011−C――仮面ライダー電王 第21〜30話(特撮)
第21・22話「ケンカのリュウ儀/ハナせない未来」
今回はイマジンと電王との対決……、よりも良太郎と侑斗サイドの関係性の軋みを描いた回。
侑斗に嫉妬するリュウタロスが一悶着起こし、そこに巻き込まれる侑斗の姿が書かれていましたが、またそこに消えた自分の時間のことについて聞きたいハナの葛藤も入れ込んでくるのも見所です。代わりにイマジンサイドの話は割とシンプルというか簡素に作られていました。
それにしても、こうしてみるとタイトルネーミングがうますぎる(笑)。
ストーリーライン
フェーズ1
・オーナーが良太郎たちの前に現れた桜井侑斗が消えた桜井さんの若い頃の人物ではないかという推論を示す
・街を歩いていた桜井侑斗がデネブのお節介でお菓子売りを手伝うことになるが拒否し、デネブだけにやらせる
・良太郎とハナがリュウタロスが桜井侑斗に嫉妬していることを知る
・侑斗が愛理の店にやってくる
・デンライナーから降り、愛理の店にやってきた良太郎とハナが侑斗と鉢合わせるが侑斗がその場から立ち去る
第1プロットポイント
・リュウタロスが良太郎の体を乗っ取る
フェーズ2
・デネブが助けた菓子売りの店員がたまたまイマジンと契約してしまう
・桜井侑斗の前に現れたR良太郎がガンフォームに変身し、侑斗を銃撃する
・リュウタロスの暴走から侑斗を庇ったハナがケガをし、侑斗がやむなくゼロノスに変身する
・良太郎がリュウタロスから体の主導権を取り戻す
・ハナが消えたはずのゼロライナー復活について聞こうと侑斗に食い下がるが答える代わりにデネブの代わりに菓子売りをするよう取引を持ちかける
・イマジンが契約完了とみなして過去に飛ぼうとするが、内容を覚えていなかったため過去に飛べず、契約者を病院送りにする
・良太郎たちが病院に運ばれる契約者を目撃する
・一度デンライナーに戻った良太郎が暴走したリュウタロスをたしなめる
・ナオミと良太郎に手伝ってもらいながらハナが菓子を売り始める
・着ぐるみを被ったウラタロスとキンタロスが契約者を監視する
・契約者が契約を思い出し、イマジンが過去に飛ぶ
・契約者を監視していたウラタロスがチケットを良太郎に届ける
第2プロットポイント
・良太郎が電王ロッドフォームに変身。過去に飛ぶ
フェーズ3
・過去現れたイマジンの前に電王が現れ、戦闘になる
・分裂したイマジンを前にゼロノスが電王に加勢する
・電王とゼロノスがイマジンを倒す
第23・24話「王子降臨、頭が高い!/グッバイ王子のララバイ」
ジーク登場回。モモタロスたちに比べると登場は少ないものの鮮烈なキャラクター性を観客に突きつけてくるジークですが、部屋を完全に自分仕様にアレンジし、赤ちゃんを抱いているという初登場から強烈なインパクトがすごいです。
しかしそんなキャラクターゆえに物語が展開していく中で契約者が赤ん坊という特異さから生まれた不運にはなかなかなものがありますし、自らの消滅という運命と向き合いながらも赤ん坊と母親である栞を守る姿勢はとても胸打たれます。
ストーリーライン
フェーズ1
・デンライナーで動物の鳴き声がするという苦情から犬猫とともにイマジンのジークが赤ん坊とともにデンライナーに乗っていることが明かされる
・ジークが良太郎に取り憑く。
・説明を求めるハナたちに自分が赤ん坊の母親についたこと、いつのまにか眠りにつき気づけば赤ん坊の中にいたこと、トラックの荷台に置き去りにされていた赤ん坊とともに出てきたところをR良太郎に拾われたことを語る
・ハナたちが赤ん坊の母親探しに付き合うこととなる
・町でデネブの買い物に付き合っていた侑斗が未契約のイマジンにつけられる男、増田を見つけ尾行。イマジンが増田に取り付き願いを訊ねる場面を目撃する
