第2話

16歳の願い事は…お花を育てること


庭にお花を植えた。

毎日お水をあげて、育てることは意外と大変だった。

でも、

太陽が照らしてくれること、

雨が降ること、

今まで感じたことのなかった、当たり前のことが大切に思えた


何故か、優しい気持ちになれた




17歳の願い事は…友達とたくさん出掛けること


仲良しの何人かの友達は皆とっても明るくて、一緒にいるだけで楽しかった。

けど、学校以外の場所で会うことが増えると、思いがぶつかったりすることもあった

気まずくなって...仲直りして...

そうしてるうちに、前よりずっとずっと、楽しくなってきた


ママからの手紙に書いてあることを私はきっちりと続けた


そして、

18歳のお誕生日

愛美、好きな人出来た?

もう、お年頃だから、今までも好きな人はいたんでしょうね。

でも、きっと、愛美のことだから、ちゃんと思いを伝えられなかったんじゃない?

今年は自分の気持ちに素直になってね



ママ、どうしてわかるんだろう。


いっつも、優しく笑ってくれて、私が落ち込んでるとどうしたぁ?って聞いてくれる。


仲間の中で

気がつくと彼だけを見てた


大好きな人...

遼くんに好きって言えずにいた

ちゃんと、伝えなきゃ…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る