024−H――未来戦隊タイムレンジャー 第36〜40話(特撮)
Case File 36「素顔のままで」
今回はドモン回。ついにもつれにもつれ続けたドモンと森山ホナミの関係に終止符が打たれます。
「森山ホナミと付き合いたい」という欲求と森山ホナミの想い人がアヤセであるという現実(結局は勘違い)から自分の気持ちに見切りをつけようとするドモンと、ロンダースから武器と金を掻っ攫うという暴挙を起こした男の依頼を受けてしまい、事件に巻き込まれていくという構図ですがロンダースとの戦闘がややおざなりじゃないかと思えるくらいドモンと森山ホナミの関係をどっぷり描いていたので二人が気になり続けた人たちには非常にいい回ではないかと思います。
それにしても付き合い出したらだしたらでウブな感じが微笑ましかったです(笑
ストーリーライン
フェーズ1
・森山ホナミが武器商人の記事を見て、追い始める
・とある記者が武器商人バンジャンと男たちの取引現場に遭遇し、金と武器を奪う
・バンジャンと男たちが記者を追い始める
第1プロットポイント
・記者がバンジャンたちから奪った金と武器をトゥモローリサーチに持ち込み、運ぶように依頼し、アヤセとドモンが依頼を受ける
フェーズ2
・バンジャンが盗られた武器と同じリモコンを使って武器を探し出そうとする
・ドモンが自分の気持ちを押し殺してアヤセに森山ホナミに会ってほしいと告げるが断られる
・ドモンたちの前に男たちが現れ、ケースを奪おうとしたため逃亡する
・記者がドモンたちに連絡をとり、ケースの中身を明かし、間に合わなければ爆弾を起爆させると告げる
・タツヤたちがアヤセたちが面倒ごとに巻き込まれたことを知り、ユウリとタツヤが記者を押さえよう動く
・記者の前にバンジャンが現れ、遅れてタイムレッドとタイムピンクが現れるが爆弾のリモコンを奪われる
・ドモンが爆弾を街から遠ざけると告げるが見つかる
・ゼニットに男たちが殺されそうになるのをタイムブルーとタイムイエローが止めるが男たちがナオトたちの変装であったことを知る
・バンジャンが爆弾を爆発させようとするが、取引がシティガーディアンズの罠であったことが明かされる
・森山ホナミがバンジャンのアジトに潜り込み、ドモンとアヤセに出会う
・バンジャンがアジトの爆弾を爆発させようとするがタイムグリーンが妨害装置を作って阻止する
・ドモンが森山ホナミを身を呈して守ろうとする
・バンジャンのリバウンドをアヤセとドモンが知り、タイムレッドたちの元に向かう
第2プロットポイント
・ドモンが自分の気持ちに踏ん切りをつけ、森山ホナミに思いをぶつけることを決意する
フェーズ3
・タックが緊急システム発動依頼をし、タイムジェットとタイムシャドウがやってくる
・シャドウαがバンジャンを圧縮冷凍する
・森山ホナミが現れたドモンがタイムイエローだと確信し、思いを伝える
・シオンとアヤセが二人がくっつく瞬間を見届ける
・ドモンと森山ホナミが並んで歩く
Case File 37「狙われた力」
今回はナオト回。
タイムファイヤー暗殺を企てるロンダースと人間の欲望が生み出す不協和音の物語です。
ナオトというキャラクターの掘り下げ回ですが、普段はあんなスカした感じながら家では文鳥を飼っていたりとナオトの普段の姿が見られるも、物語が進むにつれてシティガーディアンズに戻った元隊長の土方とロンダース囚人によって窮地に陥り、Vコマンダーを奪われるという逆境でも力を求めるナオトの姿は芯の通ったひとりの人間の正義として語られながらも『仮面ライダー鎧武』の駆紋戒斗に通ずるような弱者であったが故に力を求める危ういバランスの上に立っているなと思いました。
それにしてもナオトさん、タイムファイヤーになってから力狙われすぎでしょ(笑
ストーリーライン
フェーズ1
・リラが街に現れ、ナオトたちシティガーディアンズが出動する
・シティガーディアンズの出動をタックが感知し、タツヤたちが現場に向かう
・タイムファイヤーとタイムレンジャーに囲まれたリラが撤退し、タイムファイヤーがVレックスなどをまったく解析できないことをタイムレンジャーに訊ねる
・リラの言葉を聞いてドルネロがギエンにタイムファイヤー暗殺をするよう連絡する
・元シティガーディアンズ隊長だった土方が戻り本部長に任命されるが、ナオトと対立する
・タツヤたちの間でVレックスなどの技術が30世紀であることを教えるべきではないかという話が持ち上がる
・非番のナオトの元に謎の男たちが現れ、連れて行かれる
第1プロットポイント
・ナオトがシティガーディアンズに緊急コールを発するが土方がもみ消す
フェーズ2
・川辺に連れて来られたナオトが男の正体がロンダースの破壊工作員 メイデンであることを知る
・タックがナオトの緊急コールが無視されていることに気づき、タツヤたちが向かう