・デンライナーを降りたW良太郎とハナが赤ん坊の母親探しを始め、ハナが情報を求めて愛理の店に向かい、W良太郎を待たせる
・W良太郎が思い出した記憶を頼りに一人で動き出す
・ハナが愛理の店で高山邸に辿り着く
・イマジンの動きを高山邸を張っていた侑斗とデネブの前にW良太郎が現れる
・W良太郎が警察官に囲まれ、面倒だと感じたジークが良太郎から離れる
第1プロットポイント
・イマジンが高山邸に侵入し、高山栞を連れ去る
フェーズ2
・侑斗とデネブが良太郎を警察官たちから逃し、ハナと合流する
・良太郎が電王ソードフォームに変身し、イマジンを追う
・イマジンと戦うが、瓦礫の下敷きになりそうになっていた高山栞を助けたことで逃してしまう
・駆けつけた警察に良太郎が捕まる
・デンライナーでハナたちと合流した侑斗とデネブがジークと顔を合わせたあとイマジンと契約者の情報を提供する
・取り調べを受ける良太郎をモモタロスたちが助ける
・ハナがジークに鉄拳制裁をし、ジークがハナを「姫」と慕うようになる
・ジークが赤ん坊を使って高山栞に良太郎が助けてくれたことを伝える
・高山栞の証言によって良太郎が釈放される
・良太郎が高山邸に案内され、高山栞にお礼を言われた直後、ジークが憑依し高山邸に居座る
第2プロットポイント
・契約者が赤ん坊だったせいで徐々に消え始めるジーク
フェーズ3
・高山栞をイマジンが襲い、W良太郎が電王ウイングフォームに変身し応戦するも力及ばず高山栞を連れ去られてしまう
・ジークが高山栞を救ってほしいを良太郎に告げ、良太郎が電王プラットフォームに変身して追う
・イマジンが契約成立として過去に飛び、電王も過去に飛ぶ
・過去にて電王がロッド、アックスフォームへと変身しながらイマジンを倒す
・消えかけるジークだが、良太郎が高山栞にチケットをかざしたことでジークの本当の契約者が高山栞であり「赤ちゃんが無事に生まれること」という契約をなしていたことが判明する
・ジークが高山栞の過去に飛び、消滅を免れる
第25・26話「クライマックスWジャンプ/神の路線へのチケット」
今回は良太郎が訳も分からず拉致されつつもイマジンが起こす事件に対処していく話でしたが、完全に映画と連動した回でもあり、いまの本編で映画の内容匂わせておくものの深くは語らない展開とは違ってがっつり本編に絡んできたので、ある意味新鮮でした。
しかし、その分イマジンとの絡みのエピソードが結構物語展開として葛藤や問題がシンプルすぎるところがありましたが、それぞれの時間から拉致され、イマジンに憑依された良太郎がどんな活躍を見せるのかなど、映画関連の展開で引き込まれるような形に持って行っていました。
ストーリーライン
フェーズ1
・寝ている良太郎がデネブと侑斗に拉致され、白亜紀に連れていかれウラタロスに憑依される
・目覚めて愛理に店に来た良太郎がハナにそのことを話し、ハナがデンライナーに戻る
・イマジンがとある男と契約する
・デンライナーに戻ったハナがウラタロスを問い詰めるが、本人に見に覚えがなくうやむやに終わる
・店にやってきた常連の三浦がケガをし、付き添いに出た愛理の代わりに良太郎が団体客のために店の飾り付けをする
・たまたま店にいた侑斗にデネブが憑依し、手伝うが途中から侑斗本人が手伝う
第1プロットポイント
・契約者の男が店にやってきて良太郎と侑斗がそれに気づく
フェーズ2
・男をつけた良太郎と侑斗の代わりにナオミとハナが店番をすることになる
・男が病院で入院中の妹を見舞うがそこにイマジンが現れ、男の願いが妹に星を見せることであることが明らかとなる
・良太郎と侑斗が駆けつけようとするがその最中に良太郎がデネブに拉致され、ゼロライナーに乗せられる
・ゼロライナーに乗せられた良太郎が夢の景色と同じ場所で降ろされ、ガオウライナーの復活を目撃する
