024−I――未来戦隊タイムレンジャー 第41〜45話(特撮)
Case File 41「予言者を暴け」
今回はタツヤ&ユウリのラブコメ回。
前二話が重いアヤセ回を扱っていたのでドモンの惚気や喧嘩するほど仲がいいタツヤとユウリなどの姿にはほっこりしながら少し笑えてしまいます。ですが、そうした緩い面を併せ持ちながらロンダースが絡んでいると思われる宗教団体に潜入し、ユウリの殺害にタツヤが手を貸してしまうという内容はいたってハードなもの。ですがそこは脚本家と監督の手腕というべきか、緩めるところは緩めて締めるところは締めるメリハリの効いた話にまとまっていました!
ストーリーライン
フェーズ1
・ドモンが森山ホナミに30世紀のことを話したことをタツヤたちに明かし、タツヤとユウリにはっきりした方がいいと告げる
・仕事中のタツヤたちが街で白王と名乗る者を信仰する宗教団体の姿を目にする
・シティガーディアンズが現れ、宗教団体を退去させる
第1プロットポイント
・事務所に戻ったタツヤたちがタックの情報から白王がロンダース囚人であるストラウスではないかと考え、タツヤとユウリが宗教団体に潜入することが決まる
フェーズ2
・タツヤとユウリが変装に白王が率いる宗教団体に向かうがドモンのお節介でケンカしてしまう
・タツヤとユウリが施設内を見学する
・ユウリが幹部が念動力を使うのを見て後を追い、白王の姿を暴いてしまい捕まってしまう
・団体の会員たちが突如招集され、残されたタツヤも案内される
・ユウリが幹部の策略によってタツヤの手によって殺されそうになる
・タツヤが異変に気づいてユウリを救い、宗教団体施設から逃げ出そうとする
・逃げている最中、ユウリがタツヤに対する思いを吐露する
・タツヤたちを幹部が狙うがナオトがそれを防ぐ
・幹部がストラウスであることが明らかになる
・タツヤ、ユウリ、ナオトが変身し、ストラウスと戦い、タイムブルーたちが加勢する
・タイムレッドとピンクが見事な連携でストラウスを追い込む
第2プロットポイント
・ストラウスがリバウンドを起こし、タイムジェットとタイムシャドウがやってくる
フェーズ3
・シャドウβとVレックスがストラウスと戦う
・シャドウβがストラウスを圧縮冷凍する
・シティガーディアンズが宗教団体の後始末をする
・タツヤとユウリが帰り道で痴話喧嘩を起こす
Case File 42「破壊の堕天使」
今回は再びのギエン暴走回。
しかし前回と違うのは何者かが手を貸していることとギエンがドルネロと出会った経緯が語られる点ですが、今のギエンからは想像もできないような優しすぎる人間の姿のギエンは衝撃的でしたし、そんな彼がドルネロとの出会い、そしてあの姿になると共に壊れたような狂的な笑い声をあげる姿は涙なしには語られません。
後半からはそんなギエンの暴走による第三総合研究所襲撃をメインにしつつもその暴走を手助けた意外な人物の登場が次回への期待が高まります。
ストーリーライン
フェーズ1
・ギエンが何者かの手によってドルネロの監禁から解放される
・タツヤたちが事務所にクリスマスの飾り付けをする
・ドルネロが何者かがギエンの脱走を手助けしたことに気づく
・楽しみながらクリスマスの飾り付けをするタツヤたちにドルネロがコンタクトを取り、ギエンが暴走する可能性があること大人しくさせる方法を教える
・ギエンがヘルズゲート囚 ハーバルを解凍したことが明かされ、なにかを画策する
・ドルネロがギエンと出会った時のことを回想する
第1プロットポイント
・ギエンがハーバルと共にラムダ2000を狙って第三総合研究所を襲う
フェーズ2
・ナオトが第三総合研究所を襲われたことを知り、タツヤの父親を避難させるよう命令する
・タツヤたちが第三総合研究所を襲われていることを知り、現場に向かう
・ハーバルの攻撃によってタツヤの父親が負傷し、直後、駆けつけたナオトがタイムファイヤーに変身してハーバルと戦う
