第208話 侵入者

 本物のブラディ ジョーカーだろうか。

 ボクは彼女の耳許に、

『マ、舞美マイマイ……

 隠れていて……!!』

 と小声でささやき玄関の方をうかがった。

 ガチャッとカギが開き、ゆっくりと何者かが侵入してきた。


「ゴクッ」と咽喉のどが鳴ってしまった。


 侵入してきたのは、若い男性のようだ。


 グレイのパーカーのフードをかぶって、眼鏡にマスクをした正体不明の男だ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る