でのタイムピンクとリラの一騎打ちも決着はつきませんでしたが非常に燃えました。
ストーリーライン
フェーズ1
・タツヤたちが仕事として犬探しをしている最中、ロンダースの囚人の姿を目撃する
・ハイジャック犯ナボコフが鳥羽賢治の前に現れるが、タイムレンジャーが阻止し、鳥羽賢治を助ける
・タックが襲撃犯がハイジャック犯のナボコフであるとタツヤたちに告げる
第1プロットポイント
・トゥモローリサーチに保護された鳥羽賢治が自身の名前を明かし、ユウリたちがロンダースが彼を狙った理由に気づく
フェーズ2
・リラが鳥羽賢治を誘拐し肖像画を描いてもらおうとしていることが明かされる
・タツヤたちが鳥羽賢治の自宅を訪れ、探している犬を見つける
・描きたいものを訊ねられ鳥羽賢治がユウリを描きたいと告げ、ユウリがそれを承諾する
・タツヤたちの小さな気の緩みをついてナボコフとリラが鳥羽賢治を誘拐する
・リラが鳥羽賢治に自分の肖像画を描くよう告げる
・ユウリがロンダースを捕らえるために絵のモデルを承諾したことを知り、「彼の思いを踏みにじった」とタツヤが叱る
・絵を描くことを拒否した鳥羽賢治をリラとナボコフが始末しようとするがタツヤたちが駆けつける
・タツヤたちがタイムレンジャーに変身し、ゼニットと戦う
・タイムピンクとリラが一騎打ちで戦い、タイムピンクが制するがナボコフとリラを庇い、リラが逃亡する
第2プロットポイント
・タイムレンジャーがナボコフと戦い、ボルテックバズーカで圧縮冷凍しようとするが、ナボコフが巨大化する
フェーズ3
・タックが緊急システムの発動依頼をし、タイムジェットがやってくる
・タイムロボβ、タイムロボαを経て、ナボコフを圧縮冷凍する
・田舎に帰る鳥羽賢治をユウリが見送り、鳥羽賢治がユウリの肖像画をプレゼントする
Case File 9「ドンの憂鬱」
今回は敵のボスであるドルネロが主人公と言える回。戦隊はそんな見慣れていませんが、こんなに早く敵側のキャラクターにスポットを当てた回が出るのは少し珍しく感じますね。
ドルネロは圧縮冷凍から解放された旧友アーノルドKと今の仲間であるギエンやリラとの間で板挟みになるわけですが、「ファミリーの仲間には仲良くしてほしい」という欲求と放っていけば同士討ちが始まる現実の中で彼の取った行いを敵だからこその冷酷さと見るか、敵ながらも信念を貫いた苦渋の慈悲と取るかはなかなかに難しいところではありましたが、それ故に独特なキャラクターが出ているように感じました。
またサブのプロットラインでもアヤセの教習所通いやタイムレンジャーの世間での扱いなど今後に展開してくるような要素も入れ込んで来ているので、割とドラマ的にも面白かったです。
ストーリーライン
フェーズ1
・ロンダースファミリーとタイムレンジャーのことが取り上げられ、タツヤたちがそれぞれ用事で外に出る
・ギエンが悪徳警察官 アーノルドKを解凍し、ドルネロとアーノルドKが古い友人であることをギエンとリラが知る
第1プロットポイント
・教習練習中のアヤセが街で暴れるアーノルドKを目撃し、タイムブルーに変身し、各メンバーに伝える
フェーズ2
・タイムブルーがアーノルドKと戦うがピンチに陥るも他のメンバーが参戦したことでアーノルドKが撤退する
・ギエンたちとアーノルドKたちのギスギスした雰囲気をドルネロが仲裁する
・ギエンとリラがアーノルドKをなんとかしようという会話をドルネロが聞く
・ドルネロが特殊なアタッチメントをアーノルドKに手渡す
・アーノルドKがゼニットを連れ立って街で暴れ、タイムレンジャーが駆けつける
・アーノルドKがタイムレンジャーとの戦闘でドルネロから渡されたアタッチメントを使おうするが暴発する
第2プロットポイント
・タイムレンジャーが隙を突いて、ボルテックバズーカで圧縮冷凍しようとするがアーノルドKが巨大化する
フェーズ3
・タックが緊急システム発動を依頼し、未来からタイムジェットがやってくる
・タイムロボβ、タイムロボαを経由してアーノルドKを圧縮冷凍する
・ドルネロがアタッチメントに細工をしていたことをギエンとリラに明かす
・タイムレンジャーがとある女記者にインタビューされかけるが逃亡する
・アヤセが運転免許を取得したことが明かされるがアヤセが途中で席を立つ
・トゥモローリサーチのオフィスを出たアヤセが胸の痛みに悩まされる
Case File 10「明日への脱出」
今回は前話のラストの展開から察する通り、アヤセが主人公の回。アヤセが主人公といえば、Case File 03での「夢に加速度」を思い出しますが、このエピソードはまさにその延長。タツヤがアヤセから聞ききれなかったエピソードが暴露されますが、怪人に命を狙われ、その中で重要なことを教えて互いの仲を深めるという展開は「夢の加速度」とほぼ同じ展開だったのでもうすこし全話数が短ければここは統合しても良かったんじゃないかなと思います。
それにしてもやられ役とはいえ、ドルネロたちからも期待されていたオーグがタイムレンジャーが全員揃った途端割とあっさりやられてしまったので、彼のスピンオフエピソードとかあったら是非とも見てみたいですね(笑
ストーリーライン
フェーズ1
・タツヤがアヤセの元に向かうがなんでもないと告げられる
・傭兵 オーグが解答される
・タックが強い時空パルスを感じ取り、タツヤとアヤセが偵察に向かう
・タツヤとアヤセが時空パルスの発生源に向かうが、パルスのよってクロノチェンジャーが破壊され、閉じ込められ爆弾が爆発する
・タックが時空パルスの消失とクロノチェンジャーの反応途絶を感じ取り、ユウリとドモンが現場に向かう
第1プロットポイント
・爆発から生き延びたタツヤとアヤセにオーグが襲いかかる
フェーズ2
・ユウリとドモンが爆発現場に到着し、タツヤたちを探す
・タツヤとアヤセがオーグから逃げ回り、その音をユウリたちが聞きつける
・タツヤとアヤセが冷凍庫に逃げ込むがオーグに閉じ込めれる
・タイムピンクとタイムイエローが駆けつけ、オーグと戦闘になる
・タツヤがなにを隠しているのかをアヤセに訊ね、2000年にはない不治の病であるオシリス症候群という心臓病であることを明かす
・アヤセが死や明日への気持ちをタツヤに語る
第2プロットポイント
・電話代を振り込んだシオンがタツヤに電話をかけ、二人を救い出し、クロノチェンジャーを直す
フェーズ3
・オーグによってピンチに陥るピンクとイエローの前にタツヤたちが現れ、タイムレンジャーに変身し、オーグと戦う
・オーグが自ら巨大化し、タックが緊急システム発動を依頼し、タイムジェットがやってくる
・タイムロボαで巨大化したオーグと戦闘し、圧縮冷凍にする
・タツヤがシオンが立て替えた電話代を請求される
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