・第三総合研究所の外にいたギエンの前に駆けつけたタツヤたちが変身して戦う
・ゼニットたちがラムダ2000を見つける
・タイムファイヤーがDVリフレイザーでハーバルを追い詰める
・ハーバルがリバウンドを起こし、タイムファイヤーがVレックスを呼び寄せ、Vレックスロボに変形。ハーバルと戦い、圧縮冷凍する
第2プロットポイント
・タイムレンジャーたちがギエンに制御装置を刺そうするが何者かに妨害され、逃げられる
フェーズ3
・タイムレンジャーの前にリュウヤが現れる
・タツヤの父親が病院に運ばれる
・タツヤたちの前に現れたリュウヤが任務を伝えるためにユウリたちについてこいと告げる
・タックがVレックスの時と同じ時空パルスの乱れを感知する
Case File 43「歴史修正指令」
今回は突如現れたリュウヤとタツヤたち、そしてGゾードをめぐるシリアス回。
すでに物語のエンディングが近いこともあって前話とかなり地続きで語られる部分もありますが、今回もなかなかハード。
特にタツヤがリュウヤから父親が亡くなることやその跡を継ぐことを告げられるシーンはいままで「未来は変えられなくても明日は変えられる」というポリシーを胸に戦ってきたタツヤが自分やユウリたち仲間の行いが全て定められた歴史の流れであり、リュウヤの手の平の上であったことを悟るという、いままで自分の信じてきたことが全否定される展開で非常に印象に残りました。
そこからタイムレンジャー離脱と父親の跡を継ぐよう迫られるタツヤや、リュウヤ指揮の下での訳もわからず戦わされるユウリたちなど、この先の展開が気になるものばかりでしたが、残念ながら決着は次回に持ち越しでしたね(笑
ストーリーライン
フェーズ1
・タツヤたちがリュウヤに導かれ時間飛行体へと向かう
・タツヤたちがロンダースファミリーの暗躍などが本来の歴史であること、本来の歴史ではタツヤたちが最初の囚人と戦って死ぬはずだったこと、すべては30世紀消滅を防ぐためにやったことだとリュウヤに告げられる
・タツヤの母親が父親の生命が危ういことをトゥモローリサーチに連絡を入れる
第1プロットポイント
・タツヤが父親のいずれ死ぬことそのあとを継ぐことを告げられ、リュウヤにクロノチェンジャーを返してその場を去る
フェーズ2
・リュウヤが残ったユウリたちにGゾードの襲来を告げる
・タツヤが父親の入院する病院に駆けつけるが、役員たちから父親の跡を継ぐように言われる
・リュウヤがタイムレッドに変身し、ユウリたちも渋々変身する
・タイムレッドがタイムジェットとタイムシャドウを呼び寄せ、シャドウβへと変形合体させる
・シャドウβの前にGゾードが現れる
・ナオトが治安維持局に赴き、行動の許可を得て、Gゾードの元に向かう
第2プロットポイント
・シャドウβがGゾードを破壊しようとするが、ギエンの横槍によってGゾードが戦闘モードに入る
フェーズ3
・Vレックスも参戦するが劣勢に陥る
・タイムピンクが戦闘中にタイムレッドのことをタツヤと呼んでしまう
・病院でタツヤが歴史が変わらないことを悟る
Case File 44「時への反逆」
前話から続く大きな時の流れの話。
浅見グループを継ぐことを迫られながらもユウリたちのことを考えてしまい葛藤するタツヤ。新たなタイムレッド――リュウヤに従いながらも自分たちの行いに疑問を持つユウリたち。そこになぜかリュウヤに守られるギエンの様子を盗聴するドルネロなど、シンプルな複数の人間ドラマが複雑に入り組んだ回でした。
特にタツヤの葛藤はリュウヤに突きつけられた未来は変わらないことと父親がいつ死ぬかもしれない現実と「ユウリたちと一緒に戦いたい」という明確な意思の齟齬が描かれていて、さらに見慣れないスーツ姿などにもなっているあたり、服装などにもその曖昧な立ち位置の揺らぎをみることができるような気がしました。
でもそれだけシリアスだったぶん、ラストのエンディングでゆるく締めることができるあたり、脚本家の強弱のつけ方がホント上手いなぁと思いました。