・良太郎がキンタロスに憑依される
・イマジンの元に駆けつけた侑斗だが、良太郎がいなくなったことを知り、やむなくゼロノスに変身し、イマジンを倒す
・良太郎が行方不明になったことでハナたちが探す
・デネブの口からイマジンが分裂するタイプで片方がまだ生きていることが侑斗に伝えられる
・良太郎がデンライナーに帰還し、たまたま居合わせた侑斗を問い詰めるが誰も良太郎の言い分を理解できずに終わる
・病院に戻った侑斗が良太郎に現在の状況を伝える
第2プロットポイント
・イマジンが街を停電させ、妹に星を見せて、過去に飛ぶ
フェーズ3
・良太郎が電王に変身し、過去に飛ぶ
・侑斗の前にもう一人の侑斗が現れる
・過去でイマジンと電王が戦い、イマジンを倒す
・良太郎と侑斗が契約者とその妹をかつて桜井侑斗と愛理が一緒に星を見た希望ヶ丘に連れて行く
・再びゼロライナーが現れ、良太郎が拉致される
・ゼロライナーに乗っていた侑斗から自分たちは少し先の未来からやってきたこと、デンライナーがハイジャックされ、ハイジャック犯であるガオウが時を全て支配するガオウライナーを手に入れたことを語る
・ゼロライナーを降りた良太郎がリュウタロスに憑依され、他の時間から集められ、良太郎に憑依したウラタロスやキンタロスとともにガオウを倒しに向かう
第27・28話「ダイヤを乱す牙/ツキすぎ、ノリすぎ、変わりすぎ」
今回も前回と同じで映画と連動した回ですが、このエピソードは映画を見てから観るべきエピソードだと感じました。というのもこのエピソードでは27話のラストでデンライナーがハイジャックされそのまま劇場版に持ち込まれてから28話が劇場版後の話という話数構成になっているので、映画の内容を知らないといまいち話が薄いように感じると思いますし、ウラタロスたちが急に消える話にもついて行きづらいと思いました。
ストーリーライン
フェーズ1
・強盗犯たちが愛理の店に隠した宝石を取り戻しに来るがM良太郎によって阻まれる
・強盗犯の片割れにイマジンが取り付く
・強盗犯たちが再び店を襲いに来ないように侑斗やハナ、モモタロスたちが愛理の店に止まる
・強盗犯の片割れが現れ、U良太郎たちがそれを追う
・捉えた強盗犯から、もう一人がイマジンに取り憑かれ、大手の宝石店を襲おうとしていることを聞く
・U良太郎とハナがもう一人の強盗犯を追い、捕まえた男を侑斗に任せる
・侑斗が捕まえた男もイマジンに憑かれていることを知る
・侑斗の前に捕まえた男についていたイマジンが現れ、戦闘になる
・デンライナーが過去に飛んだイマジンを追って過去へ行く
第1プロットポイント
・過去で電王がイマジンを倒すが、同時にデンライナーがガオウに乗っ取られる
フェーズ2
・侑斗たちがゼロライナーで過去に飛ぶ
・劇場版へ
・劇場版後、2007年に戻ってきた良太郎たちがもう一人に取り憑いたイマジンが野放しであることを思い出す
・イマジンが男の望みを叶えるために宝石を持っている人間を手当たり次第に襲い出す
・現れたイマジンに良太郎が電王に変身し、戦うがウラタロスとキンタロスが良太郎につけない状態となっていることに気づく
・ウラタロス、キンタロス、リュウタロスが自身の存在が消えかかっていることに気づく
・電王ソードフォームがイマジンを倒そうとするが逃げられる
・オーナーの口からウラタロスたちが消えかかっている理由を良太郎が聞かされる
・良太郎がハナにウラタロスたちへの思いを吐露する
第2プロットポイント
・ウラタロスたちが消え、残った砂から良太郎がケータロスが生成される
フェーズ3
・イマジンが契約者に望みを叶え、過去に飛ぶ
・良太郎がデンライナーで過去に飛び、電王ソードフォームに変身する
・戦闘中にケータロスにウラタロスたちの着信がかかってくる
