第363話 最期の【切り札】

「あ、あの…、『ブルーローズ』の事は極秘に……」


「あァ~、わ、解っている!」

 何度も頷いた。

「『ブルーローズ』は、あの人にとって、最期の【切り札】だ!」


「え…、最期の……」


「ああ……」微笑んだが、突然、

「う…!! ま、まさか……」

 真神 天司ヒロシはベッドから飛び起きた。

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