17.G宝箱を見つける
「ふ~む、前の階層と見た目は変わらんのぉ。」
我のやることは変わらん巨人どもを倒すためにLVをあげ進化をし続けるのじゃ。
さて≪超脳力≫を使って魔物を探すぞ。
フムフム。
こっちにビックバットの反応があるぞ。
カサカサカサカサ。
フフフ、見つけたぞ。
また我の攻撃が避けられるんじゃないかと思っておるのじゃろ?
我の聡明な頭脳で対策は練っておる。
アヤツはきっと音波感知で炎の黒鳥ファイヤバードを感知して避けておると看破しておるのじゃ。
そこで我は今までの経験を元に考えたのじゃ。
炎の黒鳥ファイヤバードと炎の黒鳥ファイヤバードが合わさって炎の大黒鳥ファイヤビックバードになったのじゃ。
魔法と魔法を合わせることは可能ということじゃ。
ならば魔法とスキルも可能なはずだ。
炎の黒鳥ファイヤバードに≪隠密≫をかければ我がビックバッドに気づかれないように炎の黒鳥ファイヤバードにも気づかないはずじゃ!
名付けて隠密ステルス炎の黒鳥ファイヤバードじゃ。
我のネーミングセンスもなかなかじゃな
**********
ピコーン
称号≪残念なセンス≫を獲得できませんでした。
称号≪暗殺者≫を獲得しました。
スキル≪暗殺≫を獲得しました。
≪適応≫の効果で≪スキル拡張≫を獲得しました。
・暗殺
相手に気づかれずに攻撃すると必ずクティカルになる。
・スキル拡張
スキルの対象を広げる。
**********
・・・・・。
獲得できなかったのは我に情けをかけておるのか!
ぬおぉぉぉ!
見ておれ!
行け!隠密ステルス炎の黒鳥ファイヤバード!
『ボワァァァン!』
「キキ~。」
見よ!
全く反応することなく死に絶えたぞ!
我の頭脳をもってすればビックバードを倒すなど容易いものよ!
ふぁ~はっはっはっは~。
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ピコーン
≪適応≫の効果で高笑いLV1を獲得しました。
・高笑い
高笑いが遠くまで届く。
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・・・・・・。
さて次の魔物をさがすのじゃ。
一刻も早く進化をして巨人共との差を埋めんといけんぞ。
カサカサカサ~。
この階層には特に目新しい魔物はおらんかったぞ。
ゴブリン・スライム・ビックバッドばかりじゃ。
修行のためとは言っても同じ魔物を30匹以上倒すとさすがに飽きてくるのぉ~。
もうすぐこの階層のマッピングも終わるから次の階層に期待するのじゃ。
この空間が最後じゃな。
魔物もおらんしこの階層もコンプリートじゃ。
ふむ、中央に何かあるぞ。
カサカサカサ。
この赤と黄色の四角い物体はなんじゃ?
困ったときの鑑定じゃ!
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・宝箱
どこからどう見ても宝箱。わざわざ鑑定する人の気が知れない。
性能
破壊不可
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ものすごく悪意を感じる説明じゃの。
しか~し、我は人ではなくGだから関係ないぞ!
完全な論理じゃ。
しかし、どうやって開けるかのぉ~。
サイズが我に取っては大きすぎる。
忌々しいことに巨人専用と言っても良いサイズじゃな。
何とか中身を我の物にしたいぞ。
最悪小型巨人共の手に渡らないようにすべきじゃな。
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