・電王がケータロスによってクライマックスフォームに進化し、イマジンを倒す
・いつも通りの日常がデンライナーに戻る
第29・30話「ラッキー・ホラー・ショー/奥さん花火どう?」
今回は一話完結のエピソードかと思いきやデネブと侑斗にスポットを当てたデネブ回。ゼロノスカードが残り二枚という切実な状況の中で自分のせいで無駄にカードを消費させてしまったことに責任を感じるデネブを主軸に物語が展開していきます。
いつもよりもコメディ色強めで、良太郎の無駄に熱いクライマックスフォーム推しに付き合わされる形で、モモタロスが自然とボケをかましたり、侑斗がゼロノスカードを使わされる理由も非常にしょうもない勘違いという泣けてくるものでした。その分見やすい回といえば見やすかったですが、物語を真剣に追っている人からすると、ちょっと退屈さを覚えるかもしれません。
ストーリーライン
フェーズ1
・モモタロスたちが一斉に良太郎の体に入ろうとするが失敗する
・町内会の肝試し大会が催され、愛理とのお茶会が特典として付与される
・良太郎がモモタロスたちの心を一つにしようと大会で優勝すれば体を1日ずつ使っていいと言う
・肝試し大会が始まり、良太郎にハナ、デネブ、そしてイマジンの契約者が参加する
・良太郎がモモタロスたちともに会場内を進むが失格になってしまう
・イマジンの契約者が会場内に入り、モモタロスがそれを感知し、良太郎が再び会場内に入る
・良太郎が会場にいたデネブと鉢合わせ、デネブが侑斗にそれを報告。その際にデネブの悲鳴を聞いた侑斗がゼロノスに変身する
・イマジンが過去に飛ぶ
・良太郎がイマジンの契約者を見つけ、契約内容が「かつて会場内に隠した死体が見つからないようにしてほしい」というものだと知る
・良太郎が電王プラットフォームに変身し、デンライナーで過去に飛ぶ
第1プロットポイント
・ゼロノスがデネブの元に駆けつけるがカードを無駄に使わされたことに気づいて怒る
フェーズ2
・過去で暴れるイマジンの元にプラットフォームが現れ、クライマックスフォームに変身する
・クライマックスフォームがイマジンを倒す
・良太郎がイマジンの契約者が殺した男性が肝試し大会を企画した町内会長であると知る
・肝試し大会そのものがイマジンの契約者をあぶり出すための町内会長の策略だったことが明かされる
・デネブが侑斗の元を去る
・良太郎と愛理がケンカをし、店を出た良太郎がデネブと出会い、契約を持ちかけられる
・デネブからゼロノスのカードが残り一枚であることを良太郎が聞く
・花火師の男と契約し、イマジンが実体化する
・イマジンを感じ取ったモモタロスが良太郎に憑依し、電王ソードフォームに変身する
・電王がイマジンと戦うがデネブの誤射によって取り逃がしてしまう
・良太郎が花火師の男からイマジンとの契約内容が「別れた妻と子供に花火を見せたい」というものだと知る
・イマジンがまったく関係のない女性を攻撃する
・良太郎たちが花火師の男を会場である河川敷まで運ぶがイマジンに男を連れ去られてしまう
・良太郎とモモタロスに促されるようにデネブが侑斗の元に戻る
・イマジンが過去に飛ぶ
・あとを追ってきた良太郎が男にチケットをかざし、電王ソードフォームに変身し、過去に飛ぶ
第2プロットポイント
・デネブが侑斗に謝罪し、侑斗が最後のゼロノスカードを川に捨て、「これくらいのことだから気にしなくていい」と告げる
フェーズ3
・過去で電王がイマジンと戦う
・電王がクライマックスフォームに変身し、イマジンを倒す
・花火師の男が作った花火が打ち上げられ、直後妻と息子に再会する
・良太郎と愛理が仲直りする
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