第391話 マチルダ

「私よ……そう、ルナ! 今、彼……

 『パラダイス ゲート』へ向かったわ!!」

 と【何者か】に連絡を取った。

 町田ルナの双眸そうぼうが妖しく煌めいた。


 ボクは、そんな事とは知らず、クラブ『パラダイス ゲート』へ車を急がせた。



 夏の日差しは、まだ弱まる気配はなかった。


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