第17話 奈良を楽しむ。
奈良に到着した私は国道24号を経由しながらJR奈良駅へひたすら進んだ。
近鉄奈良駅とは違い、JR奈良駅は解りやすい場所にあり、非常に移動が楽だとわかっていた。
だから、そこまで私は走る事で十分に貢献しようと思った。
それからJR奈良駅西口にあるシルキア奈良の地下駐車場に到着した私はこれから地上に上がってJR奈良駅の様子を見る事した。
そしてJR奈良駅を見た私はその様子を見て非常に風格のある効果駅で非常に楽だった。
―――凄い。奈良駅は木の柱で支えられているんだ。中身は何なのか非常に気になるが、凄く良いな。
私はこの柱が木で支えられ得ている様子を見ると凄く凄いなと感じた。
「嬢ちゃん。この柱の何か知った上で、それを思っておるんか?」
「私に何か話したい事でもあるのか?」
「えぇ。この柱は表面こそ、木で覆われとるが、中身はコンクリートやねん。」
「えぇ。この柱がコンクリートだと知らなかった。」
「せやねん。木で構成されたら倒れておるねん。」
「だな。」
私はその話を聞いて凄いと思ったのが一瞬で中身が分かったせいか非常に落胆した。
でも。鉄道の高架橋は確かに気では簡単に倒壊する事を考えるとコンクリートが中身になければ非常に危ないのも何となく理解したように思った。
そして、私はそれからビエラ奈良の2階に入り、柿の葉寿司と喜久屋書店に向かった。
因みに駅周辺には外国人観光客が多いが、これは近鉄では外国人観光客が対象となるジャパン・レール・パスの対象外になる事が主な理由だ。
故にJR奈良線の全線複線化も実はジャパン・レール・パスの対象なのに単線で京都まで時間がかかるのを防ぐ上でも実は必要な政策なのだと私は感じた。
公共交通機関の重要性は既に私もわかる。
それはモーダルシフトの点でも安全面の点でも自動車や自転車から公共交通に切り替えた方が非常に良い事かが生まれたからだ。
それ故に私はそれを理解しつつ、これから奈良駅の街を巡る事にした。
そして三条通に入った私はこれから奈良の町を巡り始めた。
実は奈良の観光地へ早く行くにはJRではなく近鉄でゆけば早く行ける事を実は知っている上、観光地からも近い。
しかも奈良駅で利用者が一番、多いのは近鉄奈良駅である事もその証左だ。
それ故に、外国人観光客によっては奈良公園がどこにあるのかわからない状況で途方に暮れる状況がいつまでも続くとなるというジレンマがあるのは当然だと感じた。
でも、三条通を東へ行けば意外と興福寺まで行けるルートなのだと感じた。
そして途中にある店は結構、酒屋さんや柿の葉寿司の専門店、奈良漬けの沢庵を販売している店が多いだけでなく、チェーン店も多く存在している。
チェーン店が多いのはこの街を巡る際には大きなマイナスだが、やはり三条通は凄く巡りのある町だと思うと非常に嬉しいと思った。
それから三条通を東へ行き、これから東大寺に入った私はJR奈良駅から東大寺まで非常に歩く距離で疲れた。
「嬢ちゃん。なんやかんだ疲れとるんかい?」
「あぁ、疲れている。私だってアホみたいに歩いたから非常に疲れているんだ。しかも、さっきは名古屋で電気工事していたし。」
「そうかい。けど、もう少しで北へ行けば東大寺やから自力で歩かんといかんで。」
「ありがとう。」
どうやら話し方からして奈良の人よりは大阪の人みたいな印象を受けた。
奈良や滋賀は京都や大阪に通勤する人が非常に多く、療法減の言葉が入り混じる事も暫しある。
しかし、大阪には泉州、北摂、南北河内で方言が異なるし、京都も市内と南部、北部で異なる。
つまり方言でどこの出身なのかよくわかるそうだ。
河内弁といわれるのは一般的には枚方などの河内北部の事を表す。
すなわち、京阪沿線だ。
北摂は他の地域の人間も入りこんでいるので必然的に他の関西弁とは少し発音が異なる事は確かだ。
因みに北摂の場合は神戸の発音に近いといわれるし、元は摂津国だから阪神間と大阪北部がまさにそれに該当するといえよう。
そう私は思いながらへとへとになりながら東大寺まで歩いて、奈良の大仏を確認した。
私は牛久大仏や鎌倉大仏は見たことがあるが、奈良の台無事はそれらと異なり外気にさらさらない為か綺麗な状態で保存されている。
その様子を見た私は少しだけ元気をもらい、これから柿の葉寿司を一部購入し、喜久屋書店で奈良に関連する資料と本を購入し、これで重要な情報を探り終えたらこれから私は奈良線を見る準備をした。
JR奈良線は国道24号を北上ししながら走り、これから平城山駅に到着した。
噂によるとここは快速と普通列者のみの停車となっている。
大和路快速とみやこ路快速はJR奈良線の全線複線化により統合され、日中は京都~大阪環状線経由で大阪駅行きに代わり利便性が上がった。
といっても全区間を乗車する客は少なく寧ろ、途中駅から奈良や天王寺へ向かう客が中心になっている事は既にわかっていたので驚かなかった。
それから国道24号を北上し、京都府に入り木津駅まで急行した。
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