・ナオトが脅されてVレックスを呼び寄せ、Vレックスの無断出動がタツヤの父親たちに伝えられる
・メイデンがナオトの声をコピーし、VレックスをVレックスロボに変形させる
・タイムレンジャーが駆けつけるが、銃を向けられたナオトが川に飛び込んでタイムピンクがそれを追う
・メイデンがVレックスロボを残ったタイムレッドたちにけしかけるが、タックが緊急システム発動依頼をし、タイムジェットとタイムシャドウがやってくる
・タイムシャドウがVレックスロボの相手をし、タイムレッドたちがメイデンと戦う
第2プロットポイント
・ナオトがユウリに助けられ、シティガーディアンズに裏切られたこと、Vレックスなどが30世紀の技術で作られていることを聞くがVコマンダーを自らの力で取り戻すと誓う
フェーズ3
・タイムピンクがタイムレッドたちに加勢するが、隙を見てナオトがメイデンからVコマンダーを奪い取り、タイムファイヤーに変身する
・ボルテックバズーカとDVリフレイザーによってメイデンが圧縮冷凍され、ナオトがその場を立ち去る
・土方の裏切りが露見し、ナオトが土方の本部長職を手に入れる
・ナオトが飼っていた文鳥を少女に預ける
Case File 38「ぐっどないと」
今回はゆる〜いシオン回。
シオンにハワード星人の一年に一度の睡眠期が近づく中、映画撮影に見せかけたロンダースの罠にタツヤたちがハマってしまうという回ですが、前話のナオトのハード回に比べると非常に緩いので肩の力を抜いて見られます。
映画撮影というのもあってか、シーンがコロコロと変わる中でタツヤたちがゼニットたちに襲われるのがほとんどですし、今回の敵怪人であるグロカンの力のせいで、普段ならありえない助っ人が登場したりと整合性を気にしなければ非常に楽しいです。てか書いててグロカンってなんかディケイドみたいな力だなって思いました(笑
ひとつだけ印象深かったのは香港映画のシーンだけ、タツヤが上半身裸で引き締まった肉体美を披露することになっているあたり、制作側のフェチズムを感じます。ただのお遊びかもしれませんが(笑
ストーリーライン
フェーズ1
・シオンにハワード星人の一年の一回の睡眠期が近づく
・リラが付き合っている俳優が出演するドラマをドルネロに見せる
・タツヤたちの事務所に日映のプロデューサーがやってきて映画監督を調べるために俳優となって現場に潜入する
・シオンが主演俳優にサインをもらう
第1プロットポイント
・エキストラであるはずのタツヤたちが敵に囲まれ、映画製作者たちがロンダース囚人のグロカンに率いられたゼニットであることを知る
フェーズ2
・タツヤたちがグロカンの力によって次々に窮地に追い込まれる
・タツヤたちがクロノチェンジするが、シオンが眠気からクロノチェンジできずに怪人に囲まれる
・グロカンがリバウンドを起こし、タイムレンジャーもシャドウβのコックピットに移送され、戦うことになる
・タイムレンジャーの助っ人としてナオトが現れ、タイムファイヤーに変身しVレックスが現れる
・すべてが思い通りに運ぶようになっているとグロカンが明かし、プロバイダスが現れる
・グロカンがタイムレンジャーが最終的に敗北すると告げ、Vレックスとプロバイダスが倒れる
第2プロットポイント
・当たらないはずのシャドウβの攻撃が当たる
フェーズ3
・台本のページがないことが明かされ、シオンが主演俳優からサインをもらうためにページをちぎったことが明かされる
・プロバイダスとVレックスの加勢でシャドウβがグロカンを圧縮冷凍する
・すべてがシオンの夢であることが明かされる
・シオンが眠りにつき、ベッドに運ばれる
・リラの新しい恋人が最初にやられた貧乏役者であることが明かされる
Case File 39「雨に濡れた嘘」
今回はギエンの暴走から始まる無差別テロとアヤセの病がついに露見します。序盤はギエンの暴走によって引き起こされたレダーウイルスの大感染というバイオテロから始まり、さらにそこからウイルスへの抗体を持つドルネロとの取引、そしてドルネロの血を運びながら発作に倒れるアヤセとうまく物語が繋がっていました。
特に中盤で「ウイルスに感染した人を救いたい」という欲求とそのために敵であるドルネロと取引しなければならない現実で引っ張りながらも、戦いの中でアヤセの免許証を拾い、発作がひどくなっていることを知って、一人ドルネロの血を持ったアヤセへの思いもありながらエンボスを倒さなければならないというタツヤのままならない状況の中での焦りへと流れるようにシフトしていったので後編あたるであろう次回への期待が高まります。
ストーリーライン
フェーズ1
・シオンが一年に一回の睡眠期から目覚め、アヤセが免許証をなくしたことが語られる
・ギエンがヘルズゲート囚 エンボスを解凍する
・街の人々が次々に奇病に侵され倒れる
・奇病のニュースを観たタツヤたちが奇病が30世紀のレダーウイルスであり、ヘルズゲート囚 エンボスの仕業であることを悟る
