第392話 『パラダイス ゲート』

 クラブ『パラダイス ゲート』は地下の二階にあった。

 重いドアを開けると耳をつんざくようなラップが流れてきた。


 まだ昼間だと言うのに店内は、熱気に溢れにぎやかだ。

 身体じゅうに、タトゥやピアスをした若い男女ばかりだ。

 

 場違いなボクをジロジロと興味深そうに見ていた。

 かなり違和感を感じた。


 店の奥へ歩を進めると肌もあらわなピンク色のツインテールをした美少女が寄ってきて抱きついた。


「キャー😆🎶✨ 天司ヒロシ君ゥ~💕😘✨💕」

 頬にキスをしてきた。

 

 

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る