ストーリーライン
フェーズ1
・ギエンがGゾードがニュートエネルギー炉を積んでいることを知る
・Gゾードがその場から逃走する
・ドルネロがギエンを探るために盗聴器を放つ
・トゥモローリサーチ事務所に戻ったユウリたちがタツヤのことを思う
・タツヤが役員たちの強い勧めもあって会長代理を引き受けてしまう
・Gゾードが再び街に現れ、シティガーディアンズが住民の避難に向かう
・タイムレンジャーが集結し、再びGゾードを破壊しようとする
第1プロットポイント
・タツヤが母親からかつて父も同じようにしていたこと、今の生き方を自分が決めたを確信していたを知る
フェーズ2
・タツヤが役員会出席のために役員たちを車に乗る
・タイムレンジャーがタイムシャドウを囮にしてタイムロボβでGゾードの弱点を狙い撃とうとするがギエンの横槍によってロボを停止させられる
・タイムレンジャーがロボから降りて、ギエンたちと戦う
・渋滞にはまった車を降りてタツヤが歩く
・タイムピンクたちがギエンを圧縮冷凍しようとするがタイムレッドが反対し、その隙に乗じてギエンが装置でタイムレンジャーたちを変身解除させる
・タックがみんなの元へ駆け寄るがギエンの攻撃を受ける
・タツヤがトゥモローリサーチに寄ったところに負傷したタックが事務所に戻り、ユウリたちの危険を知らせる
第2プロットポイント
・タツヤが葛藤するも自分の心に従って行動を起こす
フェーズ3
・ユウリたちがリュウヤの理不尽な命令に反抗する
・ユウリたちの前にタツヤが駆けつけ、タイムロボを機能停止させている装置を破壊する
・ユウリがリュウヤからクロノチェンジャーを受け取り、タツヤがタイムレッドに変身し、ユウリたちもそれにならう
・タイムロボβからタイムロボαへ変形させ、Vレックス使ってGゾードの背後に回り込み、弱点を突く
・Gゾードが破壊される
・リュウヤが2001年に大消滅が起こることとユウリたちに帰還するよう告げる
・事務所に帰ったタツヤが父親が持ち直したこと聞く
・タツヤたちが森山ホナミを巻き込んで事務所でクリスマスパーティーを開く
Case File 45「終末! TRトゥモローリサーチ」
今回は大晦日の特別総集編。
OPが全部英語の特別バージョンになってるあたり早速特別感が漂っていますが、物語としてはトゥモローリサーチの面々がいままでの戦いや自分たちの歩みを振り返りながら大家から請求された家賃を返すために金策にあくせくする総集編だったので、特に葛藤や新しい展開などはなかったですね。
それにしても脱走したゲーマルク。ちゃんと生きてるんだろうか……(笑
ストーリーライン
フェーズ1
・タツヤたちが年末の大掃除をする
・ドモンが大掃除をほっぽり出して森山ホナミとデートをする
第1プロットポイント
・タツヤたちが大家から3ヶ月分の家賃を請求される
フェーズ2
・タツヤがユウリたちとの戦いを振り返る
・アヤセが金策のアテがあると言って事務所を出る
・デート中のドモンたちが出会いを回想する
・タツヤたちが売れるものを探す
・アヤセがオシリス症候群とそれにまつわるエピソードを回想する
・アヤセが年末の福引抽選に挑むが失敗に終わり、たまたま出会ったナオトに金を貸して欲しいと頼むが失敗する
・タツヤがロンダース囚人のカプセルを見て、これまでの戦いを思い出す
・タツヤたちがカプセルの一つが壊れていることに気づき、小さいままのゲーマルクが事務所内を暴れ回る
・ドモンがリュウヤの告げた2001年の大消滅について考える
第2プロットポイント
・タツヤたちがゲーマルクを捕まえるために奔走するが、ゲーマルクがロボターを人質にとり、脱走を図る
フェーズ3
・脱走しようとしたゲーマルクを帰ってきたドモンが踏み潰す
・ナオトが事務所を訪ねてきて、Vレックスの掃除を前金で頼まれる
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます