余章 ‐ 始まりの終わり
〜金鯱の呟影~
白い手を
遠目では
「……これは、ほんの始まり。無意識でしか分からないでしょうけど、あなたは気付いている。
「あなたはまだ知らない。これから立ちはだかり続ける困難を。だけど、大丈夫。あなた達は、ちゃんと乗り越えられるから。……絶望に負けないで」
陽が沈み、
「いつかまた、あなたと会える日を楽しみにしているわ。フレア、トモナ」
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