第91話 津駅の現物を確認してみる。

 そして私達3人はコーヒーで話し終えた後、それぞれの代金を支払ってこれから私達は津駅周辺の実物を確認する事にした。

 そして津駅の北側改札に到着して、これから秋水と所長さんでしっかりと津駅について話そうと思った。


「で、秋水。津駅を改めてみると近鉄とJRが非常に密接していてどちらも島式2面4線の駅になっているようだな。」


「あぁ、そうだね。県都の顔として整備した結果がこのような状況を生まれたのだから、やはり津駅の現物を見て非常に納得できますね。」


 彼も駅の様子をしっかりと関節している影響からか県都の駅をしっかりと高架化している状況を見て、私は駅の変化を知ると交通の変化は非常に大きいと感じた。

 そして、高架化や路線改良などによって人の流れが大きく変わる事は間違いない事実だと改めて感じた。

 それは鉄道でも道路でも同じで有り、圏央道が車の流れを大きく変えたのは又、事実だし、東武野田線もやはり変化が起きたのは事実だと実感した。


 だから私は交通の変化によって、人の流れを大きく変えている事実があると実感し、それらを基に考えてみた。

 更に、私はもう少し観察して、津駅の変化がどこまで来ているのか非常に気になっていた。

 だから私は秋水や所長さんに津駅の問題についてしっかりと話そうと思ったのでこれから彼らに駅の構造についての説明をしようと思った。


「で、津駅をしっかりと見ると駅舎構内で乗り換え改札があり、南と北側通路で2つに分かれている事から非常に分かりやすい駅構造なら、乗り換えも非常に容易だと思ったね。」


「そうでしょ。美咲さん。やはり駅の構造や線路の状況が変わると人の流れが大きく変わりますから、それが良く実感できるでしょう。」


 確かに、その通りで人の流れを変える事には交通の変化は間違いなく大きな要因なのは改めて感じた。

 JRが単線時代ではそこまででなかったが、複線化などされたらJRの改札にお大きく集まる事を考えるとそれが納得できる。

 だから私は所長さんの事を考えながら、それについて彼に聞いてみようと思った。


「で、所長さん。やはり、駅の構造の変化が起きた事が人の流れを変える。確か、交通インフラの影響で人の流れが大きく変わるのは確かだと思いました。」


「成程。で、美咲さんは普段からバイクを走っているから交通網に変化が起きると流れが変わるのは非常に納得行くものがありますね。」


 私がバイクでそれを観察している事は所長さんも知っているようで何よりだ。

 だから、所長さんが私の話をしっかりと聞いているのも私自身がバイクや鉄道などを利用して交通網によって大きな変化を良く知っているからだと感じた。

 ゆえに、この変化について私が知っている状況を所長さんは薄々と感じる事が出来た理解できた私はこの変化に対してしっかりと理解するきっかけを持とうと思った。


 そして南改札口から北口改札口に移動した私達はこれから北口改札口から津駅の流れの変化についてしっかりと勉強するきっかけを持って3人であの分岐の件について話した。


「で、あの分岐は大阪方面と名古屋方面を分岐する構造だけど、非常に分かりやすい構造になっているよな。」


「あぁ、その通りだ。確か、大阪方面と名古屋方面に分かれる分岐だし、以前は伊勢鉄道だった区間も島式2面4線化と同時にJRと両方の複線電化も行われたから松阪駅で折り返す列車もありながらここから亀山方面は伊勢市駅へ向かう普通列車も多く設定されているようです。」


「成程。つまり、名古屋方面の普通列車は亀山方面や松阪駅で折り返しながら亀山発着の列車を参宮線にもって行く方法があるのですね。」


「その通りだ。美咲さん。やっぱり、貴方はバイクの運転をしているから非常にその知識に対してはよくわかるね。」


「所長さん。よくご存知で、ありがとうございます。」


 所長さんと話しているだけで非常に良い勉強になった私達はこの亀山発着の列車を使って大きな変化が起きている状況があると思いながら鉄道などの交通インフラの変化は人の流れが大きく変わるものだと思いつつ、議論を続けた。


 そして駅に再び戻った後、高架下の店が大きく増えている事が分かり、他にも駐輪場が以前より大幅に増えている事を考えるとやはり高架化によって自転車の駐輪がはるかにしやすくなった事が利便性を大きく変える要因だと改めて感じ取れた。

 そう思いながら、この大きな変化を持ちながら、私はこれから他の場所を調べて、他に変化した場所を探してみた。


「秋水。確か、JRの新幹線予約券や近鉄の予約券の販売する場所がそれぞれあるね。」


「あぁ、津駅が大きな変化を起こした事で、更にこの変化が起きているのは確かだ。そして津駅以北は名古屋に向かう区間快速や普通列車も多くある。だから、津駅が1つの拠点になったのも高架駅の影響が非常に大きいかと。」


「成程ね。利用者も特にJRが1万人を超える状況になったのはJRの利便性が増して利用者が多く増えた事が影響しているかもしれんな。」


 秋水の言う通り、この特急券や新幹線乗車券を販売する窓口が広くなって1つの拠点として構成されている状況も又、両者を増やしているのだと強く思った。

 又、お土産横丁も多く、それがJRと近鉄の利便性を多く生み、駅弁の販売所までしっかりとある事を考えるとこういう面でも非常に大きな変化だと改めて思った。

 なので、津駅を改めて調べると駐輪場の充実だけでなくお土産などの充実さが明らかになり、高架下の活用をする行動が更に増えるのも非常に納得がゆくものを感じた。


 ましてやJRと近鉄が共有する地域なので複線電化と島式2面4線化により広くなった駅構内は非常に良い休憩所として活用できると思うと以前よりもはるかに利便性が増したと実感できた。

 そう思いながら、私達は引き続き、津駅の様子をしっかりと調べてそれをレポートしておこうと思った。

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