第209話 不審な男

 不審な男は、空き巣泥棒のように用心深く侵入してきた。

 ミシミシと徐々に不審者が接近してきた。

 不意をついてボクは部屋のドアを開け放った。


「わァ~ー!!」

 不審な男は、ビックリして悲鳴を上げた。

 すかさずボクは部屋を飛び出し、不審者に中段回し蹴りを見舞った。

「このォ~~!!」


「ウッ!!」

 だが、不審者もかなりの腕前だ。咄嗟に、ヒジで蹴りをブロックし、逆に殴りかかってきた。

 

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