第393話 ピンク

 濃厚な香水の匂いに目がくらんだ。

「よォ…、馬場ってヤツを知らないか!?」

 辺りを見回すが、真島の姿も見当たらない。


「え、ババァ~……!?」

 ピンクのツインテールの美少女はムッとして口をとがらせた。

「誰がババァ~よ❗」

 柔らかなオッパイをボクの二の腕に押しつけてきた。


「いや、そのババァ~じゃねェ~よ!

 ジョーカーって、名乗ってるらしい!!」


「へェ~……!? ジョーカー!!」

 ガムをクチャクチャ噛んでいた。

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