第92話 津駅の変化。

 私達はこれから津駅の問題点について考えながらこの変化についてしっかりと議論している最中だった。

 そして所長さんに津駅について非常に気になる部分があるのでそれについて質問しようと思っていた。


「で、所長さん。津駅の改札は高架駅になった影響でJRと近鉄がそれぞれ2つになった上、乗り換え改札が出来た影響で人が多く集まっているのは偶然だろうか?」


 私は改札について疑問があったのでそれについて所長さんに質問しようと思った。

 そして、彼がここまで真実をいうのか判らない状況の中、この件についてしっかりと彼から聞き出そうと思った。

 すると、所長さんが津駅の変化について私と秋水に非常に語りたかった影響からか、私達の前に顔をみけて話す準備をしていた。


「成程。では、美咲さん。秋水。これから君達に津駅について話してあげよう。」


「はっ。はい。」


「はい。それで津駅はどんな変化が起きたのか私は知りたいです。」


「成程。そういう事だな。」


 私と秋水の熱意によって所長さんを動かし、彼はその件についてしっかりと話す準備をした。


「では、津駅は高架化によりなぜ、ここまで変化したのか。それは関西本線や伊勢線などの三重県の鉄道を大幅に強化された影響で伊勢鉄道のJR化や近鉄とJRの利便性が向上したからに他ならない。そして近鉄も高架化して島式2面4線化した影響で緩急接続が可能になったから、当然ながら利用者が多く来たのは当然だ。」


 私はその言葉を聞いてやはり高架化と島式2面4線がJRと近鉄両方で行われたからこそこういう状況が大きく生まれたのだと実感した。

 だから、利用者が増えたし、津新町駅もJRが複線化と同時に利用者が増えたから当然なのだと実感できた。

 だから私はそれについてしっかりと話そうと思ったので、所長さんにそれについてもっと議論したいと思った。


「成程。つまり、近鉄やJRの利用者が大幅に増えたのは当然ながら利用者が大幅に増加してきたのが要因だといいたいんだな。」


「勿論だ。だから、鉄道の改良によって以前は地方都市の駅間満載だった津駅も県都の駅に相応しい状況になる為に互いに島式2面4線の高架駅になった事が非常に大きな変化して利用者が増えたからな。」


「成程。交通の変化によって人の流れが変わる話は前から聞いていたが、それでもこういう話を聞いていると非常に興味深い内容で中々面白い気がするのは当然だな。」


「あぁ、そうだな。美咲さん。」


 所長さんが交通の変化で人の流れが変わる事を語ると彼も非常に納得する態度を示したので皆が全会一致なのに驚いた。

 当然ながら、交通の流れを変わる事により人の流れが非常に大きな変化を起こすのは前から聞いていた。

 しかし、それを実現する事でそこまで大きな変化が起きてしまうと私も頭で考えてしまう。

 でも、所長さんの言う通り、交通の流れの変化で関西本線や草津線が速達化され、利便性が大きく向上した事は間違いなく流れを変えたと実感した。


 そして、草津線と関西本線の複線化によって滋賀県⇔三重県の流れが構築された事で今まで遠かった伊勢志摩の旅行が大阪駅や姫路駅からでも利便性が向上された事でこの変化は非常に感慨深いものだと理解した。

 すると、秋水が駅の列車案内板を見て何か変化があると思い、私や所長さんの目を見た。


「で、列車にも大きな変化が来ているね。」


「秋水。あんたは列車の変化にも大きな変化があると思っているんだな。」


「あぁ、その通りだ。交通の流れを変えれば人の流れが大きく変わる。だから、草津線が幹線になった事で滋賀から三重へ向かう特急などが多く来たと感じる。」


「そうなんだ。でも、そう言われるとなかなか面白いものを考えてしまうから猶更、その思考は面白い。」


 秋水の言う通り、草津線が幹線になったことで滋賀から三重へのアクセスが非常に向上された事は非常に大きい。

 同時に草津駅~名古屋駅の流れに関西本線経由が出来た事で貨物列車の路盤が大きく向上された事は間違いないと改めて実感した。

 そう感じると草津線の変化が三重から滋賀へアクセスを向上されることで確かに人の流れを大きく変えたのは間違いないと実感できた。


 その影響で新名神の利便性が大きく向上し、この影響で関西本線経由は新名神方面の利用者を取り込む要因になったので正に本来の東海道線経路を確立できたのだと感じた。

 そして津駅を調べていると赤福などを販売する店もさながら伊勢志摩売店や生活などを販売する店が多くある事に驚いた。


「で、駅を見るとやっぱり人の流れが大きく変わった影響からか、やはり利用者がこちらに流れている状況があると私は感じるのは偶然じゃないと思う気がする。」


「だな。寧ろ、そういう状況があるからこそ、津駅は利用者が増えたのだと思うんだ。」


「成程ね。」


 3人で調べながら話しているうちに、津駅の変化がここまで来ているのだと思うと人の流れは交通によって変える事は間違いないと実感した。

 そして私達は津駅を調べ終え、これから駅で解散し、明日の仕事の件について話しておこうと思っていた。


「明日は津駅の電気工事と分岐器メンテナンス工事をすれば良いからそれで良いかと。」


「あぁ、そうだな。そうすることで迅速に調べられるし、非常に良い考えが持てるから猶更だと感じるけどな。」


 所長さんと私はしっかりと会議を行い、明日の予定をしっかりとやる事で翌日の工事をしっかり行いたいと思った。

 そして明日からの工事を始める為に、私は秋水と共にドーミーイン津に戻り、2人で津駅の件で会議する事にした。

 当然、私の部屋に戻りながらこれから2人で津駅の様子についてしっかりと考える行動を起こし、そして今回は夜間はない事を実感した上で、それについても議論する事にした。

 津駅の勉強をするとここまで面白い状況になると思うとそれだけで非常にわくわくしてきたから猶更だと…。

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