第1プロットポイント
・タツヤたちにドルネロがコンタクトを取り、自身の血を使ってレダーウイルスのワクチンを作る取引を持ちかける
フェーズ2
・タツヤたちがドルネロの取引に乗ることを決め、アヤセが金と設備のためにシティガーディアンズに出向く
・アヤセがナオトと会い、金とワクチン設備の都合してもらうことに成功する
・ドルネロとの取引が決まり、取引現場に到着したナオトとタツヤたちの前にドルネロとリラが現れる
・ギエンがエンボスに死ぬのはお前だけだと告げる
・ドルネロが自らの血を提供し、取引が成立するかに思えたがナオトが金のトランクに爆弾を仕掛けたことを明かすが、ドルネロの血液にも爆弾が仕掛けられていることが明かされ、両者が爆弾のスイッチを破壊する
・ドルネロがその場から消え、ナオトがドルネロの血を手に取ろうとするが激昂したアヤセがナオトを殴りつける
・エンボスがその場に現れ、タツヤたちがタイムレンジャーに変身する
・タイムブルーが攻撃しようとしたエンボスからドルネロの血を守り、タイムイエローたちの援護でその場から持ち去る
第2プロットポイント
・タイムレッドがアヤセが無くしたはずの免許証を見つけ、オシリス心臓病の発作がひどくなっていると確信する
フェーズ3
・タイムレッドがタックにアヤセをフォローするよう告げる
・エンボスがリバウンドを起こし、タックが緊急システム発動依頼をし、タイムジェットとタイムシャドウがやってくる
・タイムファイヤーが呼び寄せたVレックスをVレックスロボに変形させる
・シャドウαとVレックスロボがエンボスと戦う
・アヤセがゼニットの攻撃を抜けるが発作が起こり、事故を起こしてしまう
・シャドウαとVレックスロボがエンボスを圧縮冷凍する
・タックの知らせを受けタツヤたちが倒れたアヤセの姿を目にする
Case File 40「アヤセ脱退!?」
今回は前話から続くウイルスのワクチンをめぐる戦いと病気を知られ、仲間との間に溝ができてしまったアヤセ回。
アヤセの病気を知らなかったドモンやユウリ、シオンたちの「アヤセには戦ってほしくない」という気持ちとアヤセ自身の決意のズレに苦悩する姿は非常に印象的ですし、同情の目を嫌がるアヤセの激昂やドモンたちとアヤセの間で板挟みになるタツヤなど非常にキャラの感情の揺さぶりに重点が置かれており、さらにこれまで幾度となく描かれてきたアヤセの病気への心持ちやタツヤの「未来は変えられなくても明日は変えられる」という言葉も絡み合って複雑で濃密な人間ドラマが描かれていました。
ストーリーライン
フェーズ1
・発作でアヤセが倒れ、倒れたアヤセたちにユウリたちが駆け寄る
・ドモンが立ち尽くすタツヤを問い詰め、タツヤがアヤセがオシリス心臓病であることを明かす
・アヤセが救急車で病院に運ばれ、入院する
・ナオトがドルネロの血を第三総合研究所へと運び込み、ワクチンの生成を始める
・ドルネロがエンボスを解凍したギエンに落とし前をつけさせ、新たな囚人――連続窃盗犯 ドーバを解凍する
・アヤセが目覚める
第1プロットポイント
・タツヤたちがアヤセのことを巡ってケンカになるが、アヤセが現れ、30世紀に帰るように迫られるが帰る意思がないことを告げる
フェーズ2
・ドモンがタイムレンジャーを辞めるようアヤセに告げるが、拒否する
・ドーバが生成されたワクチンを輸送するシティガーディアンズの輸送車を狙い、ドルネロがワクチンを高値で売りさばこうとしていることが明かされる
・タツヤたちがドーバに狙われるシティガーディアンズの元に向かおうとするがドモンがアヤセに「来るな」と告げる
・タイムファイヤーがワクチンを狙うドーバを阻止し、ワクチンとともにその場から走り去る
・ドモンがアヤセが追いかけてきていることの気づき、力づくで止めようとするが殴れず逆にアヤセに殴られる
・アヤセがそうしたいからそうしていると告げ、タツヤたちの元を抜けてシティガーディアンズの元に向かう
・タイムファイヤーがゼニットたちに足止めされ、ワクチンに手を出そうとしたドーバをアヤセが止める
・タイムレッドたちが駆けつけ、ドーバと戦い、アヤセがタイムブルーとなって戦う
第2プロットポイント
・タイムレッドがアヤセと同じものを信じて戦うと告げ、五人が協力してドーバと戦う
フェーズ3
・ドーバがリバウンドを起こし、タックが緊急システム発動依頼をし、タイムジェットとタイミングシャドウがやってくる
・駆けつけたVレックスがVレックスロボに変形し、シャドウβとともにドーバと戦う
・シャドウβがドーバを圧縮冷凍する
・ギエンがドルネロによって監禁される
・シティガーディアンズによって無事にワクチンが届けられる
・タツヤたちが並んで帰る
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