2018.10.26.ゾンビ



ゾンビが世の中を荒らして幾月かが経っていた。


私はある小さなコミューン(共同体)の、中堅リーダーの一人として暮らしていた。


オッサンおばさんとか、女の子とか、キッズたちもたくさんいた。

わりと、キッズが多めのコミューンだったのでは、とも思う。


まぁ、私とか、同居人Aもいたかもしんないな——とかの若い連中で、たまに町にクエスト行ったりして、食糧や資材を得て、そんで平和っぽい暮らしをしていた。


たまに、ゾンビの襲撃がある。

いつもまぁなんとなくしのいでいたのだけど、その時は違った。


公園みたいな外で闘っていた。


人が抱えられないぐらいの、たるんだ球体のクリーチャーがいた。

クリーム色で、一箇所だけほんのりと赤みがさしている箇所があった。


バシバシと、棒切れだとかで攻撃していた。

なんかおかしいと私は思った。


「攻撃しないほうがいい!」


といったときには遅かった。


若者の1人がバシッと最後にたたくと、

丸いそいつはバンっとはじけた。


液体とも塵とも言えないものがあたりに飛び散った。


それに触れた人たちは、そこから蝕まれていった。

皮膚がただれて、苦しみながらゾンビへと変化していく。


戦力が覆された。

私とAとかは、公園を捨て、住居スペースへと急いだ。


そこにも丸いやつはいた。

ぼよぼよと、動きの遅いそいつを、あまり闘いが得意じゃないメンバーが攻撃している。


「だめだよ!」

と言うけれど、やはり遅かった。


毒の飛沫が飛ぶ。


もうだめだ。


たぶん、特別仲のいい奴らだけで、私は逃げた。




——————


もっとたくさんシーンがあった気がするけど忘れた。

今朝もなんか、見たのになぁ。






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