第207話

「ちょっと待って!!」

「え……!?」

 ボクは待ったなしの状態なのに……


「しィー……!!」

 舞美は唇に指を当てた。


「玄関から誰か、入って来るわ!!」

「え……」

 耳をすますと確かに玄関でガチャガチャッとピッキングでもしてるような音がした。

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