第543話

 慌ててフォックスが便器の前に立った。


「やッべェ~ーよ……

 漏れちゃうゥ… 漏れちゃうゥ…」

 フォックスは叫びながら用を足した。


「くゥ…😔💦💦💦」

 小さく呻いたピンクは僕の胸に頭を押しつけた。彼女には酷だ。


 『ザァ~ーー』

 すぐに派手な水洗トイレの流れる音が用を足す音を掻き消した。


「……😒💦💦💦」

 ボクらのやり取りに不審な目を向けながらもリオら刑事もようやく重い腰を上げた。

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